現在、さまざまな物の値段が上がり続けており、パソコンやガジェット、スマホなどもどんどん値上げラッシュが続いています。
今回紹介する『Blackview WAVE 7C』は、今や貴重となってきた1万円台で購入できるスマートフォン。

実際にしばらく使ってみましたが、結論から言うと、価格が価格なだけに性能は低く、メイン端末にはなり得ません。ただ、用途を絞ったサブスマホとして使うなら悪くないという印象でした。
特に驚いたのが、この価格帯でハイレゾコーデック「LDAC」に対応している点。低価格でオーディオ再生機としても使えると考えると、実はかなり優秀なんじゃないかとも思っています。
スマホとしての性能をはじめ、各種ベンチマーク結果、カメラの作例、背面カメラの謎なども含めて詳しく紹介していきます。
タップできる目次
Blackview WAVE 7Cとは?
『Blackview WAVE 7C』は、香港に拠点を置くBlackviewが展開するエントリー向けのAndroidスマートフォンです。
Blackviewといえば低価格帯のスマホやタブレットのメーカーというイメージですが、あらためて公式サイトを見てみると、スマートウォッチやワイヤレスイヤホン、ノートPC、ミニPC、ノートPCに増設できるポータブルディスプレイ、さらにはプロジェクターまで並んでいました。思っていた以上に手広くやっているメーカーですね。
そのなかでWAVEシリーズは、価格を抑えたスタンダードなスマホという位置づけになります。
スペック
| Blackview WAVE 7C | |
|---|---|
| OS | DokeOS 5.0(Android 16ベース) |
| SoC | Unisoc Tiger T310 |
| メモリ | 4GB(+最大12GB拡張で合計16GB相当) |
| ストレージ | 64GB/128GB ※microSDで最大2TBまで拡張可能 |
| ディスプレイ | 6.56インチ |
| 解像度 | 720×1612px |
| リフレッシュレート | 60Hz |
| タッチサンプリングレート | 180Hz |
| カメラ | アウトカメラ:3,200万画素 インカメラ:1,300万画素 |
| バッテリー | 5,000mAh |
| 生体認証 | 顔認証 |
| 防水防塵性能 | IP54 |
| SIM | nanoSIM×2+microSD(3スロット独立) |
| 通信 | 4G LTE(5G非対応)/ Wi-Fi 5 / Bluetooth 5.0 |
| 対応バンド | B1 / B3 / B8 / B18 / B19 / B26 / B28 / B41 ほか(日本の主要バンドを網羅) |
| スピーカー | モノラル(1基) |
| 端子 | USB-C / 3.5mmイヤホンジャック |
| カラー | オレンジ / ブラック / アークティックブルー |
| サイズ | 165.3 × 76.7 × 8.85 mm |
| 重量 | 200g |
| 価格 | 17,900円 |
パッケージ内容


パッケージはオレンジ色が鮮やかなデザイン。今回使っているのは「アークティックブルー」という本体カラーですが、パッケージの色は本体カラーとは連動しておらず、オレンジで統一されているようですね。

- Blackview WAVE 7C 本体×1
- USB-A to USB-Cケーブル ×1
- USB電源アダプター ×1
- SIMピン ×1
- 取扱説明書
パッケージ内容は上記のとおり。

取扱説明書は多言語対応されており、日本語の表記も確認できました。

充電に使うUSB-A to USB-Cケーブル。


付属するUSB電源アダプターは10Wのもの。正直、本体のバッテリー容量が5,000mAhということを考えると性能不足ではありますが、近年は充電器を付属しない製品も増えているので、この価格帯で付属していること自体がありがたいとも言えます。

SIMピンも付属してきます。
なお、本製品はeSIMには非対応で、物理SIMのみ対応しています。ただ、物理SIMを2枚挿せるうえにmicroSDも同時に使えるので、回線を使い分けたい方には嬉しい構成です。
本体デザイン
『Blackview WAVE 7C』の本体デザインを見ていきます。

