最近ではノートパソコンやタブレットでUSB-Cが採用される事が多くなってきています。何かとメリットの多いUSB-Cですが、そこで重要度が増しているのが「USB-Cケーブル」。
そこで今回購入したのがAnkerから販売された『Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C』。このケーブルは内部の銅線をグラフェンで覆い、外装にシリコン素材を使用した3層構造を採用することによって、今までのケーブルには無い柔らかさを実現しているのが特徴。
ケーブルを使ってみた様子や、給電能力などを詳しくレビューしています。
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Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブルとは?
充電器やモバイルバッテリーで有名なAnkerから発売されているUSBケーブルで、この「Flow」シリーズは、今までのケーブルの常識を覆す、柔らかさとしなやかさを実現したものとなっています。
また、豊富なカラーバリエーションも「Flow」シリーズの特徴。
全7色展開されており、パステルカラー調のオシャレなカラーが用意されています。
USBケーブルというと、どうしても白と黒が多い印象ですが、このようにカラフルな色展開なので、好みや使うデバイスに合わせて選べるという楽しみがあります。
また、「Flow」シリーズは、「USB-C& Lightning」ケーブルと、「USB-C & USB-C」ケーブルがありますが、今回購入したのは後者の「USB-C & USB-C」ケーブルです。
スペック
Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル | |
---|---|
長さ | 0.9m 1.8m |
出力 | USB PD対応 最大100W |
映像出力 | − |
データ転送速度 | 最大480Mbps(USB2.0) |
カラー | ミッドナイトブラック クラウドホワイト ラベンダーグレー ミントグリーン アイスブルー レモンイエロー ライトパープル |
重量 | 約29g(0.9m) 約64g(1.8m) |
価格 | 税込1,790円(0.9m) 税込1,890円(1.8m) |
『Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル』のスペックは上記の通り。
最大100Wまでの高出力に対応しており、ノートパソコンやタブレットなどの高速充電が可能。しかし、USBの規格としては「USB 2.0」なのでデータ転送速度が最大480Mbpsと遅いことには注意が必要です。
また、「USB2.0」という事なので、映像出力が出来る「Alternate Mode(オルタネートモード)」は当然非対応ということになります。
パッケージの内容
『Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル』を開封して、パッケージ内容を確認していきます。
パッケージはAnker製品おなじみのブルーが映えるデザイン。
右上に「SERIES 6」というデザインが見えますが、これは海外のAnkerは「SERIES 5」「SERIES 6」「SERIES 7」といった様に、製品の特色によってシリーズ分けされている為に、この様なデザインになっているようです。
実はこの『Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル』を購入するのは2回目で、どちらもAmazonで購入したのですが、最初の製品はこのようなパッケージデザインでは無かったので、Amazonの場合、日本国内パッケージと海外パッケージが混在しているような気がします。
まぁどちらも中身一緒なので、特に問題はありません。
パッケージ背面は製品の特徴や仕様が記載されています。
開封して中身を確認していきましょう。
パッケージ内容は、上記の通り。
Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル 本体
『Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル』本体を見ていきます。
このケーブルは、「0.9m」と「1.8m」の2種類の長さが用意されていますが、今回は長い方である「1.8m」の製品を購入しました。
ケーブルはシリコン素材のケーブルバンドにて止められています。
Ankerの製品ってマジックテープ式のケーブルバンドだったように思うのですが、ケーブルに合わせたんですかね・・・?
個人的にはこういったシリコン素材のバンドは好きなのですが、任意の太さでしっかり止められるという点では、マジックテープ式の方が優れているような気がします。
ケーブル自体もシリコン素材で覆われており、手触りがサラッサラでめっちゃ気持ち良いです。ケーブルでこんな感覚を覚えるのは初めてですね。
ケーブル自体がちょっと太めなので、曲がりにくいのかなと思いきや、フニャフニャと柔軟性があり凄くしなやか。
めっちゃ柔らかく、曲げ癖が付かないのでケーブルの取り回しが非常に良い印象です。
これだけ曲がると耐久性はどうなんだろうと心配になりますが、約25,000回の折り曲げにも耐える優れた耐久性を誇るので、通常使用で断線するなどの心配は少なそう。
ケーブルの端子部分はANKERのロゴが入っています。端子の付け根部分もしっかりと保護されているので、耐久性は高そう。
今回購入した色は「クラウドホワイト」という色ですが、コネクタ部分はピンクゴールドになっています。
これは女子ウケしそうなオシャレな感じはしますけど、個人的にはちょっと可愛すぎるので、素直にシルバーにして欲しかったなぁというのが正直な所。
Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブルの給電能力
『Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブル』の給電能力を確認していきます。
このケーブルは最大出力100Wまでに対応しておりスマートフォン、タブレット端末、ノートPC等のUSB-C端子機器にフルスピード充電が可能との事なので、実際にUSBチェッカーで計測してみます。
今回は『14インチMacBook Pro(M1 Pro, 2021)』と、それに付属するApple純正の96W電源アダプタを使い、計測します。
20.42V×4.020A=82.140Wという事で、かなりの高出力で充電できているのが分かります。
この数値は『MacBook Pro』を購入した時に付属してくる「Mag Safe 3」ケーブルで充電した時と、ほぼ同じ数値なので、純正ケーブル同等以上の性能があることが分かります。
Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C ケーブルのまとめ
『Anker PowerLine III Flow USB-C & USB-C』は今までに見たことも無いくらいに柔らかく、絡みにくいUSB-Cケーブルです。
ケーブル表面はシリコン素材に覆われており、サラサラとした感触。非常に手触りが良いです。
欠点としては、多少ケーブルが太い事と、USB規格がUSB2.0止まりなので、データ転送速度が遅いこと。また一般的なケーブルと比較して多少価格が高めな所があげられます。
とは言え、USB PDにも対応し、最大100Wの高速充電が可能なので、ノートパソコンやタブレットの充電用ケーブルとしてはかなりオススメです。
一度使うとヤミツキになってしまう魅力を持ったUSBケーブルと言えます。
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