外で音楽を聴くときに活躍するのがイヤホンやヘッドホンですが、最近は耳を塞がないイヤホンが人気です。
「耳を塞がないイヤホン」として主流なのが「骨伝導イヤホン」。振動ユニットを耳に当てる事で音が聞こえ、耳を塞がず周囲の音を聞きながら音楽が楽しめると人気を集めています。
骨伝導イヤホンは、様々な種類が発売されていますがどうも「デザイン」に関してはわりと地味なものが多く、オシャレなものが少ない気がしますが、スウェーデンのオーディオメーカー「Sudio(スーディオ)」から発売された『Sudio B1』は、骨伝導イヤホンとしては珍しいデザインを重視した製品。
本記事では実際に『Sudio B1』を使い、そのデザインや装着感、音質などを詳しくレビューしていきます。
オシャレなデザインの骨伝導イヤホンを探している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
なお、記事内容についてメーカー様からの指示は無く、率直な意見・感想を記載しています。
タップできる目次
Sudio B1とは?
スウェーデン発のオーディオテクノロジー企業Sudio(スーディオ)から発売された骨伝導イヤホンが『Sudio B1』。
Sudioの製品と言えば『Suido T2』『Sudio E2』『Sudio N2 Pro』など、手掛ける製品はどれも可愛くてオシャレなデザインが採用されていますが、本製品『Sudio B1』も、骨伝導イヤホンではあまり見かけない優れたデザインになっているのが特徴です。
Sudioについて
2012年に設立された、スウェーデンのストックホルムを拠点とするオーディオテクノロジー企業がSudio(スーディオ)。最新テクノロジーを取り入れながら、音質、デザイン、シンプルさ全てにおいて最高峰クラスのオーディオ機器を追求し続けているメーカーです。
公式オンラインストアでは30日間の返品無料対応してくれるのに加え、無料のメンバーシッププログラム「Sudio Sphere」に会員登録することで、最大18ヶ月間の製品保証が付くなどメリットが多いので、興味ある方はぜひチェックしてみてください。
スペック
Sudio B1 | |
---|---|
Bluetooth | 5.2 |
対応コーデック | SBC |
ドライバー | 10mm 骨伝導トランスデューサー |
連続再生時間 | 約6時間 |
充電方法 | マグネット方式 |
充電時間 | 120分 |
防水性能 | IPX4 |
カラー | ブラック/ホワイト |
サイズ | 142×105×42mm |
重量 | 35.2g |
価格 | 13,400円(税込) |
パッケージの内容
パッケージはSudioらしいシンプルで洗練されたデザイン。
開封すると、イヤホン本体が現れます。蓋部分には説明書類が収められていました。
パッケージ内容は上記の通り。
取扱説明書は多言語化されており、一つ一つの説明は簡素なものになっています。
Sudioの場合、細かい仕様などは公式サイトに詳しく載っていますので、何か分からない点があったら公式サイトを一度眺めてみるのが良いでしょう。
Sudio製品の中に必ずといって良いほど付属するクリーニングクロス。
質が良く、製品をきれいにするだけじゃなくてスマホの画面を拭いたりするのにも使えます。
付属のマグネット式USB充電ケーブル。
マグネット装着時のスッと付く感覚はすごく好きなのですが、専用端子は互換性が無いという短所もあるのが悩ましいところ。
本体デザイン
『Sudio B1』 の本体デザインを見ていきます。
全体的な雰囲気はこの様な感じ。
振動ユニット部分のフォルムは一般的な骨伝導イヤホンといった感じですが、所々にSudioならではのデザインの特徴が表れています。
今回のカラーは「ホワイト」モデルですが、ユニット部分は真っ白というよりは少しベージュの様な色合いです。
振動ユニット外側にはシルバーの物理ボタンが付いており、これを押すことにより各種操作が可能。
ボタンがSudioらしいメタリックでスタイリッシュなデザインになっているのが特徴的です。
振動ユニット自体の大きさはそれなりな大きさ。この辺りは骨伝導で有名なShokzの方にまだ一日の長があるかなという印象です。
イヤホン本体への充電は、専用のマグネット式USBケーブルで行います。
マグネットタイプは装着時ピタッとくっついて充電できるので好きなのですが、こういった専用端子はケーブルが壊れてしまった場合、なかなか入手しづらいのが弱点。
ここは素直にUSB-Cによる充電の方が良かったかなと思いました。