本体は6.56インチのディスプレイを搭載しており、画面サイズとしてはなかなかに大きめ。
上部にはインカメラが搭載されており、顔認証にも使います。

そしてツッコミどころ満載の背面デザイン。どこからどう見ても、某スマホのPro Maxです。
今回使っている色は「アークティックブルー」という水色ですが、オレンジカラーもあり、めちゃくちゃ意識しているのが分かります。
変にオリジナリティのある奇抜なデザインよりも、逆にこっちの方が潔くてよいかも……なんて思ってしまうくらいです。

本体左側にはSIMスロットと音量±ボタン。

SIMカードトレーは2枚のSIMカードに加え、microSDカードも挿せるようになった縦長のものが使われています。

右側には電源ボタンとファンクションキー。
ファンクションキーは写真の撮影に使えます。

本体底面はスピーカー、USB-Cポート、マイク、3.5mmイヤホンジャックがあります。
近年3.5mmイヤホンジャックが省かれる傾向にありますが、本機はしっかりと備わっており、有線イヤホンやヘッドホンなどを直接接続することができます。

背面カメラは某Pro Maxのように3眼に見えて……右と下のレンズはダミーです。
な… 何を言ってるのか、わからねーと思うが、おれも 何でこうなっているのか わからなかった…
この辺りは後ほど深掘りします。

なお、本製品はかなり安価な製品ながら、あらかじめソフトケースが本体に付いた状態で梱包されています。
ソフトケース自体の品質はそこそこという印象ながら、最初から付いているのはありがたいですね。

それに加え、ディスプレイの保護フィルムもあらかじめ貼られています。
これはすごい丁寧ですね。一般的に本体自体が安くても周辺機器まで加えるとそこそこの値段になりますが、箱から開けてそのまま使えるのは良きポイントです。

本体の筐体は金属ではなくプラスチックなのですが、質感は思ったよりも良好。

今回使っている「アークティックブルー」というカラーも、薄い水色がほのかに光沢を帯びたような感じで光っており、パッと見た感じ1万円台とは思えないくらいの質感の良さがあります。
ただ、それだけに背面中央へ思いっきり貼られた仕様表示のシールは、ちょっと気になるところ。とはいえこれは剥がせるので、気になる方は剥がしてしまえば済む話ではあります。
Blackview WAVE 7Cの動作チェックと各種ベンチマーク
『Blackview WAVE 7C』を実際に使い、動作をチェックしていきます。
『Blackview WAVE 7C』に搭載されているOSは、「DokeOS 5.0」という独自のOS。しかし、このOSはAndroid 16をベースに作られており、使用感はほぼAndroid純正品と同様です。
スペックは控えめながら、OS自体はかなり新しいので長く使えそうなのはメリットと言えます。


DokeOSの初期画面。見慣れないアプリがいくつかありますが、Googleのアプリも入っており、Playストアアプリもあるので、自由にアプリのインストールが可能。
この辺りは純正Androidと使用感はほぼ変わらないと思います。


ストレージは64GB。初期状態で21%使用されていました。ただ本機でゲームをすることはあまりないと思うので、割と余裕はある方かと思います。もし足りなくなってもmicroSDで増やせるので、そこまでストレージに問題はないと思います。


本機に搭載されている物理メモリは4GBですが、ストレージの一部を仮想メモリとして利用でき、最大16GBとして使えます。

本機のSoCは「Unisoc Tiger T310」。2019年に発表されたチップで、正直、いまの基準ではかなりのロースペックです。
それでは実際に測ったベンチマークの結果を見ていきます。
Geekbench 6


