ノートパソコンを使いやすくするために、専用のスタンドやハブなど周辺機器を揃えている方も多いと思いますが、別々のものを用意するより最初から一体になっているものを選んだ方がよりスマートです。

本記事で紹介する『Minisopuru 9way-PCハブスタンド』は、ノートパソコンスタンドと多機能USBハブが一つにまとまった製品。

専用設計ならではの考えられたケーブル配線や、マグネットによるハブの着脱など、スタンドとUSBハブが完璧にフィットしているのが大きな特徴です。

今回、実際に『Minisopuru 9way-PCハブスタンド レビュー』を使い、その使用感やメリット・デメリットなどを詳しく紹介。

ノートパソコンの使用環境をグレードアップしたい方は、是非本記事を参考にしてください。

本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
なお、記事内容についてメーカー様からの指示は無く、率直な意見・感想を記載しています。

Minisopuru 9way-PCハブスタンドとは？

『Minisopuru 9way-PCハブスタンド』は、「ノートパソコンスタンド」と「8in1 ハブ」を一体化させ、9wayの使い方ができる、ノートパソコンハブスタンド。

2025年1月にクラウドファンディングサイトMakuakeで支援を開始すると、開始早々目標を達成し、2月頭現在では180万円以上の支援金が集まるなど高い注目を集めている製品です。

スペックと主な特徴

本製品最大の特徴は、ノートパソコンスタンドと多機能ハブが1つに融合し、スマートな使い勝手を実現している点です。

専用設計ならではのケーブルの取り回しやすさに加え、スタンド・USBハブがそれぞれ標準以上の高いスペックを有しているのも注目のポイントです。

例として、スタンドは最大17.3インチ、10kgまでの重さに対応しており、本格的なゲーミングノートパソコンでも問題なく使えるほどの堅牢性がある上に、ハブはUSB PDによる最大100Wの給電が行え、HDMI、USB、有線LAN、SDカードスロットなど多数のポートを備えているので、入力ポートが少ないMacBookなどで使うと一気に拡張性を高めることができます。

パッケージと付属品

パッケージは製品の特徴を表すシンプルなデザイン。背面には各種仕様が書かれています。

付属品は上記の通りです。

本体デザイン

スタンドのデザインを見ていきます。

スタンドの表面の上下には大きく滑り止めが付いており、ノートパソコンやタブレットなどがズレないようにしっかりと支えるようになっています。

また、中央には通気用のスリットが設けられているので、熱が籠もることも少なそう。

横から見た様子。

スタンドのアームがしっかりとした作りになっているので、安定性は高そうです。

アームは伸ばすとかなり高くなります。

置いたデバイスを落ちないように支えるフック型サポートにもしっかりと滑り止めが付いています。

太さにも余裕があるので、本体が太めのゲーミングパソコンを乗せても大丈夫だと思います。

スタンド底面には四隅と中央に滑り止めが付いており、使用時にズレたりする心配はなさそう。

続いてUSBハブのデザインを見ていきます。

USBハブの大きさは「140mm×55mm×55mm」と、多ポート備えているUSBハブとしては比較的コンパクトにまとまっています。

表面側は、左からSDカードスロット、USB-A×2が備えられています。

USBは2.0なので、キーボードなど周辺機器を挿すのに最適。

背面側は、USB-A（3.0/5Gbps）×2、有線LAN、HDMI、USB-C（PD 100W）が備えられています。

ハブ中央にある目立つ装飾は、HDMIのON/OFFボタン。

タッチパネルになっており、1タッチでHDMIの出力をOFFにすることが出来ます。

スタンドにUSBハブを取り付けてみた様子。

一体型という事で、当然ですがサイズ感は完璧。

ハブの底面にはマグネットが埋め込まれているので、ピタッとスタンドに付いてくれます。また取り外す時も簡単に取り外せますね。

ハブのUSBケーブルを通すためにスリットが設けられているので、ケーブル処理も完璧。流石専用設計といった様子。

Minisopuru 9way-PCハブスタンドの使用レビュー

実際に『Minisopuru 9way-PCハブスタンド』を使い、使用感を詳しく見ていきます。

僕がメインで使っている『14インチ MacBook Pro』を載せてみた様子。

『Minisopuru 9way-PCハブスタンド』は、最大17.3インチまでの大型ノートパソコンにも対応しているため、14インチMacBookくらいであれば難なく設置できますね。