本製品の最大の特徴でもあるのが、このネックバンド部分。
一般的な骨伝導イヤホンの場合、振動ユニットと同じプラスチック系の素材が使われている製品がほとんどですが『Sudio B1』は編み込み素材のバンドになっており、ファッションアイテムの様な印象を与えてくれます。
バンド中央にはアクセントとなる金属にSudioのロゴが入っており、スタイリッシュ。
バンドは適度に曲がり、耳への付け外しも簡単に出来ます。
本体重量は実測で32.5gと軽量。
実際手に取ってもかなり軽量で、あまり重さを感じる事がありません。長時間耳に付けた時も負担は少なそう。
Sudio B1の使用レビュー
実際に『Sudio B1』を使い、装着感や音質などをチェックしていきます。
装着感
耳に装着した時の様子はこんな感じ。
装着感は良好。適度な側圧がありしっかりとフィットするので、多少動いたくらいでズレることは無さそう。
日常生活はもちろん、ランニングくらいの軽い運動であれば問題なく使えると思います。
耳を塞がないので、周囲の音を聞き逃す事が無く安全面が高いのも良いですね。
後方から見た様子。ネックバンド部分のデザインが良いですね。
なお、骨伝導イヤホンの宿命なんですが、音量をあげると触れている部分が振動でむず痒くなります。
操作方法
『Sudio B1』は振動ユニット外側にある物理ボタンを押すことで各種操作が可能。
動作・状態 | L側(左) | R側(右) |
---|---|---|
電源オン | ― | ボタンを3秒間長押し |
電源オフ | ― | ボタンを6秒間長押し |
再生/停止 | ボタンを1回押す | |
曲送り | ― | ボタンを2回押す |
曲戻し | ボタンを2回押す | ― |
音量+ | ― | ボタンを3回押す |
音量− | ボタンを3回押す | ― |
音声アシスタント起動 | ボタンを2秒間長押し | ― |
通話応答 | 着信中ボタンを1回押す | |
着信拒否/通話終了 | ボタンを2秒間長押し | |
リセット | 両方を長押し |
本製品は骨伝導イヤホンなので、一般的なワイヤレスイヤホンと異なりノイズキャンセリングなどの機能が無い分、全体的な操作感はシンプルで分かりやすい印象です。
音質
骨伝導イヤホンはその仕組み上、装着位置によって結構音の印象が変わります。
『Sudio B1』の印象ですが、全体的に比較的クリアに聴こえるものの、やはり高音域の抜け感は一歩劣るといった感じでしょうか。
一方、中音域に関しては結構しっかりと鳴っているなという印象。ボーカルの声などが聞き取りやすいので、ながら作業のお供としては必要十分といった感じ。
低音域に関しては響きもありますが、やはり骨伝導方式という事でやや軽いかなといった印象。
上記の通り、やはり骨伝導方式という事もあって、同価格のワイヤレスイヤホンと比較すると絶対的な音質としては敵わないのですが、中音域が聞き取りやすいのでYoutubeなどの視聴には非常にマッチしています。
話が聞き取りやすく、ながら作業時でも内容がしっかりと分かるので、Youtubeやラジオの様な”聴くコンテンツ”用として『Sudio B1』はかなり優秀です。
音漏れ具合
『Sudio B1』は骨伝導イヤホンなので、構造上どうしても音漏れは発生します。
電車や図書館など公共の場所や、深夜の静かな空間での使用にはあまり向いていませんが、音量を大きくしなければ、そこまで音漏れは気にならないかな…といった感じです。
家事しながらとか、運動しながらとかであれば問題なく使えるかと思います。
Sudio B1のレビューまとめ
『Sudio B1』は、今までに無いスタイリッシュなデザインを採用した骨伝導イヤホン。
ネックバンド部分の素材が編み巻きになっているのが特徴で、一般的な骨伝導イヤホンと比較してもデザイン性は高いと言えます。
本体が軽量という事もあり、長時間付けっぱなしでも疲れにくく付け心地も良好。少し動いたくらいでズレる事は無いので、日常生活はもちろん軽いライニング程度であれば問題なくフィットしてくれます。
音質は、当然カナル型など一般的なワイヤレスイヤホンには敵わないものの、中音域を中心にはっきりと聴こえるので、Youtubeやラジオなどの”聴くコンテンツ”であれば、かなり相性が良いと思います。
『Sudio B1』は、「耳を塞がない、ながら作業用のオシャレなイヤホン」を探しているという方にオススメの骨伝導イヤホンです。
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