無印良品の充電器・モバイルバッテリーを比較/65Wモデルの出力配分と製造元メーカーの推測
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無印良品の充電器・モバイルバッテリーを比較/65Wモデルの出力配分と製造元メーカーの推測
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無印良品の充電器やモバイルバッテリーは種類が多く、どれも白くてシンプルな見た目なので、店頭で並んでいても違いがパッと分からないんですよね。

結論から言うと、スマホ中心の充電なら『急速充電器 USB-C/USB-A MJ-PA1C1A』、ノートパソコンも充電したいなら『急速充電器 USB-C 2ポート/USB-A MJ-PD2C1A』を選ぶのがよいです。

ただ、性能を最優先にするなら、充電器の専門メーカーを選んだほうが満足度は高いと思います。

この記事では、無印良品の充電器とモバイルバッテリーのスペックを公式の取扱説明書をもとに比較します。後半では、公表されていない製造元のメーカーも、説明書の手がかりから推測してみます。

無印良品の充電器・モバイルバッテリーのラインナップ

無印良品で買える充電器とモバイルバッテリーは、次の8製品です。

製品名型番ポート最大出力価格
急速充電器 USB-A 2ポートMJ-PA2AUSB-A×212W490円
急速充電器 USB-C/USB-AMJ-PA1C1AUSB-C×1
USB-A×1
20W(USB PD)990円
急速充電器 USB-C 2ポート/USB-AMJ-PD2C1AUSB-C×2
USB-A×1
65W(USB PD)2,990円
急速充電ができるモバイルバッテリー付充電器
5000mAh
MJ-PSMB50USB-C×1
USB-A×1
ACプラグ
20W(USB PD)
2ポート同時は合計15W
2,990円
急速充電ができるモバイルバッテリー付充電器
10000mAh
MJ-PSMB100USB-C×1
USB-A×1
ACプラグ
20W(USB PD)
2ポート同時は合計15W
3,990円
スマホスタンドにもなるモバイルバッテリー
(マグネット式充電対応5000mAh)
MJ-MS51Qi2マグネット式
USB-C×1
USB-A×1
ワイヤレス最大15W
USB-C 20W(PD)
USB-A 18W
同時は最大15W
4,990円
スマホスタンドにもなるモバイルバッテリー
(マグネット式充電対応10000mAh)
MJ-MS11Qi2マグネット式
USB-C×1
USB-A×1
ワイヤレス最大15W
USB-C 20W(PD)
USB-A 18W
同時は最大15W
5,990円
ジョイントタップ ロック付 ポータブルバッテリー
20000mAh
MJ-JKB1USB-C×2
USB-A×2
総出力最大65W8,990円

用途ごとの選び方は、ざっくり次のとおりです。

  • スマホ中心 → 急速充電器 USB-C/USB-A(MJ-PA1C1A)
  • ノートパソコンも充電したい → 急速充電器 USB-C 2ポート/USB-A(MJ-PD2C1A)
  • 外出先でも使いたい → 急速充電ができるモバイルバッテリー付充電器(MJ-PSMB50/100)
  • ケーブルなしで充電したい → スマホスタンドにもなるモバイルバッテリー(MJ-MS11/MS51)
  • ノートパソコンにも使える大容量バッテリーが欲しい → ジョイントタップ ロック付 ポータブルバッテリー(MJ-JKB1)

ここからは、タイプごとに1製品ずつ見ていきます。

コンセントに挿す急速充電器

プラグをコンセントに直接挿して使う、いちばん基本の充電器です。出力の違いで3機種あります。

急速充電器 USB-A 2ポート MJ-PA2A

USB-A ポートを2つ備えた、ラインナップでいちばん安い充電器です。

急速充電器 USB-A 2ポート MJ-PA2A
型番MJ-PA2A
ポートUSB-A×2
最大出力12W
サイズ幅4.3×奥行2.9×高さ4.05cm
重さ約46g
価格490円

Kindle やワイヤレスイヤホンなど、USB-A ケーブルで充電する機器が複数あるときに便利です。ただ、12Wだとスマホの急速充電としては遅いので、メインというより部屋のコンセントに挿しっぱなしにするサブ向けの印象。

急速充電器 USB-C/USB-A MJ-PA1C1A

USB-C と USB-A を1ポートずつ備えた、スマホ向けのコンパクトな充電器です。

急速充電器 USB-C/USB-A MJ-PA1C1A
型番MJ-PA1C1A
ポートUSB-C×1
USB-A×1
最大出力20W(USB PD。USB-C 単独のとき)
2ポート同時使用:合計15W
サイズ幅4.3×奥行2.9×高さ4.05cm
重さ約53g
価格990円

iPhone の急速充電は20Wクラスで行われるので、スマホが主な用途ならこれで十分です。サイズは MJ-PA2A と同じで、手のひらに収まります。

同じ20Wクラスの旧型『USB用急速充電器(USB-C対応)MJ-KC1』は、製造元が Anker でした。実際に使っていたレビューは、以下の記事に書いています。

