うちの息子がすぐにSuicaをなくしてしまうんですよね。すでに4回くらいやらかしているので、さすがに何か対策が必要だなと思い、Ankerのカード型紛失防止トラッカー『Eufy SmartTrack Card E40』を導入しました。
Suicaなどとほぼ同じ厚さのカード型で、ワイヤレス充電に対応しているため繰り返し使えるのが特徴です。ちなみに最初はAirTagも候補に入れていたのですが、パスケースに入れる前提だと形状的に厳しく、カード型に絞りました。

結論から言うと、この選択は正解でした。
普通のカードと同じ大きさ・薄さなのでパスケースにも財布にもそのまま入りますし、「探す」や「Find Hub」を開けば今どこにあるのかが一目で分かります。ただ電池持ちはそこまでよくないので、定期的にバッテリー残量を確認しておく必要があるかなという印象です。
実際に息子のパスケースに入れて使ってみましたので、使い勝手やAirTagとの違いまで詳しく紹介します。
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Eufy SmartTrack Card E40とは?
『Eufy SmartTrack Card E40』は、Ankerの「Eufy」ブランドから2026年5月に発売されたカード型の紛失防止トラッカーです。価格は5,990円(税込)。
Eufy SmartTrackシリーズ自体は2022年10月からある息の長いシリーズで、カード型・キーホルダー型を合わせて国内で100万台以上を売り上げており、本製品はカード型としては第3世代にあたる最新モデルになります。
スペック
| Eufy SmartTrack Card E40 | |
|---|---|
| サイズ | 約85 × 54 × 1.7mm |
| 重量 | 約12g |
| 充電方式 | ワイヤレス充電 |
| 満充電までの時間 | 約2時間 |
| バッテリー持続時間 | 最大約5ヶ月 |
| 対応プラットフォーム | Appleの「探す」/Googleの「Find Hub」/Eufyアプリ |
| アラート音量 | 約80dB |
| Bluetooth通信距離 | 最長約80m(屋内は約10〜15mが目安) |
| 保証期間 | 18ヶ月(Anker会員登録で+6ヶ月) |
| 発売月 | 2026年5月 |
| 価格 | 5,990円(税込) |
本製品のサイズは「約85 × 54mm」。クレジットカードやキャッシュカードとまったく同じ規格なので、財布やカードケースにそのまま入ります。
パッケージ内容


パッケージは鮮やかな青い色が使われています。

- Eufy SmartTrack Card E40 本体×1
- 取扱説明書
パッケージ内容は上記の通り。

付属の取扱説明書はしっかり日本語化されており、分かりやすいです。
本体デザイン
『Eufy SmartTrack Card E40』のデザインを見ていきます。

パッと見は普通のカードにしか見えないデザインです。
サイズは約85 × 54mmですが、これはクレジットカードやキャッシュカードと同じ「ID-1」という国際規格に沿った数字。つまりカードが入る場所ならどこにでも入るわけで、財布のカードポケットはもちろん、パスケースや定期入れにもそのまま収まります。

カード表面にはボタンとLEDが備わっており、ペアリングやステータス表示に使います。

背面にはワイヤレス充電のマークと、紛失モード時に使うQRコードが配置されています。

厚みは1.7mmで、一般的なカードとほぼ変わりません。クレジットカードよりは若干厚いものの、言われなければ気付かないレベルです。

重量は実測で12.4g。100円玉2〜3枚分といったところで、普通に財布に入れておいても気にならない軽さです。
充電方法とバッテリー

本製品はワイヤレス充電に対応しており、繰り返し使えるのが特徴です。1回の充電にかかる時間は約2時間で、そこから最大5ヶ月間使えます。
ただ、Anker公式の製品仕様にはワイヤレス充電の規格が明記されていません。手持ちの充電器で充電できるのかどうかが公式情報だけでは判断できないので、実際に試してみました。
僕が普段iPhoneの充電に使っているMagSafe充電器では、上に置くだけで問題なく充電が始まりました。MagSafeはもともとQiをベースにした規格なので、Qi対応の充電器であれば同じように充電できると思います。

