Innergie C3 Duo レビュー/最小・最軽量ながらUSB-Cを2ポート備え、プラグが折り畳める小型USB充電器
Innergie C3 Duo レビュー/最小・最軽量ながらUSB-Cを2ポート備え、プラグが折り畳める小型USB充電器
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スマホやタブレット、ノートPCなど、様々なデバイスを充電する時に必要なのが「USB充電器」。

そんな「USB充電器」の中でも、複数USBポートがあるものが、使い勝手が良くオススメです。

USB充電器には様々な種類があり、それぞれ出力も異なるので、どれを選んで良いのか迷ってしまいますが、『MacBook Air』の様な比較的小型のノートパソコンや、タブレットを高速に充電したいなら「30W」くらいの出力が出来る充電器がオススメ。

そこで今回は、最大出力が30WでUSB-Cを2ポート備え、クラス最小・最軽量を実現。更にプラグが折り畳めて持ち運びにも便利と、USB充電器に欲しかったものがギュッと詰まったUSB充電器『Innergie C3 Duo』を使ってみましたので、開封の様子や実際の給電能力などを詳しくレビューしていきます。

Innergie
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本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。

Innergie C3 Duoとは?

innergie c3 duo a
出典:Amazon.co.jp

『Innergie C3 Duo』は、USB-Cを2ポート備え、最大30Wまでの出力が可能なUSB充電器です。

最大の特徴は、手でつまめる大きさを実現しながら、USB-Cが2ポートある点。これにより、タブレットとスマートフォン、またはスマホとイヤホンの様に2つのデバイスを同時に充電することが可能です。

Innergie(イナジー)について

Innergie(イナジー)とは、台湾に本社がある「デルタ電子(Delta Electronics )」のブランド。デルタ電子は設立50年以上の歴史を持つ、世界No.1電源メーカーで、一般向け製品から、産業用電子部品など様々な分野で多くの実績を積み上げています。

スペック

Innergie C3 Duo
入力100-240V / 50-60Hz
出力5V/3A、9V/3A、12V/2.5A、15V/2A、20V/1.5A
PPS 5V-11V/3A
最大出力30W(2ポート同時使用時は最大出力24W)
USBポートUSB-C×2
サイズ幅42.8×高さ30.4×奥行45.6mm
重量70.5g
価格3,090円(税込)

Innergie C3 Duo』のスペックは上記の通り。

USB-Cポートは2ポートあり、単ポートで使用した場合、最大30Wの出力が出来ますが、2ポート同時に使用した場合、1ポートあたり最大15W、2ポート合計で24Wまでの出力に抑えられる点は注意が必要です。

パッケージの内容

それでは『Innergie C3 Duo』を開封して、本体を見ていきます。

パッケージはこのようなデザイン。

「One For All」という文字が見えますが、この「One For Allシリーズ」は「充電器は一つで十分」というコンセプトで、様々なデバイスを「充電器一つで全部充電出来る」という便利さを追求した製品との事。

パッケージ背面や側面には、製品の特徴および仕様などが記載されています。

Innergie C3 Duoの付属品類

パッケージ内容は「Innergie C3 Duo本体」と「取扱説明書」のみのシンプルなものです。

Innergie C3 Duoの取扱説明書

取扱説明書は、多言語対応されており、日本語での記載もしっかりあります。

本体外観・サイズ感

『Innergie C3 Duo』本体のデザインやサイズ感などを見ていきます。

Innergie C3 Duo本体

本体の表面はツルツルとした光沢のある質感。色や装飾が無く、真っ白なので非常にクリーンなデザインとなっています。

この製品の様に光沢のある白は、Appleの純正充電器でも採用されており高級感がありますが、反面キズが目立ちやすい、ホコリが付きやすいなどのデメリットもあるので、個人的にはマットな質感の方が好みだったりします。

