ここ最近のワイヤレスイヤホンで”最も熱い”のが、耳に挟むだけで装着でき、耳を塞がないので周囲の音も聞き逃さない「イヤーカフ型イヤホン」。
各社競うように新製品をリリースしており、音質や機能などの進化が著しいですが、その中でも「EDIFIER(エディファイア)」は、『R1』を皮切りに『LolliClip』など特徴的なイヤーカフ型イヤホンをリリースしています。

本記事で紹介する『Comfo Q』は、そんなEDIFIERの最新イヤーカフ型イヤホン。より軽量になった事でソフトな付け心地を実現しながら、音質も改善され、更にEDIFIREのイヤーカフ型イヤホンの中でも最も安価で手に取りやすくなりました。
今回『EDIFIER Comfo Q』を実際にしばらく使ってみましたので、付け心地や音質などを詳しくレビューしていきます。
本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
なお、記事内容についてメーカー様からの指示は無く、率直な意見・感想を記載しています。
タップできる目次
EDIFIER Comfo Qとは?
『EDIFIER Comfo Q』は、EDIFIERから2025年6月に発売された新型のイヤーカフ型イヤホン。従来のモデルに比べ、デザインを刷新した事により、より軽量になった他、音質や連続再生時間の向上など、機能やデザインが全体的にブラッシュアップされています。
また、全体的に性能が上がっているにも関わらず、価格は同社のイヤーカフ型イヤホンの中で最も安価な設定となっており、コスパが大幅に向上しているのも特筆すべき点です。
前モデルなどとスペックを比較しながら、主な特徴を見ていきます。
スペックと主な特徴
| Comfo Q | LolliClip | R1 | |
|---|---|---|---|
| Bluetooth | 5.4 | 5.4 | 5.4 |
| 対応コーデック | SBC、AAC | SBC、AAC、LDAC | SBC、AAC |
| ドライバーサイズ | 12mmダイナミックドライバー | 13mmダイナミックドライバー | 12mmダイナミックドライバー |
| 再生周波数帯域 | 20Hz-20kHz | 20Hz-40kHz | 20Hz-20kHz |
| 連続再生時間 | 8時間(充電ケース併用:32時間) | ANC ON:6時間(充電ケース併用:26時間) ANC OFF:9時間(充電ケース併用:39時間) | 7時間(充電ケース併用:28時間) |
| 急速充電 | 15分充電で2時間再生 | 15分充電で3時間再生 | 15分充電で2.5時間再生 |
| 充電端子 | USB-C | USB-C | USB-C |
| 空間オーディオ | − | ◯ | − |
| マルチポイント接続 | ◯ | ◯ | ◯ |
| 防水性能 | IP56 | IP56 | IP56 |
| 専用アプリ | EDIFIER ConneX対応 | EDIFIER ConneX対応 | EDIFIER ConneX対応 |
| カラー | ブラック/ホワイト | ブラック/ホワイト | グレー/アイボリー |
| 重量 | イヤホン単体:約5.4g 充電ケース込:約48.4g | イヤホン単体:約7g 充電ケース込:約60g | イヤホン単体:約5.8g 充電ケース込:約55g |
| 価格 | 6,980円(税込) | 16,980円(税込) | 8,980円(税込) |
- EDIFIERイヤーカフ型イヤホンの中で、最も軽量
- 最大32時間の長時間再生
- 価格が6,980円と安価
まず、音質面など総合的な数値上のスペックは『LolliClip』が最も優れていますが『LolliClip』は上位モデルな為、価格帯も全く異なります。
『Comfo Q』はエントリーモデルなので『R1』と比較した方が適切。『R1』よりも軽量な片耳約5.4gを実現している他、連続再生時間も伸びています。
この様に、スペック上では地味ながらも着実にブラッシュアップしていながら、価格がEDIFIERのイヤーカフ型イヤホンの中で最も安い6,980円に設定されており、機能が進化しながらも価格が安くなっているという、ちょっと良く分からない現象が起こっています。
そのため『Comfo Q』は、EDIFIER最もコスパの良いイヤーカフ型イヤホンとなっており、試しやすいというのは嬉しいポイントです。
外観・本体デザイン