横から見た様子。結構角度を付けているのですが、安定してノートパソコンを刺させています。

ハブのUSBケーブルは約30cmほどで、パソコンのUSBポートに挿さるくらいの丁度よい長さです。

フック型サポートにより、しっかりとMacBookを支えてくれています。

MacBook Proは本体の厚みが1cmほどと薄いのですが、もっと分厚さのあるゲーミングノートパソコンなんかでも問題なく支えてくれそうです。

底面側から見た様子。スリットが空いているので、適切に熱は排熱されそう。

スタンドとしての安定性は高い

ここまで見てきた様に、ノートパソコンスタンドとしての安定性はかなり高いです。結構アームを伸ばした状態でタイピングしても、本体が大きく揺れるという事がありません。

本体が安定していないと、タイピングの度に画面が細かく揺れるなど集中を妨げる原因にもなるので、安定性が高いというのは地味ですが重要なポイント。

ノートパソコンスタンドとして、ちゃんと基本が抑えられている点は評価に値します。

安定している反面ちょっと硬い

本製品のスタンドは最大17.3インチ、10kgまでの大型ノートパソコンにも対応しているなど堅牢性が高いのが特徴ですが、反面スタンドの動きは硬めで少し力が必要です。

自分で硬さを調整できる機構があれば良いのですが、そういった調整機能はありません。

ただ、これも使い始めだからかもしれません。使っていくうちにもう少し滑らかな動きになるかもしれないので、経過を観察しようと思います。

USBハブは使い勝手が良く、一気に拡張性を高めてくれる

本製品のUSBハブは使い勝手が良く、一気に拡張性を高めてくれます。

前面にはUSB-Aが2ポートあるので、例えばキーボードやマウスのレシーバーなどを挿すのに最適。ゲームPCであればコントローラーなどを挿すのにも適していますね。

背面はUSB3.0に対応したUSB-Aが2ポートあります。5Gbpsの転送速度があるので、外付けHDDなんかとの相性も良さそうです。

この通り、USB-Aに関しては豊富なポートがあるのですが、データ転送用としてのUSB-Cポートが無い点はちょっと残念。最近では周辺機器もUSB-C対応のものが増えてきているので、1つくらいはUSB-Cがあっても良かったのではないかと思います。

HDMIは4K@30Hzまでの出力に対応。60Hzじゃないのが残念ですが、ゲームじゃなければ特に問題は無いと思います。また、HDMIは本体のタッチパネルボタンによりケーブルを抜かずともON/OFFすることが可能です。

USBハブだけ単体で持ち運んで使える

本製品のUSBハブは単体で持ち運んで使えます。

ハブ単体として見た場合も多数のUSBポートを備えているので、これ一つ持っていくだけでパソコンの拡張性を大幅に高めてくれます。

大きさも「140mm×55mm×55mm」と、『iPhone 15 Pro』と同じくらいのサイズな上、重量も約113gと軽量なので、カバンの中に入れておいても邪魔にならないのが良いですね。

自分のデスクでも外出先でも便利に使うことが出来ます。

USBケーブルは（基本的に）左側にしか出せない

本製品のUSBハブは本体左側からUSBケーブルが出ています。そのため、スタンドに設置したUSBハブとパソコンを繋げるにはパソコンの左側にUSBポートが必要です。

僕が使っているMacBook Proの場合、左側にUSB-Cポートが2つあるので良いのですが、使い方によってはパソコン右側のUSBポートしか空いていない…みたいな事もあると思うので、購入する前にポートの場所や数を確認しておきましょう。

なお、正式な使い方ではありませんが、一応ハブを裏返しにすれば右側へケーブルを出すことができます。ただこの場合HDMIのON/OFFスイッチが完全に隠れてしまうというデメリットもあります。

Minisopuru 9way-PCハブスタンドのレビューまとめ

『Minisopuru 9way-PCハブスタンド』は、ノートパソコンスタンドとUSBハブをスマートに融合させた製品です。

スタンド、USBハブをそれぞれ単体で用意すれば同じような事は出来ますが、完璧なフィット感やケーブル処理なんかは専用設計ならでは。

これ一つ用意するだけで使い勝手や拡張性が一気に高まりますので、MacBookなど外部ポートが少ないノートパソコンを使っている方は特にオススメ度が高いですね。

現在クラウドファンディングサイトMakuakeで支援を募っていますので、気になっている方は是非チェックしてみてください。