数あるモニターアームの中でも、非常に高いスペックとシンプルで洗練されたデザインで高い評価を得ているのが『COFO 無重力モニターアーム Pro』。
クラウドファンディングサイト「Makuake」にて応援購入総額7,200万円を達成した化け物のようなモニターアームですが、そんなCOFOのモニターアームから上下配置にも対応した『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』が登場しました。

結論から言うと、従来のデュアル版ではできなかったモニターの上下配置に加え、左右配置にも対応し、さらにベース部分がより小さくなったことで、デュアルモニター環境のベストチョイスと言える仕上がりになっています。
実際に自分のデスクに設置し、さまざまなレイアウトを試してみましたので、従来のデュアル版との違いやメリット・デメリットを詳しくレビューしていきます。
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COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版) とは?

モニターアーム最高クラスのスペックと、洗練された優れたデザインで各方面から高い評価を得ているCOFOのモニターアーム。
そんなCOFOのモニターアームから新しく登場したのが『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』です。
従来の「デュアル版」はモニターを左右配置にしか対応していませんでしたが、本製品はモニターの上下配置にも対応。さらに左右配置にも対応しているので、デュアルモニター環境のレイアウト自由度が大きく向上しました。
また、デスクに設置するためのベースの形状やクランプ部分も従来より見直され、よりコンパクトになっているのも注目すべきポイントです。
スペック
| COFO 無重力モニターアーム Pro (上下配置版) | COFO 無重力モニターアーム Pro (デュアル板) | エルゴトロン LX デスクデュアル ダイレクト | |
|---|---|---|---|
| モニター左右配置 | ◯ | ◯ | ◯ |
| モニター上下配置 | ◯ | – | ◯ |
| 対応モニターサイズ (アーム1本あたり) | 17〜40インチ | 17〜40インチ | 〜24インチ |
| 耐荷重 (アーム1本あたり) | 2.5kg〜14kg | 2.5kg〜14kg | 3.2〜9.1kg |
| チルト(縦) | +80° / −80° | +80° / −80° | +5° / −70° |
| パン(横) | +90° / −90° | +90° / −90° | +90° / −90° |
| 回転 | 360° | 360° | 360° |
| 構造タイプ | ダブルメカニカルスプリング式 | ダブルメカニカルスプリング式 | メカニカルスプリング式 |
| VESA規格 | 75×75mm 100×100mm | 75×75mm 100×100mm | 75×75mm 100×100mm |
| クランプ対応天板 | 10〜50mm | 10〜50mm | 10〜66mm |
| グロメット対応天板 | 10〜55mm | 10〜50mm | 8〜76mm |
| カラー | マットブラック/マットホワイト | マットブラック/マットホワイト | ブラック/ホワイト/シルバー |
| 本体重量 | 6.72kg | 6.5kg | 8.62kg |
| 価格 | 32,999円(税込) | 32,999円(税込) | 45,560円(税込) |
従来のデュアル版との違い
すでに『COFO 無重力モニターアーム Pro(デュアル)』を持っている方や、購入を検討していた方にとって一番気になるのが「従来のデュアル版と何が違うのか」という点だと思います。
実は、耐荷重や対応モニターサイズといったスペック面での差はほとんどなく、どちらもアーム1本あたり最大14kg、17〜40インチのモニターに対応しています。
大きな違いは以下の2点です。
- モニターを「上下配置」できるようになった
- ベース部分がさらにコンパクトになり、デスク上の場所をほとんど取らなくなった
従来のデュアル版はモニターを左右に並べる前提の設計だったため、ウルトラワイドモニターのような横長のモニターと組み合わせにくいという課題がありました。
本製品ではそれが解消され、上下配置にも左右配置にも対応。サブモニターを縦置きにしたレイアウトなど、さまざまな組み合わせが1台で実現できるようになっています。
また、ベース部分もさらに見直され、よりコンパクトに。「デスク上の作業スペースをなるべく広く確保したい」という方にも嬉しいアップデートです。
これからCOFOのデュアルモニターアームを買うなら、基本的には本『上下配置版』を選ぶのがベストだと思います。
パッケージ内容