カード本体に磁力はないのですが、MagSafe充電器だとピッタリと吸着してくれました。傾けても落ちることがなかったので、置く位置に気を使わずに済むという意味では、MagSafe充電器との相性はなかなかよさそうです。
なお、前モデルの『Eufy SmartTrack Card E30』は、磁石の磁力が一部の磁気カードに不具合を誘発する可能性があるとして自主回収を行った経緯がありますが、本製品はカード自体に磁力がないため財布の中の他のカードに影響する心配はなさそうです。
対応アプリと初期設定
本製品はアプリに対応していますが、それぞれ役割が異なるので整理します。
| アプリ | 役割 |
|---|---|
| Eufyアプリ | スマホを鳴らす、紛失モードの設定、ボタンロック、デバイス名の変更など |
| Appleの「探す」アプリ | 位置の追跡・捜索(Apple端末のみ) |
| Googleの「Find Hub」アプリ | 位置の追跡・捜索(Android端末のみ) |
公式から出ている「Eufyアプリ」は、スマホを鳴らす、紛失モードの設定、ボタンロックなど、デバイス自体の管理に使うものです。ただ、このアプリ自体に場所を探す機能はありません。
そのため、Appleデバイスであれば「探す」アプリ、Androidであれば「Find Hub」アプリを組み合わせて位置を追跡する使い方になります。


Eufyアプリのホーム画面。こちらでは主にデバイス名の変更などカードを管理するために使います。


実際に位置を追跡するには、「探す」アプリに本製品を登録する必要があります。
登録さえ済ませてしまえば、あとは「探す」アプリからいつでも位置を確認できます。普段の運用ではEufyアプリを開くことはほとんどなく、実質「探す」アプリだけで完結します。
Eufy SmartTrack Card E40のメリット
『Eufy SmartTrack Card E40』を実際に使い、感じたメリットを紹介します。
厚さ約1.7mmで、財布でもパスケースでもどこでも入る

本製品を選んだ最大の理由は、やはり約1.7mmという薄さです。これは一般的なクレジットカード2枚分といったところで、財布でもパスケースでも、カードが入る場所ならどこにでも入れて持ち運べるのがめちゃくちゃ便利です。
AirTagのようなタグ型と比べると、この違いは大きいと思います。タグ型はカバンや財布の中で転がってしまいますし、何かに固定しておかないとタグ自体をなくしてしまうリスクもあります。かといって固定しようにも、AirTagには穴が空いていないので別途キーリングやホルダーを買う必要があり、その分のコストもかかります。
財布やパスケースに入れる紛失防止トラッカーとしては、やはりカード型がいちばん適しているなと感じました。
ワイヤレスで充電でき、繰り返し使える

紛失防止トラッカーは電池交換も充電もできない使い捨ての製品が結構多いのですが、本製品はワイヤレス充電に対応しており、繰り返し使えます。
さらに、前モデルの『Eufy SmartTrack Card E30』から進化したのが、汎用的なワイヤレス充電器で充電できるようになった点です。
E30は専用のマグネット式充電ケーブルが必要で、これをなくしてしまうと充電する手段がなくなるという問題を抱えていました。手持ちの充電器がそのまま使えるようになったのは、使い勝手としてはかなり向上したと言えるでしょう。実際、僕の環境ではiPhoneに使っているMagSafe充電器がそのまま使えました。
カード本体に磁石がなく、磁気カードと一緒に入れても問題がない

本製品はカード自体に磁石が入っていないので、冷蔵庫などの金属に近づけても貼り付きません。ゼムクリップを近づけても引き寄せないので、磁力を発していないのは間違いなさそうです。
そのため、財布の中でクレジットカードなどの磁気カードと一緒にしても、影響を与える心配がありません。Anker公式のFAQでも、ICカードおよび磁気カードに干渉することはないと明記されています。
前モデルの『Eufy SmartTrack Card E30』は、磁石の磁力が一部の磁気カードに不具合を誘発する可能性があるとして自主回収された経緯があります。財布に入れる製品だけに気にしている人も多いと思いますが、本製品に関しては心配しなくてよさそうです。
紛失モードの時だけQRコードで連絡先を出せる

本体の背面にはQRコードが印刷されていて、Eufyアプリで紛失モードをONにすると有効化されます。拾ってくれた人がスマホでQRコードを読み取ると、こちらが登録した連絡先が表示される仕組みです。

実際に紛失モードをONにして、QRコードを読み込んでみた画面がこちら。
アプリからは名前・メールアドレス・電話番号・メッセージが設定でき、なくした時には役立ちそうです。
ただ、気をつけたいのが個人情報の扱いです。紛失モードをONにしている間は、誰でもQRコードから連絡先を読み取れる状態になります。普段はOFFのままにしておき、登録する情報も必要最小限に絞っておくのがよさそうです。
僕の場合は息子のパスケースに入れているので、名前は入れずにメールアドレスだけ登録しています。
本体のボタンでスマホを鳴らせる