定番ベンチマークソフトである「Geekbench 6」の結果です。
価格帯が全く異なり、OSも違うので正確な比較にはなりませんが、参考までに手元にある『iPhone 15 Pro』でも計測してみました。
| Blackview WAVE 7C Unisoc T310 | iPhone 15 Pro Apple A17 Pro | |
|---|---|---|
| シングルコア | 442 | 2,946 |
| マルチコア | 829 | 7,467 |
| GPU | 計測不可 | 28,730 |
本機のシングルコア「442」、マルチコア「829」という数字ですが、これは正直かなり低いスコアと言わざるを得ません。
シングルコアはまだマシな方ですが、特に厳しいのはマルチコアの方ですね。同じエントリークラスのSoCでも1,300前後は出るものが多いので、1,000を切っているのはかなり厳しいものがあります。
これはコアの構成によるものです。本機のUnisoc Tiger T310は、高性能コア1つと省電力コア3つの合計4コア構成。8コアのSoCが当たり前になっている今、並列処理では単純に数で負けてしまうわけですね。
なお、Geekbench 6ではGPUの数値も計測できるのですが、『Blackview WAVE 7C』は何回試してもベンチマークが進まず、数値の計測ができませんでした。
Antutuベンチマーク


続いて、ベンチマークでよく使われている「AnTuTu Benchmark」。バージョンは11.1.4で計測しました。結果から言うと、総合で282,092点でした。
| 項目 | スコア |
|---|---|
| 総合 | 282,092 |
| CPU | 108,486 |
| GPU | 8,299 |
| MEM | 86,336 |
| UX | 78,971 |
注目したいのが内訳です。CPU・MEM・UXの3つはそれぞれ総合の3〜4割を占めているのですが、GPUだけが8,299点。明らかにGPUだけスコアが低いのが分かります。
先ほどGeekbench 6のGPUテストが完走しなかったのも、この辺りが関係しているのかもしれません。断定はできませんが、少なくとも本機のGPUは相当に厳しく、ゲームなどには向いていないと言えそうです。
なお、Blackviewの公式サイトではAnTuTuスコアが280,661点と掲載されています。今回の実測は282,092点。後述する複数回の計測では多少前後しましたが、おおむね公称どおりのスコアが出ており、数字を盛っているということはなさそうです。
メモリ拡張の効果を検証
本機は物理メモリ4GBに加えて、ストレージの一部を仮想メモリとして最大12GB分割り当て、最大16GBとして使うことが可能です。
実際に有効にしてみたのですが、正直何が違うのかあまりよく分からなかったので、メモリ拡張をオンにした状態とオフにした状態で、3回ずつベンチマークを計測し、平均を出してみました。
| Geekbench 6 | ||
|---|---|---|
| 項目 | メモリ拡張ON | メモリ拡張OFF |
| シングルコア | 442 | 443 |
| マルチコア | 836 | 834 |
| Antutuベンチマーク | ||
|---|---|---|
| 項目 | メモリ拡張ON | メモリ拡張OFF |
| 総合 | 276,837 | 278,810 |
| CPU | 106,731 | 108,121 |
| GPU | 8,449 | 8,398 |
| MEM | 82,741 | 82,074 |
| UX | 78,915 | 80,217 |
結果としては、有意な差は確認できませんでした。 どの項目も差は1%前後に収まっており、しかもオンが高い項目とオフが高い項目が混在しています。Geekbench 6に至っては、シングルコアが442と443、マルチコアが836と834と、ほぼ同一の数字が出ました。
「16GB RAM」という数字を見ると有効にしたくなりますが、少なくとも本機に関しては、オンにしたところで目に見えて速くなるわけではないというのが検証した結果です。
また、どうもメモリ拡張をオフにした方が、個人的にはレスポンスがよい気がしているので、必ずしもオンにする必要はないのかなと思いました。
Blackview WAVE 7Cのカメラ作例
『Blackview WAVE 7C』のカメラでいくつか写真を撮りましたので、掲載します。レタッチなどはしておらず、リサイズのみ行っています。