『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』のパッケージ。
パッケージ外装もそうですが、内部も個々のパーツがそれぞれ個包装されていたりと、かなり丁寧な作りになっています。

- ベース ×1
- ポール ×1
- 下アーム ×2
- 上アーム ×2
- VESAプレート ×2
- 固定リング ×2
- 取り付け工具 ×1式
- 取扱説明書
付属品は上記の通り。



モニターアーム本体はもちろん、取り付け金具や工具なども全て付属しているので、自分で別途用意する必要はありません。
細かいネジ類もそれぞれ小分けされており、分かりやすく親切です。

当然説明書も日本語で詳細に書かれており、これを見ながら作業すれば誰でも簡単に取り付けられると思います。
本体デザインと取り付け

実際にデスクに『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』を取り付けていきます。
デスクへの取り付けは「クランプ式」「グロメット式」どちらにも対応していますが、今回はクランプを使い挟み込む形で設置する「クランプ式」を使います。

一般的なモニターアームの場合、ベースを取り付ける際はデスクの下からレンチで締める必要がありますが、COFOのモニターアームは、ベースの上からレンチを差し込んで操作できます。
わざわざデスク下に潜り込む必要が無いので、これはかなり便利。全モニターアームで採用して欲しいくらいですね。

ベース部分が設置できたら、次はポールを上から差し込み、レンチで固定。

次はまず固定リングを付け、

その上から下ベース部分を差し込んで固定。


これをもう一度繰り返します。

2つの下ベース部分を取り付けた様子。


続いて、下アームに上アーム部分を取り付けてレンチで締めれば、ベース部分は完成します。
2つアームがありますが、やってることは同じなので組立自体はかなり簡単という印象。

続いてモニターに付属のVESAプレートを取り付け。このプレートは「75×75mm」「100×100mm」どちらにも対応しているので、幅広い種類のモニターが設置可能です。

モニターを上から差し込むような形でセットできるので、簡単。

モニターを差し込んだ後、安全ロックをスライドさせることでロックができます。
ここまで見てきたように、総じて組み立ては非常に簡単。ベース部分の取り付け方やモニターの取り付けまで、他のモニターアームでちょっと「面倒くさいな」と感じる部分が大きく改善されており、COFOはモニターアームのメーカーとしては後発ながら、既にどのメーカーよりも完成度が高いと言えるくらい、洗練されています。

2台のモニターを設置した様子。今回は27インチ、24インチの2台を使っています。上下配置版なだけあって、問題なく設置可能。
ただ、上下配置時には一部設置不可な組み合わせもあり、下に40インチクラスの大型モニターを配置した場合、上には24インチ以下のモニターしか設置できません。
あまり該当するケースは無さそうな気もしますが、下に大型モニターを配置する予定の場合、可能かどうか一度確かめておくと良いでしょう。

左右に配置した様子。
上下配置版と名前は付いていますが、左右にも配置は可能です。

こちらもよくSNSで見かける一方を縦に配置した様子。
このようにレイアウトの自由度は高く『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』1台で、さまざまなレイアウトパターンに対応できます。
COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版) のメリット
実際に『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』を使って感じたメリットを紹介します。
アーム1本あたり14kgの耐荷重で大型モニターにも対応
2画面対応のデュアルモニターアームは、さまざまなメーカーから販売されていますが、14kgの耐荷重がある製品ってそう多くありません。
モニターアームで有名なエルゴトロンでも、アーム1台辺りの耐荷重は9〜10kg程度で、最大モニターサイズも27インチくらいです。
その点『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』は、アーム1台辺り14kgの耐荷重があり、対応モニターサイズも最大40インチと最強クラス。大型のウルトラワイドモニターにも対応できる”ガチなスペック”が大きな特徴です。
上下・左右どちらにも配置でき、レイアウトの自由度が高い