Innergie C3 Duoはロゴが控えめ

ちょっと分かりづらいですが、実は中央にロゴが入っています。

USB充電器って目立つようにロゴが入っている事が多いのですが、ここまでロゴが控えめな製品は珍しいです。

シンプルなデザインが好きな方は嬉しいのではないでしょうか。

Innergie C3 DuoのUSBポート部分

USBポート部分。こちらも非常にデザインがシンプルで「PD」という文字しかありません。

ちゃんとUSB-Cが2ポートあり、使い勝手も良さそう。

Innergie C3 Duoの本体底面

本体底面には、各種仕様と認証マークの記載があります。

どうでも良いですが、限られたスペースの中に仕様やマークが詰め込まれているので、文字がめっちゃ小さいw

PSEマークもちゃんと取得済みですので、安心して使えそうです。

Innergie C3 Duoのプラグ部分
Innergie C3 Duoはプラグが折りたたみ式

プラグは折りたたみ式となっているので、持ち運ぶ際にも便利ですね。

Innergie C3 Duoの重量

本体重量は、実測で67.8g。30W出力でUSB-Cが2ポート備わっている事を考えると、軽い部類に入ると思います。

Innergie C3 Duoと他充電器の比較

それでは『Innergie C3 Duo』を幾つか他の充電器と比較して、サイズ感などを見ていきます。

Apple純正 30W USB-C電源アダプタと比較

まずは、『MacBook Air』などに付属してくる、『Apple純正 30W USB-C電源アダプタ』との比較です。

Innergie C3 DuoとApple純正 30W USB-C電源アダプタとの比較

『Innergie C3 Duo』のサイズは、「幅42.8×高さ30.4×奥行45.6mm」となっており、『Apple純正 30W USB-C電源アダプタ』と比較すると、一回りほどサイズが小さいのが分かります。

Innergie C3 DuoとApple純正 30W USB-C電源アダプタとの比較:プラグ部分

どちらも電源プラグが折り畳める機構になっていますが、『Innergie C3 Duo』の方が小さいのが分かります。

Innergie C3 DuoとApple純正 30W USB-C電源アダプタとの比較:USBポート部分

最も大きな違いがUSBのポート数。

全体的に一回り小さいサイズを実現しながらも、USB-Cが2ポートあり、出力も最大30WとApple純正電源アダプタと遜色ないパワーがあります。

Anker PowerPort Atom PD 1との比較

続いて『Anker PowerPort Atom PD 1』と比較してみます。

『Anker PowerPort Atom PD 1』は、Ankerの中で初めて窒化ガリウム(GaN)を採用した充電器で、発売当初は大きな話題を呼びました。

最近は新しいモデルが沢山販売されていますが、丁度30W出力できる充電器がこれしか無かったので、比較してみます。

Innergie C3 DuoとAnker PowerPort Atom PD 1との比較

パッと見た感じは『Anker PowerPort Atom PD 1』の方が小さいように見えますが、プラグ部分を含むとほぼ同じ様なサイズ感と言えそうです。

Innergie C3 DuoとAnker PowerPort Atom PD 1との比較:プラグ部分

『Anker PowerPort Atom PD 1』は、プラグが折り畳めないのが難点でしたが、『Innergie C3 Duo』はプラグが折り畳めるので、持ち運びという点では『Innergie C3 Duo』に軍配が上がります。

Innergie C3 DuoとAnker PowerPort Atom PD 1との比較:厚さ

『Anker PowerPort Atom PD 1』は、まさにキューブ状の形をしているので、厚みがあります。その点『Innergie C3 Duo』は、厚みが抑えられているのが分かります。

使い勝手という点では『Innergie C3 Duo』の方が良さそう。

Innergie C3 DuoとAnker PowerPort Atom PD 1との比較:USBポート部分

大きな違いとして、USBポートの数があります。両方とも同じ様なサイズ感ながら『Innergie C3 Duo』はUSB-Cポートが2ポートあるので、この点では明確に『Innergie C3 Duo』の方が勝っています。

『Anker PowerPort Atom PD 1』が販売された時は、”正に次世代の充電器”と話題になりましたが、そこから年月が経って、充電器も着実に進化しているんだなぁと感じさせられますね。