本体のボタンを3秒以内に2回押すと、ペアリングしたスマホから音が鳴ります。トラッカーで持ち物を探す機能はよく紹介されますが、この「逆探知」の方が日常での出番は多いかもしれません。財布は手元にあるけどスマホがどこかにいった、というのはよくあることですからね。
使用にはEufyアプリ側で「スマホを鳴らす」を有効にし、位置情報とアプリの通知を「常に許可」にしておく必要があります。
Eufy SmartTrack Card E40のデメリット
『Eufy SmartTrack Card E40』を実際に使って感じたデメリットも正直に紹介します。
バッテリー持続時間が短く、電池交換もできない
本製品の公称バッテリー持続時間は最大約5ヶ月ですが、前モデルの『Eufy SmartTrack Card E30』は最大約1年だったので、薄型化とワイヤレス充電への対応と引き換えに、公称値は半分以下になっています。
年2〜3回の充電なので頻度としては大したことないのですが、うちの場合は息子のパスケースに入れているため、充電のたびに一度回収しないといけません。本人が気付いて持ってきてくれるとは思えないので、ここは僕が定期的に思い出すしかなさそうです。
なお公式の注意書きには「電池の交換はできませんので、予めご了承ください」と明記されています。充電式なので当然といえば当然なのですが、バッテリーが劣化したらカードごと買い替えということになります。紛失防止タグは一度入れたら何年も入れっぱなしにするものですが、本製品は数年おきに買い替える前提の製品と考えておくのがよさそうです。
ワイヤレス充電器が同梱されていない
本製品にワイヤレス充電器は付属しないため、自分で用意する必要があります。
普段からワイヤレス充電器を使っている方はそのまま流用すればよいのですが、持っていない場合は別途購入することになります。1〜2千円程度で買えるものとはいえ、本体価格に上乗せされる形になる点は頭に入れておきたいところです。
Eufy SmartTrack Card E40はこんな人におすすめ
『Eufy SmartTrack Card E40』は以下のような方におすすめです。
- 財布やパスケースに入れられる薄いトラッカーを探している方
- AirTagのようなタグ型だと、カバンの中で転がるのが気になる方
- 子どもの定期入れやパスケースに持たせたい方
- 磁気カードへの影響を気にせず、財布に入れっぱなしにしたい方
- 電池を買い足さずに、充電で使い続けたい方
- 落とした時に拾い主から連絡をもらえる仕組みが欲しい方
逆に、鍵やバッグに付けて〜『AirTag(第2世代)』の方が向いています。財布やパスケースに入れる前提の使い方をするなら、本製品のおすすめ度はかなり高いですね。
Eufy SmartTrack Card E40とAirTag(第2世代)の比較
僕も購入前に迷ったのですが、我が家はMacやiPhoneなどApple製品が多いので、当然『AirTag』も検討しました。
そこで『Eufy SmartTrack Card E40』と『AirTag(第2世代)』が、それぞれどういうシーンに向いているのかを比較してみます。
まずは主なスペックから。
| Eufy SmartTrack Card E40 | AirTag(第2世代) | |
|---|---|---|
| 形状 | カード型 | 円形タグ |
| サイズ | 約85 × 54 × 1.7mm | 直径31.9 × 厚さ8.0mm |
| 重量 | 約12g | 11.8g |
| 電源 | 充電式(ワイヤレス充電) | CR2032(交換可) |
| 電池持ち | 最大約5ヶ月 | 約1年 |
| 対応OS | iOS・Android | Apple端末のみ |
| 防水 | 記載なし | IP67 |
| 価格 | 5,990円 | 5,480円 |
スペックで見ると、実は真っ向勝負ではありません。
重量はほぼ同じで価格も500円しか違わないので、数字だけ見ると近い製品に思えます。ただ形状がまったく違うので、どこに付けるのかで選ぶのがよさそうです。
財布・パスケースに入れるならEufy SmartTrack Card E40
AirTagは厚さ8.0mmあるので、財布のカードポケットに入れるのは現実的ではありません。カード型という土俵で見れば、本製品の1.7mmに勝てるものはないです。
鍵やバッグに付けるならAirTag
一方、鍵やバッグ、スーツケースなど、リングやホルダーで吊るせるものならAirTagの方が使いやすいです。