『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』の最大の特徴は、その名の通りモニターを上下に配置できる点です。
27インチや24インチのモニターを2枚上下に並べた配置はもちろん、左右配置・片方だけ縦向きにしたレイアウトなど、1台でさまざまな組み合わせに対応します。
特に、大型のメインモニターの上にサブモニターを配置するレイアウトは、デスクの幅を圧迫せずにデュアル環境を構築できるので、狭いデスクを使っている方には嬉しいポイントです。
※上下配置時には一部制限があり、下に40インチクラスの大型モニターを配置する場合、上には24インチ以下のモニターしか設置できません。下に大型モニターを配置する予定がある方は、事前に公式サイトで確認しておくとよいでしょう。
ベース部分が非常にコンパクトで、デスク上の場所を取らない

『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』の優れた点としてベース部分がかなりコンパクトです。
モニターアームのベース部分ってどうしてもデスクの上に出てくるものなので、ベース部分の大きさってデスク上の使える広さに直結します。
その点、COFO場合はベース部分の直径が約10cmと、数あるモニターアームの中でも最小クラス。
ベース部分が小さいと評判の『Flo Monitor Arm』とほぼ同じ大きさなのに加え、ベースの軸が奥に配置されているので、よりコンパクトにデスクに設置できます。
このように、ベース部分の使い勝手や完成度はCOFOの右に出るものは居ないのではないかと思うくらい、優れています。
ダブルメカニカルスプリング式で動きが滑らか

以前より『COFO 無重力モニターアーム Pro』を使っているので、日々感じている事なのですが、ダブルメカニカルスプリング方式を採用したアームの滑らかさは抜群で、位置調整する際も非常にスムーズに動いてくれます。
安価なモニターアームの場合、動かす際に「ギギギ…」といった軋む音がする製品もあるのですが、COFOのモニターアームはそういった不快な音は全くせず、スッと動いてくれるので気持ち良いです。

また”無重力”という名が付いている通り、狙った位置にピタッと止められるのも良い点。モニターの重さによってはアームが浮き沈みするのですが、それのトルク調整も六角レンチなどを使わず、回すだけで調整が可能です。
このように「使いやすさ」という点では、COFOのモニターアームは非常に優れており、デュアルモニターアームでもその使い勝手の良さは引き継がれています。
なお、アームの動きの滑らかさや、どのくらい角度調整できるかなどを以前検証した動画がありますので、良ければあわせてご覧ください。
繋ぎ目のないミニマルで洗練されたデザイン
COFOのモニターアームはデザインが美しいことで定評があります。
実際に「グッドデザイン賞」を始め、フランスの「French Design Award」やアメリカの「American Good Desidn」など世界中のデザインアワードで受賞するなど、各方面から高い評価を得ています。

実際に製品を見ていても分かる通り、アームの質感は非常に良く、繋ぎ目が無いシンプルで洗練されたデザインとなっています。
また、モニターアームというものは、モニター類から伸びるケーブルをどう隠すか…というのも重要なポイントです。『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』は、上アーム・下アーム共にケーブルホルダーがあるほか、付属する「収納リング」や「ケーブル固定テープ」を使うことで、よりスッキリとした見た目にできる工夫がなされています。

僕もまだ配線処理は試行錯誤中なのですが、収納リングやケーブル固定テープを上手く使えば、結構キレイにまとめられるのでは無いかと感じています。
あと、ケーブルをまとめる際にオススメなのが、ケーブルスリーブを使うこと。ケーブルスリーブとは編込式のケーブルカバーの事で、これを使うことによって複数のケーブルをまとめられる他、色も隠すことができます。
特に白いデスク環境の場合、黒いケーブルだと目立ってしまうので、こういったケーブルスリーブを活用するとよりスッキリまとめることが可能です。
別売りのノートPCホルダーマウントも使える

COFOには別売りで「ノートPCホルダーマウント」が用意されています。
これを使うことにより、ノートPC用のスタンドとしても使用可能。ノートPC、モニター共に自由自在に位置が変えられるので作業効率はかなり向上します。

「ノートPCホルダーマウント」は、11.6〜17.3インチまで幅広く対応しており、伸縮タイプのサイドストッパーが付いているので、着脱も簡単です。
耐荷重も9kgまでと重量級のゲーミングノートPCでも問題なく使用可能です。
COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版) のデメリット
使い勝手や完成度の高い『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』ですが、実際に使って感じた気になる点も正直に紹介していきます。
アーム自体はやや太め