製品パッケージ。最近のEDIFIER製品らしいデザイン。
背面には仕様などが記載されています。

- EDIFIER Comfo Q本体 ×1
- USBケーブル ×1
- 取扱説明書類
付属品は上記の通り。

付属のUSBケーブルは A to Cタイプのもの。長さは短いのであくまでも充電用といった感じ。

取扱説明書は多言語対応されており、日本語の記載もあります。

充電ケースのデザイン。シンプルで装飾がないスッキリとしたデザイン。
ケース表面の質感は、マットながらもパール加工の様なやや光沢を帯びた輝き方をしており、エントリーモデルとは思えない質感の高さを感じます。

充電ケース背面。中央にロゴと充電用のUSB-C端子が見えます。
ロゴはやっぱこの位置が良いですね。『R1』の時は、ケース表面にロゴが縦向きで表記される不思議なデザインだったので、こちらのほうが好みです。

充電ケース斜め下にはBluetooth接続ボタンがあります。

充電ケースを開けた様子。

イヤホン本体。
充電ケースと同様、パール加工の様な若干の光沢を放っており、質感が良いです。

イヤホン本体の形状も『R1』と比較してかなり変わりました。詳しくは後ほど本体の形状を比較しますので、そちらもご覧ください。

イヤホン表面にはロゴが見えますが、そこまで目立たず違和感も少ないと思います。

耳に入れるスピーカー部分。『R1』と比較して形状も異なる他、チタンコーディング複合振動板が採用されており、音質面でも手が加えられている様です。

イヤホン本体の重量は、実測で片方で5.6g、両方で11.2gでした。
これはイヤーカフ型イヤホンとしては最軽量クラスですね。装着した時の負担も少なそう。

充電ケース込みの総重量は、実測で48.6g。
かなり軽いので持ち運びやすいのはメリットと言えます。
Comfo Q、R1、LolliClipのデザイン比較
EDIFIERのイヤーカフ型イヤホンの形状やデザインの比較をしていきます。

左から『R1』『Comfo Q』『LolliClop』の順。

『LolliClip』は白くて美しいですが、光沢感が強く傷も目立ちそうなのが心配。
その点『Comfo Q』は艶が抑えられておりながらもパールのような加工のおかげで価格以上の高い質感を感じます。

耳に引っ掛ける部分の形状はかなり変わりました。『Comfo Q』は『LolliClip』の様に、より長方形に近い形になっており、装着した時の安定性が増すような設計となっています。

耳の中に入れるスピーカー部分は、それぞれかなり形状が異なります。
『Comfo Q』は、その中でもよりまん丸で可愛らしい形状です。
EDIFIER Comfo Qの使用レビュー
実際に『EDIFIER Comfo Q』を使い、使用感や音質などを見ていきます。
装着した様子


『EDIFIER Comfo Q』を装着した様子がこちら。
片耳5.6gの軽量設計な為、付けても重さを感じる事がほぼ無く、軽い付け心地です。
左右自動検出機能もあるため、イヤホンの左右を気にする必要が無い点も便利。

ただ、耳に入れるスピーカー部分が丸いためか、どの角度でもある程度フィットしてしまい、正しい装着方法が最初分かりませんでした。
公式サイトの説明によると、耳に対して真横に装着するのが正しい角度との事。
装着する位置がズレると音質もかなり変わるため、一度マニュアルを眺めて正しい装着方法を確認しておくことをオススメします。
操作方法
『EDIFIER Comfo Q』は、本体のバンド部分をタップすることで各種操作が可能。
| 動作・状態 | L側(左) | R側(右) |
|---|---|---|
| 再生/停止 | イヤーパッドを2回タップ | |
| 曲送り | − | イヤーパッドを3回タップ |
| 曲戻し | イヤーパッドを3回タップ | − |
| 通話応答/終了 | イヤーパッドを2回タップ | |
本製品はノイズキャンセリングなども無いため、操作方法は至ってシンプル。
2回タップ時、3回タップ時の動作は、専用アプリ「EDIFIER ConneX」で、左右それぞれ操作をカスタマイズできますが、計4動作しか割り当てられないので、カスタマイズの幅はそんなに広くありません。
音質
『EDIFIER Comfo Q』の音質について。