機能面でいちばん大きな差は、近くまで来た時の探し方にあります。AirTagは「探す」アプリに方向と距離が矢印で表示されるので、ソファの隙間に落ちた鍵のようなものをピンポイントで見つけられます。本製品にその機能はないので、近距離では音を頼りに探すことになります。
家の中で失くしがちなものに付けるなら、この差はけっこう大きいですね。
電池の考え方も違う
AirTagは1年前後もつ代わりに、切れたらCR2032を買って交換する必要があります。本製品は5ヶ月ごとの充電が必要な代わりに、消耗品を買い足さずに使い続けられます。
充電の手間を取るか、電池を買う手間を取るか。ここは好みが分かれるところだと思います。
結論
僕の場合は息子のパスケースに入れるという目的がはっきりしていたので、迷わず本製品を選びました。逆に鍵につけるならAirTagを買っていたと思います。
どちらが優れているというより、付ける対象で選ぶのが正解ですね。
Eufy SmartTrack Card E40に関するよくある質問
『Eufy SmartTrack Card E40』に関するよくある質問をまとめました。
- 財布の中でクレジットカードや交通系ICカードに干渉しませんか?
- Anker公式のFAQによると、ICカードおよび磁気カードに干渉することはないとされています。実際にカード自体に磁力もないので、財布に一緒に入れておいて問題ありません。ただしRFIDブロック機能付きの財布の場合、金属メッシュがBluetooth信号を妨げて追跡性能に影響する可能性があると案内されています。
- 充電にはどんな充電器が必要ですか?
- ワイヤレス充電器が必要ですが、本製品には同梱されていません。満充電までにかかる時間は約2時間です。公式には対応規格の記載がありませんが、僕が試した限りではMagSafe充電器で問題なく充電できました。
- Appleの「探す」とGoogleの「Find Hub」は同時に使えますか?
- 同時には使えません。一度にペアリングできるプラットフォームは1つだけです。切り替えたい場合は、現在のプラットフォームから登録を解除して、新しい方でセットアップし直す必要があります。なおEufyアプリは、どちらとも併用できます。
- バッテリーが切れたら電池交換できますか?
- 電池交換はできません。ワイヤレス充電で繰り返し充電して使う設計で、1回の充電で最大約5ヶ月使用できます。
- 前モデルのE30が回収された問題は、E40では解消されていますか?
- 『Eufy SmartTrack Card E30』は2024年11月の発売後、磁石の磁力が一部の磁気カードに不具合を誘発する可能性があるとして自主回収され、2025年3月頃に改善版が発売されました。本製品はその後に設計された別のモデルで、実際に確認してもカード本体に磁石は入っていません。
- 海外でも使えますか?
- グローバル対応をうたっており、海外旅行中や出張先でも位置を確認できます。ただし公式の注記によると、韓国では位置情報の共有が利用できず、その他の国や地域でも現地の法律により利用できない場合があるとのことです。
Eufy SmartTrack Card E40のレビューまとめ
『Eufy SmartTrack Card E40』は、カード型トラッカーが抱えていた「厚み」と「充電の面倒くささ」を解消した、カード型紛失防止トラッカーの完成版と言える製品です。
約1.7mmという薄さのおかげで、パスケースに入れても厚みはほとんど気になりません。ワイヤレス充電に対応したことで専用の充電器を用意する必要もなく、カード本体に磁石が入っていないことも実際に確認できたので、他のカードと一緒に入れておく不安もありませんでした。
一方で、公称のバッテリー持続時間が最大約5ヶ月と前モデルから半減している点は、少し気になるところです。忘れた頃に切れているのがいちばん怖いので、年2〜3回の充電を習慣にできるかが本製品と付き合えるかの分かれ目になりそうです。
とはいえ、5,990円で「なくしても戻ってくるかもしれない」という状態を買えると考えれば、僕は十分に納得できる買い物でした。財布やパスケースに入れるトラッカーを探しているなら、かなりおすすめ度の高い製品です。
肝心の「息子がSuicaをなくす問題」が解決したかというと、導入後はまだ一度もなくしていないので何とも言えません。ただ、次にやらかした時に慌てずに済むと思えるだけで、親としてはだいぶ気が楽になりました。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。
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