自分のデスク環境を撮影したもの。明るい室内にもかかわらず、正直かなりノイズが多いように感じます。


こちらは夜間の写真。ノイズはさらに増え、かなり昔のデジカメで撮ったような写りになっています。
スペック上は3,200万画素と、数字だけ見ればそこそこ良さそうなのですが、実際の写りは画素数から想像するものとは違いますね。センサーサイズや処理エンジンなど、画質を左右する要素は画素数以外にもたくさんあるので、こればかりは仕方のないところです。
そのため本機のカメラは、画質を求めて写真を撮るためのものというより、日常のメモ程度に使うといった用途に向いているという印象です。
Blackview WAVE 7Cのメリット
『Blackview WAVE 7C』を実際に使い、感じたメリットを紹介します。
LDACに対応している

本製品を使っていて、僕がいちばん驚いたのが「LDAC」に対応している点です。
「LDAC」はソニーが開発したBluetooth用のハイレゾワイヤレスコーデック。Bluetoothで音楽を聴くときは音のデータを圧縮して送る必要があるのですが、標準的に使われているSBCが最大328kbps程度なのに対して、LDACは最大990kbpsまで送れます。単純に3倍近い情報量を扱えるわけですね。
ちなみにiPhoneはLDACに標準で対応しておらず、使うにはトランスミッターなどの周辺機器が必要です。Androidであれば対応端末はあるものの、LDACに対応した端末は2万円前後からというものが多く、本製品のように1万円台で買えるものは多くありません。
実際に、LDAC対応のヘッドホン『EDIFIER WH950NB Gen2』と接続して、本当にLDACで繋がるのかどうか確かめてみました。


結果、問題なくLDACで接続でき、96kHzのサンプリングレートも選択できるようになっています。



Androidの開発者向けオプションから確認しても、しっかりLDACが選択されており、最高音質となる990kbpsに固定することもできました。
ただ、990kbpsに固定した状態で聴いていると、曲によって音が頻繁に途切れてしまう場面が結構ありました。
一段下の660kbpsに落とすと問題なく安定しますし、電波の状況に応じてビットレートを自動で切り替えてくれる「アダプティブ」の設定でも問題ありません。990kbps固定はさすがに本機には荷が重かったようですが、通常はこのどちらかで使えばよいので、実用上は困らないかなという印象です。
音についてですが、LDACだと音場の広さが違う気がします。あとはボーカルの艶っぽさも1段階増したような感じがあります。
さらに本機は3.5mmイヤホンジャックにも対応しており、有線のイヤホンやヘッドホンも使えます。1万円台でここまでオーディオまわりの自由度がある端末はなかなかないので、手頃なオーディオ再生端末としての価値はかなりあるんじゃないかと思いました。
6.56インチの画面は動画やWebが見やすい

本製品の画面サイズは6.56インチと結構大きめ。そのため、動画を見たりWebページを見たりする場合も見やすく、なかなかに快適です。
ただ、画面解像度自体はそこまで高くないのと、スピーカーがモノラルなため、映像も音もそこそこといったところ。動画をじっくり楽しむための端末というよりは、気軽に流し見するのに向いている感じです。
とはいえ、このうち音についてはイヤホンを使えば解決する話なので、そこまで気にすることなくコンテンツを楽しめると思います。
独自OSだが中身はほぼAndroidで扱いやすい


『Blackview WAVE 7C』のOSは「DokeOS 5.0」という独自OSではあるものの、中身はAndroid 16ベースで、使用感はほぼ素のAndroidと変わりません。Google Playストアもそのまま使えますし、Geminiも入っています。
独自OSと聞くとアプリが入らないのではないかと身構えてしまいますが、普段Androidを使っている方であれば、戸惑う場面はほとんどないはずです。
ベースとなっているAndroid 16は最新世代のバージョンなので、この価格帯の端末としてはかなり新しい部分。スペック自体は控えめですが、OSのサポート期間という意味では長く使えそうなのは嬉しいポイントです。
デュアルSIMとmicroSDを同時に使える

nanoSIMを2枚挿しながら、同時にmicroSDカードも使えます。最近はmicroSDスロット自体を搭載しないスマホが増えているので、2枚のSIMとmicroSDを同時に使えるのはありがたいところです。
3.5mmイヤホンジャックが残っている

