ハーマンミラー Flo Monitor Arm レビュー/世界で最も美しいおしゃれな白いモニターアーム

モニターを自由自在に動かせ、デスクの上もスッキリと見せることができるのが「モニターアーム」。

僕もGREEN HOUSEの『GH-AMCD01』という白いモニターアームを使っていましたが、デスク環境をより自分好みにしたいと思い、今回ハーマンミラーの『Flo Monitor Arm』というモニターアームを購入しました。

Flo Monitor Arm

この『Flo Monitor Arm』は、世界で最も美しいモニターアームと言われるくらい、デザインが秀逸な製品。

実際にデスクに取り付けてみた様子や、動きの滑らかさ、ケーブルマネジメントなど詳しくレビューしていきます。

デザインが良いモニターアームを探している方は、是非本記事を参考にしてください。

Flo Monitor Armとは?

Flo Monitor Arm
画像引用:Amazon.co.jp

『Flo Minitor Arm』とは、「アーロンチェア」や「セイルチェア」など高級ワークチェアを手掛ける「ハーマンミラー社」の子会社である、CBS(Colebrook Bosson Saunders)社によって作られたモニターアーム。

その優れたデザインは世界3大デザインアワードの一つ「Red Dot Design Award」で受賞するなど世界中から高い評価を得ています。

スペック

Flo Monitor Arm
耐荷重3〜9kg
対応デスク天板スプリットクランプ:13〜65mm
トップマウントクランプ:12〜25mm
可動域前後可動域:341 mm
左右可動域:458 mm
チルト:+48.5° / -48.5°
対応VESA規格75×75、100×100
カラーブラック/シルバー/ホワイト
製品保証12年
価格43,450円

『Flo Minitor Arm』のスペックは上記の通り。

耐荷重は3〜9kgとなっています。

一般的なモニターであれば恐らく問題ありませんが、40インチ前後の大型ウルトラワイドモニターの場合、ものによっては9kgを超えてくるようなものもあるため、事前に取り付ける予定のモニター重量は調べておいた方が良さそう。

また、製品保証はハーマンミラーならではの12年保証が付いています。『ミラ2チェア』の様なワークチェアだけじゃなくて、こういったアクセサリー類も12年の保証が付いているのは凄いと思います。

パッケージの内容

『Flo Minitor Arm』を開封して、パッケージ内容や本体外観・サイズ感を見ていきます。

パッケージの見た目は驚くほどに簡素。

開封してみても、一応基本的な梱包はされていますが、そこまで厳重というわけではありませんでした。

Flo Monitor Armのパッケージ内容
Flo Monitor Armのパッケージ内容
  • Flo Monitor Arm 本体×1
  • クランプ一式 ×1
  • VESAマウント ×1
  • ケーブルクリップ ×1
  • 六角レンチ一式 ×1
  • 説明書類

パッケージ内容は上記の通り。

説明書類は3つ付属してきますが、そのうちの一つが日本語マニュアル。

組み立て方など一通り解説してくれているので、このマニュアルを見ながら設置します。

本体デザイン

Flo Monitor Armの本体外観を今まで付けていたモニターアームと比較
上:Flo Monitor Arm、下:GH-AMCD01

『Flo Monitor Arm』の本体デザインを見ていきます。

元々取り付けていたGREEN HOUSEの『GH-AMCD01』と並べてみました。元々のモニターアームも白くて割りと気に入ってたのですが、やはり全体的なフォルムの美しさは『Flo Monitor Arm』の方が圧倒的に洗練されている様に感じます。

アームの直径もかなり細く、シャープな印象。直線的でスマートなデザインとなっています。

付属するクランプ部分。内側には滑り止め防止用のゴムが貼り付けられています。

よく見るとColebrook Bosson Saundersの刻印が入っていますね。

Flo Monitor Armの使用レビュー

デスクに『Flo Minitor Arm』を取り付けて、実際の動きなどを見ていきます。

取り付けるデスク

今回取り付けるのは『Flexispot E7』に、メーカー純正の天板を組み合わせたデスク。

天板の厚さは25mmです。

挟み込み用パーツを取り付け

クランプに挟み込み用のパーツを取り付け、デスクに設置していきます。

デスク天板にクランプを設置

デスク天板にクランプを設置。

六角レンチでしっかりと固定します

設置後は付属の六角レンチで締め、しっかりとデスクに固定します。

デスク表に出たクランプ部分

デスク表に出たクランプ部分。

他のモニターアームと比較してもかなりコンパクト。

クランプ部分にアーム本体を差し込みます

後は、ここにアーム本体を差し込むだけ。

差し込むだけで設置完了

設置が完了。かなりスッキリとしています。

モニターにマウントプレートを取り付け

続いて、モニター側にマウントプレートを取り付け。

VESA規格に対応している

付属のネジで止めていきます。『Flo Monitor Arm』はVESA規格の75×75、100×100どちらにも対応しています。

Dリング

『Flo Monitor Arm』の特徴である「Dリング」。

Dリングに対して上から差し込む様な形でモニターを取り付けていきます。

上手くはまったら「カチッ」と音がし、モニターの取り付けは完了。

ケーブルマネジメント

続いてモニターから出ているケーブルを綺麗にまとめます。

ケーブルスリーブを使い、ケーブルを目立たないようにします

個人的に最近かなり重宝しているのが、白いケーブルスリーブ。

電源ケーブルとかって基本的に「黒」が多く、ゴチャゴチャしがちなので、こういったケーブルスリーブにまとめるとスッキリとして見えるのでおすすめです。

Flo Monitor Armは、アーム内部にケーブルを収納するスペースがある

『Flo Monitor Arm』は、ケーブルをアーム内に収納するためのスペースが設けられているので、スリーブで包んだケーブル類をこのスペースに収めるとさらにスッキリ感も増しますね。

