無印良品では、モバイル関連製品のOEM元がANKERになった事により、新商品が続々と出てきています。2021年2月に新しくUSB-Cに対応した電源アダプタ『無印良品 USB用急速充電器(USB-C対応) MJ-KC1』が販売されました。
この製品は、
- USB-C、USB-Aがそれぞれ1ポートあり、2ポート同時に充電可能
- USB-CポートはUSB PD対応で最大20Wの出力が可能
- 無印良品らしいロゴなどの装飾が全く無いデザイン
などの特徴があります。実際に購入しましたので、デザインなどを詳細にレビューします。
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無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1とは?
無印良品から販売されているUSB電源アダプタです。
無印良品からは、同じくUSB電源アダプタとして『無印良品 USB用プラグがしまえる急速充電器 MJ-PA1』というUSBが2ポートある製品が販売されていますが、こちらの『無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1』は、ポート数は2ポートと同じものの、そのうち1ポートがUSBPD対応のUSB-Cになっており、最大20Wの高出力が可能なのが最大の特徴です。
スペック
無印良品 USB-C急速充電器 | |
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型番 | MJ-KC1 |
AC入力 | AC 100-240V 1.5A 50-60Hz |
最大出力 | USB-C:5V=3A/9V=2.22A(最大20W出力) USB-A:5V=2.4A(最大12W出力) |
USBポート | USB-C:1ポート(USB PD対応) USB-A:1ポート |
本体サイズ | 幅6.3×高さ6.2×奥行2.9cm |
重量 | 約100g |
価格 | 税込 2,290円 |
スペックは上記の通り。USB-CポートはUSB PDに対応しており、最大20Wまでの出力が可能。更にUSB-Aポートの方も最大12Wまでの出力に対応しているため、対応している機種を持っている場合は高速充電が可能。
複数USBポートがある電源アダプタの場合、同時充電すると出力が落ちるケースもありますが、この『無印良品 USB-C急速充電器』では、USB-C、USB-A同時に充電しても出力が落ちることは無く、アダプタ全体で32Wまでの出力が可能です。
パッケージの内容
『無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1』を開封してパッケージ内容や本体外観・サイズ感を見ていきます。
パッケージは無印良品でお馴染みのダンボールパッケージ。全面は商品名と品番、背面はイラストが書いてあるだけのシンプルなもの。これを見ただけではOEM元がどこか分かりません。
パッケージ内容は上記の通りです。
本体外観・サイズ感
『無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1』本体の外観やサイズ感を見ていきます。
本体側面は非常にシンプルで、ロゴや文字などが一切ありません。この辺りは流石無印良品といった所。他のメーカーではここまでのシンプルさはまず見かけることはありません。
本体の質感はマットな感じで光沢はありません。触ると少しザラッとした感触があり、無印良品の家電製品で使われているものと同じ素材が使われているようです。
コンセントプラグ部分は、折りたたんで本体に収納出来るようになっています。
プラグが折り畳めると、持ち運ぶ時非常に便利になります。
USB端子部分。上のポートがUSB PDに対応したUSB-Cポート。下のポートがUSB-Aポートの2ポートになっています。
USB-Cポートの最大出力は20W。USB-Aポートの最大出力は12Wとなっており、このUSB電源アダプタ全体で32Wの出力が可能となっています。
USB-Cポートは20Wの出力があるので、iPadなどのタブレット端末を充電する時にもフルスピード充電する事が可能な上、iPhone8以降のスマートフォン端末でも高速充電することが出来ます。
本体底面には、各種仕様が記載されています。ここでようやくOEM元メーカーの記載があります。OEM元はスマートフォン関連の機器を多数販売しているANKERです。
当然PSEマークも取得しており、日本国内で安全に使用することが出来ます。
本体サイズは「幅6cm×高さ6cm×奥行2.8cm」となっており、実測はスペックよりも多少小さいサイズでした。
重量は実測で101g。ほぼスペックと同じ重量でした。
手にとった感じだと、重くは無いのですが決して軽いとも言えず、持ち運び用としてはもう少し軽いといいのになと思いました。
無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1のOEM元製品
『無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1』のOEM元メーカーはANKERですが、これの元になった製品『Anker PowerPort PD 2 (A2625)』です。
こちら、同名の初代モデルは最大出力が18Wまででしたが、アップデートされ20Wまで出力できるようになった新型です。
OEMとなると古い製品が元になる事も多いのですが、ちゃんとアップデートされたモデルが採用されているのは嬉しいポイントですね。
無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1のレビューまとめ
『無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1』は、USB PDに対応したUSB-Cポートを搭載し、最大20Wまでの出力が可能です。これによりタブレットやスマートフォンをフルスピードで充電することが出来るので、端末を持っている方は十分に恩恵を受けることが出来ます。
USB-Aポートの方も最大12Wまでの出力が可能となっており、現在のモバイル事情に合わせた定番と言えるスペックを有しています。
また、デザイン面でも優秀で無印良品らしく目に見える部分にロゴや文字がほとんどありません。こういった製品はロゴが目立っているものも多く、コンセント周りがゴチャゴチャとなってしまう事が多いのですが、『無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1』であれば、どんなインテリアでも調和してくれそうです。
デメリットとしては、USB-Cポートの出力が20Wとノートパソコンの充電には力不足という点があげられます。
例として、M1チップ搭載のMacBookAirの場合、電源アダプタは30Wのものが付属してきます。そのため、この『無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1』では出力が足りず、この電源に繋いでいても電池が減っていくという事になります。
多少価格は高くなりますが、似たようなUSBポート数だと『Anker PowerPort Atom III』だとUSB-Cポートから最大45Wの出力が出来るので、ノートパソコンにも十分使えます。
また、無印良品のモバイル製品全般に言える事ですが、OEM元であるANKERの場合、会員登録をすることによって保証期間を最大2年間まで伸ばすことが出来るのに対し、無印良品の場合は他の家電製品と同じく最大1年間までの保証期間となっています。
安心という観点から考えると、保証期間の短さはデメリットかなと感じます。
こんな人にオススメ
OEM元のANKERではなく『無印良品 USB-C急速充電器 MJ-KC1』をあえて買うという人は無印好きの人が多いと思いますが、それ以外にも出来るだけシンプルなものが欲しいといった方にもこの製品はおすすめです。
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