急速充電器 USB-C 2ポート/USB-A MJ-PD2C1A

ラインナップの最上位で、ノートパソコンも充電できる65Wの充電器です。

急速充電器 USB-C 2ポート/USB-A MJ-PD2C1A
型番MJ-PD2C1A
ポートUSB-C×2
USB-A×1
最大出力65W(USB PD。USB-C 単独のとき)
2ポート同時使用:USB-C1 は45W、ほかのポートは組み合わせで9〜20W
サイズ幅5.72×奥行3.3×高さ5.72cm
重さ約155g
価格2,990円

GaN(窒化ガリウム)を搭載していて、65Wのわりに小さく、電源プラグも折りたためます。

2ポート以上を同時に使うと、メインの USB-C1 は45Wに下がります。

とは言え、45Wもあれば『MacBook Air』をはじめ、ほとんどのノートパソコンでは必要十分と言えそう。ほかのポートは、USB-C2 なら20W、USB-A なら18Wというように組み合わせで変わるので、取扱説明書の表を一度見ておくと安心です。

バッテリーを内蔵した充電器

コンセントに挿せば充電器、抜けばモバイルバッテリーとして使えるタイプです。

急速充電ができるモバイルバッテリー付充電器 MJ-PSMB50/MJ-PSMB100

容量の違いで2機種あり、充電器としての性能は共通です。

急速充電ができるモバイルバッテリー付充電器 MJ-PSMB50/MJ-PSMB100
型番MJ-PSMB50MJ-PSMB100
ポートUSB-C×1
USB-A×1
USB-C×1
USB-A×1
最大出力USB-C:20W(USB PD)
USB-A:18W
USB-C:20W(USB PD)
USB-A:18W
バッテリー容量5,000mAh10,000mAh
サイズ幅7.1×奥行3.32×高さ7.83cm幅7.83×奥行3.32×高さ8.7cm
重さ約176g約260g
価格2,990円3,990円

取扱説明書には「USB-C からの出力は最大20Wです。ノートPCなど大きな電力を必要とする機器には正しく給電されない可能性があります」と書かれています。ノートパソコンを充電したいなら、素直に MJ-PD2C1A を選ぶのがよさそうです。

ちなみに、無印のモバイルバッテリーは2020年ごろから製造元が Anker でした。当時の製品は、以下の記事にまとめています。

マグネットでくっつくモバイルバッテリー

ケーブルをつながずに、スマホの背面にくっつけて充電するタイプです。

スマホスタンドにもなるモバイルバッテリー(マグネット式充電対応)MJ-MS11/MJ-MS51

iPhone など、Qi2 規格のマグネット式充電に対応したスマホなら、背面にくっつけるだけで充電できます。スタンドを立てれば、充電しながら画面を見られます。

スマホスタンドにもなるモバイルバッテリー(マグネット式充電対応)MJ-MS11/MJ-MS51
型番MJ-MS51MJ-MS11
ポートマグネット式(Qi2)
USB-C×1
USB-A×1
マグネット式(Qi2)
USB-C×1
USB-A×1
最大出力マグネット式:15W
USB-C:20W(USB PD)
USB-A:18W
マグネット式:15W
USB-C:20W(USB PD)
USB-A:18W
バッテリー容量5,000mAh10,000mAh
サイズ幅7.0×奥行1.7×高さ10.5cm幅7.0×奥行2.3×高さ10.5cm
重さ約170g約240g
価格4,990円5,990円

取扱説明書には「マグネット式充電は、仕様のためUSB充電より給電速度が遅くなることがあります」と書かれています。急いで充電したいときは、ケーブルでつないだほうが速いです。

ジョイントタップにつなぐポータブルバッテリー

無印良品の「ジョイントタップ・ロック付・延長コード」(別売)につないで使う、大容量のバッテリーです。

ジョイントタップ ロック付 ポータブルバッテリー 20000mAh MJ-JKB1

延長コードにつないでいるあいだは USB 電源として、外せばポータブルバッテリーとして使えます。

ジョイントタップ ロック付 ポータブルバッテリー 20000mAh MJ-JKB1
型番MJ-JKB1
ポートUSB-C×2
USB-A×2
最大出力65W(USB PD。USB-C 単独のとき)
USB-A:18W
バッテリー容量20,000mAh
サイズ幅15.3×奥行9.8×高さ2.7cm
重さ約540g
価格8,990円