付属のケーブルクリップを使い、ケーブルを固定してさらにスッキリと見せます

また、付属のケーブルクリップを使うとアームに沿ってケーブルを固定できるので、更にケーブルの存在感を消すことができます。

かなりケーブルの存在感を消すことができました

モニターには3本ケーブルを繋げていますが、ケーブルスリーブを使い、アーム内部にケーブルを収める事で、かなりケーブルの存在感を消すことができました。

動きのなめらかさを確認

『Flo Moniter Arm』の見た目が秀逸なのは今まで見てきましたが、モニターアームとして動きの滑らかさなどはどうかを見ていきます。

水平(スイベル)

水平方向に動かしている様子

水平の移動は非常に滑らか。

片手でも軽く動かせるほどなので、「ちょっとこの画面見てよ」といった感じで隣の人に画面を見せるという事も軽々とこなせます。

上下(チルト)

上下の角度を変えている様子

上下方向は±48.5°まで調整可能と自由度が高い。

なにも調整していないので若干固めですが、ドライバーを使って調整すれば好みの固さに調整できます。

高さ

高さを変えている様子

高さの調整も自由自在。

思い通りの位置にピタッと止まってくれます。

六角穴で固さは調整可能

大きくて重いモニターの場合、自重で下がってくることもあるそうですが、その場合はアームにある六角穴を回すと調整できます。

回転(ピボット)

回転させている様子

90°回転させるピボットにも対応。回転は滑らかでスムーズに角度を変えられます。

これまで見てきた様に、モニターアームとしての使い勝手は良好。上下左右、回転など、どの動きもスムーズでどのような位置にもスッと動かせる滑らかさがあります。

モニターアームとしての実力は他社製品と同等以上の実力はあると思います。

クランプ部分が小さくて場所を取らない

クランプ部分が小さくて場所を取らない

モニターアームのクランプ部分ってどうしてもデスクの上に出てしまうので、ここが小さければ小さいほどスッキリと見えるのですが、逆に小さすぎると安定感が失われてしまいます。

『Flo Monitor Arm』は、クランプ部分のサイズが他のモニターアームと比較してもかなり小さく、ミニマルなデザインを実現している上に、安定感も損なわれていません。

正直、アーム部分は他製品で似たようなものも存在するのですが、クランプ部分も含めたトータルデザインの洗練さは『Flo Monitor Arm』の他に類を見ないと思います。

マウントプレートがなぜか黒

ホワイトモデルなのになぜかマウントプレートが黒

今回購入したものは「ホワイト」モデルということで、クランプ部分やアーム部分などは全て白を基調とした色にまとまっているのですが、なぜかモニターに取り付けるマウントプレートは「黒」です。

僕はモニターも白いものを使っているので、マウントプレートだけが浮いている感じになってしまいました。

モノトーンと言えば聞こえは良いですが、せっかくホワイトモデル買ったんだから、マウントプレートも白にして欲しかったな……というのが正直な所。

価格はね…高いよね

ここまで見てきたように『Flo Monitor Arm』は、見た目の美しさに加え、モニターアームとしての機能も十二分と、製品の質としては文句の付け所はありませんが、唯一の弱点が価格です。

元々3万円台後半くらいの価格だったのですが、最近原材料高騰などの影響か値上がりしており、2023年9月現在、43,450円という価格になっています。

他社のモニターアームは概ね1〜1.5万円くらいで購入でき、モニターアームの定番と呼ばれる『エルゴトロン LX』でも2万円くらいです。

2倍近くの価格差がある『Flo Monitor Arm』に、エルゴトロンの2倍の性能があるか……と言われるとありません。

そのため、コスパ重視する方にはおすすめできないというのが正直な所です。

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Flo Monitor Armのレビューまとめ

Flo Monitor Arm

総合評価

(4.5)
Flo Monitor Arm のメリット
  • 余計な装飾が一切ないミニマルなデザイン
  • マットで落ち着きのある質感
  • 他に類を見ないほどコンパクトなクランプ部分
  • 動きが非常になめらか
Flo Monitor Arm のデメリット
  • マウントプレートが黒
  • 価格が約4万円…

『Flo Monitor Arm』は、他には類を見ないほどに洗練されたミニマルデザインのモニターアーム。世界一美しいと称されるだけあって、デザイン性の高さは他のモニターアームと一線を画しています。

デザイン性だけではなく、モニターアームとしての性能も申し分なく、世界中から高い評価を得ているのも頷けます。

ただ、他の製品が1〜1.5万円くらいで購入できる所、4万円を超える価格というのは流石に高いと言わざるを得ません。

しかし『Flo Monitor Arm』はコスパで選ぶような製品では無いのも事実。このデザインに惚れた方、デスク周りをスッキリとまとめたいという方は、ぜひ勇気を出して『Flo Monitor Arm』を選んでほしいと思いました。

AUTHOR

Webデザイナー兼ブロガー
白い”モノ”を中心に、ガジェットや家電、デスク周りのアイテムなどをレビューしています。

バリューコマース メディアアワード 2021下期 新人賞1位 / 2022下期 ファッション・アクセサリー賞 受賞 | Picky'sの記事監修も行っています | Apple好き・ムジラー | 2児のパパ

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