旅行や出張などで海外に行くという方も居ると思いますが、海外で問題になるのが電源プラグの違い。
日本とは異なるプラグ形状の国もあるので、必要になってくるのが変換プラグです。
今回紹介する『Innergie 60C Pro』は、製品に予め「UK/EU/US」プラグが付属しており、付け替えるだけで幅広い国で使えるという便利なPD対応USB充電器です。
開封の様子や実際の給電能力などを詳しくレビューしていますので、海外旅行や海外出張が多い方はぜひチェックしてみてください。
本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
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Innergie 60C Proとは?

『Innergie 60C Pro』は、USB-Cを1ポート備え、最大60Wまでの出力が可能なUSB充電器です。
この製品は、同社製の60W出力USB充電器『Innergie C6(Fold)』の”国際版”で、変換プラグを付け替えることによって、幅広い国で使える様になったグローバルモデルです。
『Innergie C6(Fold)』と同様、USB充電器としてはあまり見かけない、細長の形状を採用しているので、電源タップに繋げる際に専有するスペースが少なくて済むという大きな利点があります。
Innergie(イナジー)について
Innergie(イナジー)とは、台湾に本社がある「デルタ電子(Delta Electronics )」のブランド。デルタ電子は設立50年以上の歴史を持つ、世界No.1電源メーカーで、一般向け製品から、産業用電子部品など様々な分野で多くの実績を積み上げています。
スペック
Innergie 60C Pro | |
---|---|
入力 | AC 100-240V / 1.6A 50-60 Hz |
USBポート数 | USB-C×1 |
USB-C 出力 | 5V/3A、9V/3A、12V/3A、15V/3A、20V/3A 最大出力60W |
サイズ | 30.4×30.4×60mm |
重量 | 85g |
価格 | 3,990円(税込) |
パッケージの内容
『Innergie 60C Pro』を開封して、パッケージ内容・本体外観を確認していきます。


パッケージは「One For All」シリーズで採用されているブルーが映えるデザイン。

パッケージ側面には、仕様が記載されています。

パッケージを開けると付属品類が入っています。

- Innergie 60C Pro 本体 1個
- 変換プラグ 3種類
- USB-Cケーブル(1.5m)1本
- 取扱説明書
パッケージ内容は上記の通り。
『Innergie C6(Fold)』など、他のシリーズでは充電器本体しか入っていなかったのですが、『Innergie 60C Pro』は、海外用変換プラグ3種に加えて、USB-Cケーブルも付いているなど付属品が充実しています。

取扱説明書はちゃんと日本語で表記がされています。

付属する変換プラグ。UK/EU/US用が付属しており、世界中のホテル、カフェ、空港などで利用が可能となっています。

付属するUSB-C to Cケーブル。長さは1.5mほどとそこそこ長いものが付属してきます。品質自体もしっかりしてそうで、恐らく単体で買うと1,000円近くはするんじゃないかと思うくらいのクオリティです。
ただ、個人的には色がグレーなのがちょっと残念。充電器本体に合わせて、ケーブルも白にして欲しかったなぁと思いました。

端子部分には「Innergie」のロゴが見えます。

USBケーブルには「フェライトコア」が付いています。ノイズ対策の為に付いているのだと思いますが、あまりUSBケーブルに付いているのは見かけない様な気がします。
グローバルモデルという事もあり、電源環境があまり良くない国で使う事にも考慮されているのかもしれません。
本体外観・サイズ感
『Innergie 60C Pro』本体を見ていきます。

『Innergie 60C Pro』本体は、USB充電器としては珍しい長方形の形状をしているのが特徴。
本体の表面はツルツルとしており、Apple製品と遜色ないくらいの美しい光沢があります。質感は非常に良いですね。
また、USB充電器としては珍しく、ロゴが非常に控えめで目立たないのもポイント。ミニマルデザインが好きな人には、かなり”刺さる”のでは無いでしょうか。

本体底面には各種仕様や認証マークが記載されています。PSEマークもあるので、もちろん日本国内でも安心して使えます。

USBプラグ部分。こちらもPDという文字がちょっと見えるだけの非常にシンプルなデザイン。

電源プラグ部分は、カバーが付いています。


カバーを外すと端子が見えるので、ここに国に合わせた付属プラグを付ける事で、様々な国で使うことが可能。今回は日本でも使える「US用」を取り付けます。

付属プラグを取り付けた様子。

付属プラグが付いた状態での重量は実測で89.5g。
60Wの出力が出来る充電器だと、かなり軽いほうですね。
Innergie 60C ProとInnergie C6(Fold)の違いを比較
『Innergie 60C Pro』と、国内向けモデルである『Innergie C6(Fold)』との違いを見ていきます。


本体の形状は一緒ですが、プラグ部分だけ長さがあります。

USBポート部分は、全く一緒。

『Innergie C6(Fold)』は、プラグ部分が折り畳めるようになっているのに対し、『Innergie 60C Pro』はプラグ部分を付け替えられる機構になっているので、折りたたみには対応していません。
日本国内だけしか使わないという場合は『Innergie C6(Fold)』の方が使い勝手が良さそうです。
Innergie 60C Proの給電能力をチェック
それでは『Innergie 60C Pro』の給電能力を、USBチェッカーを使って計測していきます。

『MacBook Pro(14インチ,M1 Pro)』を充電し、給電能力をチェックします。
USBケーブルは、付属してきたものを使います。

19.83V×2.973A=58.975Wと、最大の60Wに近い出力が確認出来ました。
このくらいの出力があれば、大体のノートパソコンを高速に充電できますね。『MacBook Air』の様な消費電力が低いモデルだとフルスピード充電出来ますし、もちろんタブレットやスマーフォンでも問題なく高速充電が可能です。
Innergie 60C Proのまとめ
『Innergie 60C Pro』は、最大60Wの出力ができるUSB充電器。
こういったUSB充電器では珍しい”スティック型”の細長い形状をしているので、他の機器と干渉しづらいのが大きな利点です。
国内向けモデル『Innergie C6(Fold)』と比較すると、プラグ付け替え機構になっている分、若干大きさと重量が増えているというデメリットはありますが、それでも一般的な60Wクラスの充電器や電源アダプタと比較するとかなりコンパクトなので、海外へ行く際のメイン充電器として有力な候補になります。
給電能力も申し分なく、ノートパソコン、タブレット、スマホを高速に充電できる実力があるので、海外出張が多いビジネスマンや、海外旅行が好きな方にオススメのUSB充電器となっています。
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