『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』のデザインはミニマルで美しいフォルムを実現しており、”世界一美しいモニターアーム”と呼ばれる『Flo Monitor Arm』と比較しても遜色ないレベルだとは思いますが、1点気になるのはアーム自体はやや太めという所。
恐らく、ダブルメカニカルスプリング式を採用している点や、耐荷重14kgという高スペックを実現するためにこのような堅牢性のある設計になっているのだと思いますが、もう少し細ければさらにシャープで美しいと思います。
左右配置の場合、アームが後方に大きく伸びる
『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』は、上下左右自由にモニターのレイアウトを変えられるのが特徴ですが、モニターのレイアウトによってはアームが大きく後方に伸びてしまいます。

特に左右配置の場合、結構後方までアームが伸びてしまうので、壁ギリギリに設置することができません。

色々と試してみたのですが、デスクに設置したモニターアームの位置自体を横にずらすことで、なんとか左右配置でも後方の出っ張りを最小限に抑えることができました。
このように、モニターのレイアウトによっては後方に空間が必要だったり、位置を変えるなどの工夫が必要な場合があるので、どの様なレイアウトで使う予定なのか、設置場所に余裕はあるのかなどを事前に確認しておくことをオススメします。
COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)はこんな人におすすめ
『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』は以下のような方におすすめです。
- デュアルモニター環境を構築したい方
- モニターを上下配置で使いたい方
- ウルトラワイドモニターとサブモニターを組み合わせて使いたい方
- 14kg・40インチまで対応できる高耐荷重のモニターアームが欲しい方
- デスク上のスペースをなるべく広く使いたい方
- 美しいデザインのモニターアームにこだわりたい方
シングルモニターで使う予定の方は、本製品ではなく同シリーズの『COFO 無重力モニターアーム Pro(シングル)』の方が価格も安く向いていますが、デュアルモニター環境を考えているなら、本製品はかなり良い相棒になってくれると思います。
COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)に関するよくある質問
『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』に関するよくある質問をまとめました。
- 従来の「デュアル版」と「上下配置版」の違いは?
- 大きな違いは2点です。1点目は、本製品は「上下配置」にも対応していること。従来のデュアル版は左右配置にしか対応していませんでした。2点目は、ベース部分がさらにコンパクトになり、デスク上の場所をほとんど取らなくなっていることです。耐荷重や対応モニターサイズといったスペック面はほぼ同じなので、これからCOFOのデュアルモニターアームを買うなら基本的には上下配置版がおすすめです。
- 上下配置版でも左右に配置できる?
- はい、上下配置版でも左右にモニターを配置できます。「上下配置版」という名前ですが、上下・左右どちらのレイアウトにも対応しています。
- 対応しているモニターのサイズは?
- アーム1本あたり17〜40インチのモニターに対応しています。ただし上下配置時には一部制限があり、下に40インチクラスのモニターを配置する場合、上には24インチ以下のモニターしか設置できません。
- デスクの天板の厚さはどのくらいまで対応している?
- クランプ式の場合は10〜50mm、グロメット式の場合は10〜55mmに対応しています。一般的なデスクであれば問題なく取り付けできます。
- エルゴトロンLXとどちらがおすすめ?
- 40インチクラスの大型モニターやウルトラワイドモニターを使いたい場合や、デスク上のスペースを最小限にしたい場合は『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』の方がおすすめです。実績と信頼性を重視するなら、モニターアーム業界の定番である『エルゴトロンLX』も良い選択肢です。
COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版) のレビューまとめ
『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』は、高い評価を得ているCOFOモニターアームシリーズの新モデルです。従来のデュアル版ではできなかった上下配置に加え、左右配置にも対応し、より自由なモニターレイアウトが可能となりました。
さらに、ベース部分もコンパクトになり、デスク上のスペースをほとんど圧迫しません。アーム自体のスペックや動きの滑らかさは申し分無く、デザインもCOFOらしい美しいフォルムなので、どんなデスクとも相性は抜群です。
デュアルモニター用のモニターアームが欲しい場合、現時点で最もおすすめできるモニターアームが『COFO 無重力モニターアーム Pro(上下配置版)』だと思います。気になった方はぜひチェックしてみてください。






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