Innergie C3 Duoの給電能力をチェック

USBチェッカーを使って『Innergie C3 Duo』の給電能力をチェックしていきます。

単ポートで充電した場合

Innergie C3 Duoを単ポートで充電した場合

まずは、USB単ポート(1ポート)のみで充電した場合を見ていきます。『MacBook Pro(14インチ,M1 Pro)』を充電し、USBチェッカーにて計測します。

なお、本品にUSB-Cケーブルは付属していないので、別途用意する必要がある点は注意。個人的にオススメしたいのは『Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル』。このケーブルめっちゃ柔らかくて取り回しが非常に楽です。

Innergie C3 Duoを単ポートで充電した場合の計測結果

単ポートで使った場合、20.12V×1.439A=28.961Wと、スペック通りの出力を実現しています。

これだけの出力があれば、『MacBook Air』の様な小さめのノートPCであれば十分に充電出来ますし、タブレットやスマホの場合は余裕をもって高速な充電が可能です。

また、この充電器はPPSにも対応しています。PPSとは「Programmable Power Supply」の略で、対応機種であれば発熱を抑えながらより高速に充電できるというもの。スマホであればGalaxyシリーズなどが対応しています。

僕はGalaxyを持っていないのでチェックできませんでしたが、Galaxyシリーズを所有している人にとっても魅力的な充電器と言えそうです。

2ポート同時に充電した場合

Innergie C3 Duoを2ポート同時に充電した場合

続いて『MacBook Pro(14インチ,M1 Pro)』に加え、『iPhone 12 mini』も同時充電した場合を見ていきます。

Innergie C3 Duoを2ポート同時に充電した場合の計測結果

2ポート同時充電した場合、USBチェッカーでは4.864V×2.882A=14.018Wとなりました。

2ポート同時で使った場合、1ポートあたりの最大出力が15W、2ポート合計で最大24Wの出力という仕様なので、仕様通りの出力が出来ている事が分かります。

2ポート同時で使った場合、正直ちょっと出力に物足りなさを感じますね。

「タブレットとスマホ」「スマホとイヤホン」の様な組み合せの場合、特に問題は無さそうですが、『MacBook Air』などのノートPCを充電したい場合は、単ポートで使うか、より出力の大きい『Innergie C6 Duo』を使うのが良さそうです。

Innergie C3 Duoのレビューまとめ

Innergie C3 Duo

総合評価

(3.5)
Innergie C3 Duo のメリット
  • 30Wの充電器としては、最小・最軽量クラス
  • 小型なのにUSB-Cを2ポート備えている
  • プラグ折りたたみに対応し、持ち運びにも便利
  • ロゴが控えめで、余計な装飾も無いミニマルデザイン
Innergie C3 Duo のデメリット
  • 2ポート同時に使うと最大出力が24Wとなる

『Innergie C3 Duo』は、30Wの出力が出来る充電器としては、最小・最軽量クラスのサイズを実現しながら、USB-Cが2ポートを備え、プラグが折り畳めるなど、充電器に欲しかったものが詰まっている製品です。

デザイン面でも優れており、必要以上にロゴが目立たないのは個人的にかなりプラスなポイント。(欲を言えば、本体表面はマットな仕上げにしてくれれば更に良かったのですが、好みによるのであくまで個人的な要望という事で、、、)

2ポート同時に使った時は出力が1ポート最大15W、合計24Wまでとなってしまい、ちょっと出力が物足りない部分もありますが、単ポートで使えばしっかりと30Wの出力が出来るので、「普段はノートPC用の充電器として使い、たまにスマホやイヤホンなどを充電する」といった使い方の場合、バッチリとハマってくれる優れた充電器だと思います。

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Webデザイナー兼ブロガー
白い”モノ”を中心に、ガジェットや家電、デスク周りのアイテムなどをレビューしています。

バリューコマース メディアアワード 2021下期 新人賞1位 / 2022下期 ファッション・アクセサリー賞 受賞 | Picky'sの記事監修も行っています | Apple好き・ムジラー | 2児のパパ

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