イヤーカフ型イヤホンとしては、かなり良いですね。少なくとも7千円前後の価格帯では上位の音質なんじゃないかと思います。
前モデルである『R1』も音質としてはなかなか良かったものの、やはり耳を塞がないタイプのイヤホンでありがちな低音の弱さなどが気になっていました。
その点『Comfo Q』は低音重視のバランスになっており、重厚で厚みのある音を聴かせてくれます。
反面、中高音域が埋もれがちで、ややこもった音に聞こえます。個人的にはやはりスカッと抜けるような中高音域が好きなので、デフォルト状態だと少し物足りなさを感じます。
この辺りの音のバランスはアプリのイコライザーで調整でき、イコライザーに用意されている「高音ブースト」を使うと、一気に自分好みの音に近づきました。
「高音ブースト」の状態で聴くと『R1』と比較して明らかに解像度の高い音が鳴っており、音質の良さを感じることができます。
ただ、更に上位モデル『LolliClip』と比較してしまうと流石に分が悪いですが、価格帯が異なるのでそれは仕方がないかなと思います。
音漏れ具合
この手の耳を塞がないタイプのイヤホンは音漏れが気になりますが、『Comfo Q』は「指向性音伝送技術」を採用しており、音漏れが少なくなるような工夫がなされています。
実際に『Comfo Q』で音楽を流しながら、1mくらいの距離で家族に「音漏れしてる?」って聞いてみましたが、特に何も聴こえないとの事でした。
もちろん音量によっても変わりますし、図書館などより静かな場所だと気をつける必要はありますが、家の中や外を歩いている時に使う分には、気にしなくても良いのではないかと思います。
マルチポイント接続対応
『Comfo Q』は、最大2台までのデバイスに同時接続する「マルチポイント接続」に対応しています。
「スマートフォン・タブレット」「スマートフォン・ノートパソコン」など、今は複数のデバイスを同時に使う事が多くなっているので、再接続せずに音を出しているデバイスに同時に接続できる「マルチポイント機能」に対応しているのは結構重要な点。
『Comfo Q』はイヤーカフ型イヤホンの中では最も安い価格設定ですが、機能が削られていない点は流石だなと感じます。
専用アプリ「EDIFIER ConneX」で出来ること
『EDIFIER Comfo Q』は、専用アプリ「EDIFIER ConneX」に対応しています。
アプリのダウンロードは以下から。



アプリホーム画面からは、イコライザーやゲームモードの変更が可能。
イコライザーは幾つか用意されておりますが、個人的には「高域ブースト」を愛用しています。
カスタマイズからは各音域毎に調整が可能。設定が細かく正直僕もあまり理解できていませんが、拘る方はここで自分好みの音質を追求していけるのは良い点ですね。



アプリ右上にある歯車ボタンから設定できる項目たち。
個人的にやっておいた方が良いと思う設定が「装着検出 オン/オフ」。
初期状態だとイヤホンを再装着した時に自動的に音楽が流れてしまうので、「イヤホンを外すと一時停止しますが、装着しても再生しません。」にしておくと良いでしょう。
また、タッチコントロールの設定では、2回押し・3回押し時の動作をカスタマイズできますが、左右合わせても4動作しか割り当てることが出来ないので、自由度はそこまでありません。
EDIFIER Comfo Qのレビューまとめ
『EDIFIER Comfo Q』は、EDIFIERの新型イヤーカフ型イヤホン。
片耳5.6gという超軽量設計なため、耳に付けていても重さを感じない付け心地の良さが特徴的です。
音質も良好で、耳を塞がないタイプのイヤホンにありがちな低音が弱いといった事もありません。初期状態のバランスは低音重視ですが、アプリのイコライザー設定で音のバランスも調整できます。
そして何よりも価格が6,980円とEDIFIERイヤーカフ型イヤホンの中で最も安価な設定になっているのも見逃せません。それでいて、充電ケース・イヤホン本体ともに質感が良く、価格以上の満足感を得られると思います。
「イヤーカフ型イヤホンを試してみたい」という方の、最初の一台として『EDIFIER Comfo Q』はかなり良い選択肢だと思いますので、気になった方は是非チェックしてみてください。




COMMENT