Cuble新型「NA-VG2900L/R」の内容を見て、僕が好きなキューブルはもうダメかもと思った件
Cuble新型「NA-VG2900L/R」の内容を見て、僕が好きなキューブルはもうダメかもと思った件
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ドラム式洗濯乾燥機の中でも、「デザインが良い」と評判が高いのが、パナソニックから出ている「Cuble(キューブル)」シリーズ。

僕も『NA-VG2200』を既に6年以上使っており、毎日の洗濯にフル活動させています。

panasonic cuble 2

そんなCubleシリーズの最新モデルである『NA-VG2900L/R』が、2024年10月に発売されますが、その内容を見て、正直「もうCubleシリーズはダメかもしれない…」と感じました。

そう思った理由などを詳しく解説していきます。Cubleシリーズの購入を考えている方は、本記事を参考にしていただければと思います。

キューブル最新モデルNA-VG2900L/Rと現行モデルNA-VG2800L/Rとの比較

まず、2024年10月に新しく発売される最新モデル『NA-VG2900L/R』と、現行モデル『NA-VG2800L/R』のスペックを比較してみます。

NA-VG2900L/RNA-VG2800L/R
洗濯・脱水容量10kg10kg
乾燥容量5kg5kg
標準使用水量78L78L
消費電力1190W1190W
消費電力量1980Wh1980Wh
洗濯時間30分30分
乾燥時間195分195分
動作音洗濯:32dB
脱水:42dB
乾燥:46dB
洗濯:32dB
脱水:42dB
乾燥:46dB
乾燥機能 ヒーター式(低温風パワフル乾燥)ヒーター式(低温風パワフル乾燥)
スゴ落ち泡洗浄
液体洗剤・柔軟剤
自動投入
ナノイーX
AIエコナビ
スマホで洗濯
本体サイズ639×1050×665mm639×1050×665mm
本体重量74kg74kg
カラースモーキーブラックスモーキーブラック
フロストステンレス
パナソニック公式サイト 比較表より引用

違いがある部分は、赤く色を付けました。

……見て頂ければ分かると思いますが、『NA-VG2900L/R』と『NA-VG2800L/R』には性能の違いが無く、「全く同じ」と言ってもいいでしょう。

それどころか、今まであった「フロストステンレス」という白色モデルが消え、「スモーキーブラック」のみの1色展開になっているので、むしろ退化してしまっていると言っても過言ではありません。

更に言うと、Cubleシリーズには『NA-VG780L/R』という、少し小型なモデルもあったのですが、その新モデルも登場せずに終売するようです。

なぜCuble(キューブル)の最新モデルはこうなってしまったのか

本当の理由というのはメーカーの方しか分からないので、あくまでも自分の推測や考察になりますが、Cuble(キューブル)シリーズは終売する方向に向かっているのは確かだと思います。(もしくは、終売とまではいかずとも、型番だけ変えて細々と販売)

なぜそうなってしまったかと言うと、パナソニックのドラム式洗濯乾燥機の主要モデルである『NA-LX』シリーズの存在にあります。

2020年までパナソニックのドラム式洗濯乾燥機は、

  • 最新機能を搭載したフラグシップモデルの「NA-VX」シリーズ
  • デザインを重視した「Cuble」シリーズ

といった棲み分けが出来ていたのですが、2021年にフラッグシップモデルとして新しくデザインを刷新した「NA-LX」シリーズが登場したことにより、状況が変化します。

NA-LX」シリーズは、形状は異なるもののフロントパネルなど「Cuble」シリーズに近いデザインが採用されました。そのため、似たようなデザインで機能面では劣る「Cuble」シリーズの立ち位置が微妙になってしまいました。

現在の「Cuble」は、スモーキーブラックという色だけが、唯一残された「Cuble」ならではの特徴となっており、今後もその状況は変化しないのではと思います。

Cubleは今後どうなってしまうのかを考察

前述の通り、「NA-LX」シリーズが、かなり「Cuble」シリーズに似たデザインを採用した為に、現在の「Cuble」は立ち位置が微妙になってしまいました。

今後のシナリオとして考えられるのは、

1、スモーキーブラックを残し、型番だけを毎年更新
2、Cubleシリーズは終売
3、デザインを刷新し、新しくリニューアル

辺りかなと思います。

1、スモーキーブラックを残し、型番だけを毎年更新

これが現状最も考えられるシナリオですね。今回の『NA-VG2900L/R』と同じく、毎年新モデルは出すが、中身は変えず型番だけが新しくなるというパターンです。

「洗濯コースの追加」など、細かい更新くらいはするかもしれませんが、基本的には現状と変わらず細々と続けていき、どこかのタイミングで終売へと向かう形になると思います。

2、Cubleシリーズは終売

今回の最新モデルで「フロストステンレス」が無くなった事からも分かる通り、Cubleの役割は「NA-LX」シリーズが担おうとしているのは明白です。

それこそ「NA-LX」シリーズに黒やグレーの様な色が追加されたら、Cubleの役割も無くなるので、そのまま終売へと向かうと思います。

3、デザインを刷新し、新しくリニューアル

個人的には、このシナリオが一番望ましいのですが、Cubleシリーズも初代である『NA-VG1000』から既に10年近く経過しようとしています。

その間、乾燥容量の増加や色の追加など様々な改良は行われてきましたが、デザイン自体は初代から変わっていません(それがCubleの良さではありますが)

次モデルの型番が『NA-VG3000L/R』になると思われるので、2000番台から3000番台に変わるこのタイミングで、デザインも含めフルリニューアルするという可能性も無くはないと思います。(全く新しいシリーズになるかもしれませんが)

その際には、Cubleならではの高いデザイン性を引き継ぎながら、「ヒートポンプ式を採用」「トリプル自動投入を採用」など、機能面で遅れを取っている部分を改善してもらえたら嬉しいなぁ…という妄想です。

今からCubleシリーズを買おうと思っている方はどうすれば良いのか

これから新しく「Cuble」シリーズを買おうと思っている方は結構悩ましい選択を迫られると思います。

まず、今「Cuble」シリーズが欲しいのであれば、現行モデル『NA-VG2800L/R』の在庫を狙うのが良いでしょう。発売から日数が経過している事や、新モデル『NA-VG2900L/R』の発売を10月に控えている事などから、価格交渉もしやすく、比較的安く買えるかもしれません。

特に、「白いCuble」が欲しいのであれば、『NA-VG2800L/R』の在庫を狙うしかないので、今が最後のチャンスとも言えます。

10月以降はCubleに白が無くなる

10月以降、現行モデルの在庫が無くなった時にどうするかですが、黒であれば「Cuble」を選べますが、白が欲しいのであれば「NA-LX」シリーズを選ぶしかありません。

「NA-LX」シリーズはフラッグシップモデルという事もあり、機能や性能では間違いないので、買って失敗という事は無いと思いますが、デザイン面では妥協する必要がありそうです。

※なお、デザイン重視ならドイツのミーレを選ぶという選択肢もあります……が、重量が100kgと重く、置き場所を選ぶ上、200Vの電源が必要という事もあり、一般家庭には導入ハードルが高すぎる点が欠点です…。

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ぶっち

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白い”モノ”を中心に、ガジェットや家電、デスク周りのアイテムなどをレビューしています。

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