最近のスマートフォンでは省略されることが多くなった3.5mmイヤホンジャックですが、本製品にはしっかりと備わっています。
手持ちの有線イヤホンやヘッドホンをそのまま挿して使えるので、変換アダプターを持ち歩く必要がありません。地味なポイントではありますが、有線派の方にとっては大きいと思います。
前述のLDACと合わせて考えると、1万円台の端末としてはオーディオまわりの自由度がかなり高いですね。ワイヤレスでも有線でも、手持ちの環境をそのまま活かせます。
ソフトケースと保護フィルムがあらかじめ付属しており、2年保証もある

前述のとおり、本製品はソフトケースが装着され、保護フィルムも貼られた状態で届きます。ケースとフィルムを別で買えば、安いものでも1,000〜2,000円ほどはかかるもの。届いてすぐそのまま使い始められるのは、素直にありがたいところです。
さらに本製品には2年間の保証が付いています。この価格帯のスマートフォンだと1年保証というものも多いので、倍の期間見てもらえるのは安心感がありますね。
Blackview WAVE 7Cのデメリット
『Blackview WAVE 7C』を実際に使って感じたデメリットも正直に紹介します。
何をするにも動作が遅くもっさりしてる
搭載SoCのUnisoc Tiger T310は2019年に発表されたチップで、いまの基準ではかなり古い部類に入ります。
実際、何をするにしてもちょっと引っかかる感じがあり、これ1台をメイン端末にするのは厳しいですね。アプリの起動や画面の切り替えなど、あらゆる動作がワンテンポ遅れます。
ただ、電話やメールといった軽い動作、それに動画視聴や音楽再生くらいであれば、そこまで大きな問題はありません。ヌルヌルサクサク動くことを期待せず、そういうものだと思って使えば、大きなストレスにはならないと思います。
背面カメラの2つはダミー