USB-C から最大65Wを出せるので、ノートパソコンへの給電にも使えます。本体の充電は、延長コードにつなぐか、PD 20W以上の USB 電源を USB-C ケーブルでつなぐかの2通りです。

約540gと重さがあるので、持ち歩くよりは、デスク周りでジョイントタップと組み合わせて使うのに向いていそうです。

無印良品の充電器の製造元メーカーはオウルテックだと思う

今まで紹介してきた製品は、どれも製造元が公表されていません。

2020年に販売された旧モデルの充電機は製造元が Anker ということで話題になりましたが、新モデルはどこを見ても製造メーカーが書かれておらず、ネット上でも議論となりました。

そこで、僅かながらのヒントから、製造元メーカーを推測してみます。

各製品の取扱説明書を眺めてみると「Smart IC搭載」という表記があります。

この機能は、接続されたデバイスに応じて充電機側が最適な電力を振り分けて急速充電するというもの。

最近のUSB充電機は、メーカー毎に名称は異なるものの似たような機能が搭載されています。

主要なメーカーの似たような機能の名称をまとめてみたのが下記の表です。

メーカー名急速充電の機能名称
AnkerPowerIQ
CIONova Intelligence
エレコムおまかせ充電
サンワサプライ特に名称なし
UGREENSmartCharge
VOLTMEV-Dynamic
オウルテックSmart IC

見て分かる通り、各社それぞれの名称は異なっていますが、その中でもオウルテックが「Smart IC」という名称を使っています。

そのため、無印良品の新型充電機はオウルテックがOEM元なんじゃないかと思います。もちろん、公式に公表されているものではないので、本当にオウルテックかどうかはメーカーの方しか分かりませんが、同じ名称を使っている(使える)という時点で、結構当たってるんじゃないかと思っています。

なお、この「スマートIC」という表記は取扱説明書だけでなく、無印良品の公式ネットストア(楽天市場出店版)の商品仕様欄にも載っています。新しく出たポータブルバッテリー MJ-JKB1 の取扱説明書にも、同じ「Smart IC」の表記がありました。

オウルテックは海老名に本社を構える日本のメーカー。

同社はさまざまなものを取り扱っていますが、パソコンの周辺機器などが特に有名。自作パソコンパーツなども豊富に取り扱っているので、パソコンに詳しい方なら一度はお世話になったことがあると思います。

最近ではパソコンに限らず、スマホ関連製品も数多く手掛けており、充電機やモバイルバッテリー、ケーブル類を始め、イヤホンやスピーカーなども取り扱うなど、本当に幅広い展開をしている企業さんです。

30年以上の実績があり、サポート体制もしっかりしていると思うので、安心感という意味ではAnker以上にあると言えるかもしれません。

無印良品のUSBケーブルも普通にオススメ

充電器だけじゃなく、一緒に売られている「USBケーブル」も個人的には結構オススメです。

こちらはUSB2.0対応なのでデータ転送は速くないのですが、60Wまでの給電ができ、何と言っても柔らかいシリコンケーブルなので、ケーブルが絡まらず使い勝手が非常に良いです。

「USB-A to C」「USB-C to C」の2種類が売られている上、色も「ホワイト/グレー」と無印らしいシンプルで落ち着いたカラーがあるのも嬉しいポイント。

スマホ・タブレット充電用として、あるいはキーボードやゲームパッドなどのPC周辺機器用として使いやすく、価格も安いので1本持っておいても損はないと思います。

まとめ

無印良品の充電器・モバイルバッテリーは、コンセントに挿す充電器、バッテリー内蔵の充電器、マグネット式、ジョイントタップ式と、用途に合わせて選べるラインナップです。

スマホ中心なら MJ-PA1C1A、ノートパソコンも充電するなら MJ-PD2C1A。性能を最優先に選ぶなら、無印より充電器の専門メーカーの方がよいというのが正直なところです。

それでも、全国どこでも店舗があっていつでも買えて、何かあったときにもすぐ持ち込めるのは、無印ならではの利点。シンプルなデザインも含めて、”普通に使える充電器”が欲しいなら、よい選択肢だと思います。

無印良品では毎年春と秋に「無印良品週間」があり、無料の無印良品メンバーなら全品10%オフ(一部除く)で買えます。

急ぎでなければ、このタイミングを待つのもありです。

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フリーランスWebデザイナー兼ブロガー
2016年よりガジェットブログ「モノペディア」を運営し、これまでに200以上の製品をレビュー。デザインから写真・執筆まで全て自分で手掛けています。バリューコマース メディアアワード受賞。

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