3眼に見える背面カメラのうち、機能しているのは左上の1つだけで、他の2つはダミーです。
某Pro Maxに寄せたデザインにしたいというのは分かりますが、そのために紛らわしいダミーのカメラを付けるのは、正直いかがなものかと思います。
低価格帯の製品ですから、もともとカメラに多くを求めてはいません。1眼だけだったとしても評価が下がることはないと思うんですよね。かえって紛らわしいものを付ける方が、印象を悪くしてしまうんじゃないかと思います。
メモリ拡張の効果が体感できない
Amazonの商品名にある「16GB RAM」は、物理メモリ4GBと仮想メモリ12GBを合計した数字です。前述のベンチマーク比較のとおり、実際にオンにしても目に見える効果はありませんでした。
購入する際は、物理メモリ4GBの端末だと考えておいたほうがよいと思います。
おサイフケータイ・NFCに非対応
本製品はNFCを搭載していないため、おサイフケータイやタッチ決済は利用できません。
サブ端末として使うぶんには気にならないかもしれませんが、メイン端末として考えている方にとっては決定的なネックになると思います。日常的にスマホで決済をしている方は注意してください。
5G非対応
対応するのは4G LTEまでで、5Gには対応していません。
4Gのバンドについては、ドコモ・au・ソフトバンク・楽天モバイルの主要バンドをいずれもカバーしているので、通信そのものに困る場面は少ないと思います。ただ、5Gが当たり前になってきた今の状況を考えると、長く使うつもりならここは気になるところです。
Blackview WAVE 7Cはこんな人におすすめ
『Blackview WAVE 7C』は以下のような方におすすめです。
- 通話とメールが中心で、重い処理はしないサブ端末を探している方
- 仕事用とプライベート用で端末を分けたい方
- LDAC対応のイヤホンやヘッドホンを持っていて、手頃なオーディオ再生端末が欲しい方
- 大きめの画面で動画を見るためのサブ端末が欲しい方
- デュアルSIMとmicroSDを同時に使いたい方
- 万が一壊れても惜しくない、気軽に使える1台が欲しい方
逆に、これ1台をメイン端末にしようと考えている方には、動作の重さとおサイフケータイ非対応がネックになるので、もう少し予算を足したモデルを選んだほうが後悔しないと思います。
Blackview WAVE 7Cに関するよくある質問
『Blackview WAVE 7C』に関するよくある質問をまとめました。
- Blackview WAVE 7CはLDACに対応していますか?
- 対応しています。公式スペック表には記載がありませんが、実際にLDAC対応のヘッドホンを接続して確認しました。ただし990kbpsに固定すると曲によって音が途切れるため、660kbpsかアダプティブでの利用がおすすめです。
- Blackview WAVE 7Cの背面カメラは3眼ですか?
- 見た目は3眼ですが、実際に機能しているのは左上の1つだけで、他の2つはダミーです。公式スペック表でも、リアカメラは3,200万画素の1つのみが記載されています。
- Blackview WAVE 7Cはおサイフケータイに対応していますか?
- 対応していません。NFCを搭載していないため、おサイフケータイやタッチ決済は利用できません。
- Blackview WAVE 7CでGoogle Playストアは使えますか?
- 使えます。OSは「DokeOS 5.0」という独自OSですが、中身はAndroid 16ベースで、Google Playストアも問題なく利用できます。Geminiもプリインストールされています。
- Blackview WAVE 7Cの「16GB RAM」という表記は本当ですか?
- 物理メモリは4GBで、残りの12GBはストレージ領域を使う仮想メモリです。実際にオンとオフでベンチマークを計測してみましたが、有意な差は確認できませんでした。物理メモリ4GBの端末だと考えておいたほうがよいと思います。
- Blackview WAVE 7Cでゲームはできますか?
- おすすめしません。AnTuTuのGPUスコアが8,299点と極端に低く、Geekbench 6のGPUテストに至っては完走すらしませんでした。軽いパズルゲーム程度であればともかく、3Dゲームは厳しいと考えたほうがよいです。
Blackview WAVE 7Cのレビューまとめ
『Blackview WAVE 7C』は、正直なところスマートフォンとしての性能はかなり低く、これ1台をメイン端末にするのは厳しい製品です。何をするにも動作は引っかかりますし、カメラの画質も日常のメモ用途と考えたほうがよいレベル。おサイフケータイにも対応していません。
気になったのは、背面のダミーレンズや「16GB RAM」という表記のように、見せ方を盛っている部分がいくつかあったこと。この価格なら誰も過度な期待はしていないので、ありのままで十分だと思うんですよね。
ただ、用途を絞って使うぶんには意外と悪くありません。電話やメール、動画視聴といった軽い使い方であれば大きな不満は出ませんし、6.56インチの画面は動画を流し見するのにちょうどよいサイズ。ソフトケースと保護フィルムが最初から付いていて、2年保証まであるというのも、この価格帯としては丁寧な部分です。
そして何より、1万円台でLDACに対応しているというのが本製品最大の魅力だと思います。手持ちのLDAC対応イヤホンやヘッドホンと組み合わせれば手頃なオーディオ再生端末として使えますし、3.5mmイヤホンジャックまで残っているので有線でも問題ありません。
「1万円台のスマートフォン」として買うと期待を裏切られますが、電話やメールをこなしつつLDACで音楽も楽しめるサブ端末、と考えると、なかなか面白い1台だと思います。サブ機を探している方や、安価な音楽再生用の端末を探している方は、ぜひチェックしてみてください。

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