毎年、冬になると乾燥が原因と思われる肌のカサつきや、かゆみなどが出てきて、保湿クリームが欠かせません。
また、乾燥すると風邪も引きやすくなるので、部屋の湿度には結構気を使っていますが、湿度を保つために活用しているのが「加湿器」です。
加湿器は、家電量販店に行けば様々な種類が置いてありますが、光るものなどデザイン的に派手なものが多く、シンプルなものが少ないように思います。
もっとシンプルでスッキリとしたデザインの加湿器が無いかなと探していた所、我らが無印良品から超音波式の加湿器『無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1』が販売されていました。

今回、実際に『無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1』を購入して使ってみましたので、使い勝手やどのくらい加湿できるか、ちょっと改善して欲しい点などを詳しくレビューしていきます。
冬の乾燥に悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
タップできる目次
無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1とは?

無印良品から販売されている”超音波式”の加湿器。
無印良品の加湿器はアロマが楽しめる「アロマディフューザー」を中心にいくつか種類があり、過去には上記の吹出口が360度回転するタイプのものなどありましたが、今回の『無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1』は、アロマなどの機能は無く、シンプルに加湿することに特化した製品となっています。
スペック
無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1 | |||
---|---|---|---|
加湿切替 | 弱 | 中 | 強 |
消費電力 | 14W | 19W | 24W |
加湿量 | 100mL/h | 200mL/h | 300mL/h |
連続加湿時間 | 約10時間(強運転時) | ||
適用床面積(目安) | 木造和室:8㎡(5畳) プレハブ洋室:14㎡(8畳) | ||
タンク容量 | 約3L | ||
外形寸法 | 約 幅175×奥行き175×高さ301mm | ||
質量 | 約1.3kg | ||
価格 | 税込6,990円 |
スペックは上記の通り。
加湿能力としては「木造の部屋で約5畳」「洋室で約8畳」となっているので、リビングの様に広い部屋で使うというよりは、個室などの比較的狭い空間で使うタイプの製品です。
パッケージの内容
『無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1 』を開封して、パッケージ内容や本体外観・サイズ感を確認していきます。


パッケージは無印良品らしい、いつもの製品イラストが描かれたデザイン。
開封していくと最初に取扱説明書が見えてきます。

梱包されている加湿器本体を取り出していきます。
本体には使用開始前に気をつけるポイントが書かれた紙が貼られていますので、目を通しておくと良いでしょう。

中にセットされていた抗菌剤カードリッジ。
抗菌剤カードリッジを使うことによって、本体に溜まっている水を抗菌する効果があります。抗菌剤に触れても人体や動植物には無害との事ですが、取り扱いには注意が必要です。
この抗菌剤カードリッジの使用期限は約5年となっており、交換用カードリッジが欲しい場合は、無印良品店頭か、専用窓口まで連絡すると購入が可能との事です。
パッケージ内容

- 超音波加湿器 本体 1台
- 電源アダプタ 1個
- 取扱説明書
パッケージ内容は、上記の通り。

付属する電源アダプタ。
ケーブルの長さは1mほどとなっています。電源アダプタ本体はもちろん、ケーブルも全て白いのは個人的にとても嬉しいポイントです。

電源アダプタ表面には全く文字や装飾がありません。無印らしくて良いですね。
本体外観・サイズ感

『無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1』本体を見ていきます。
本体は真っ白で余計な装飾が無い無印らしいシンプルなデザイン。本体の質感は、無印の家電製品で共通に使われているマットなもので、サラサラとした手触りです。色が統一されているので、他の無印の家電と一緒に並べても違和感がありません。

本体のサイズは、幅175×奥行き175×高さ301mm。500mmペットボトルより少し高いくらいです。凄くコンパクトというわけではありませんが、そこそこ小さいので、どのような部屋に置いても邪魔にはならない程度のサイズ感といったところ。

本体上部は給水タンクとなっており、蓋を開けると上からそのまま水を入れられるようになっています。

給水タンクは約3リットルの容量があります。タンク上部には「MAX」のメモリがあり、上から給水する時にも見やすいような工夫がされています。

本体背面には、仕様などが書かれたシールが貼られています。OEM元は「ジャスト株式会社」。無印の加湿器を始め、炊飯器やコンパクトセラミックファンヒーターなども、この会社がOEM元となっており、無印と関係の深い会社の一つです。


本体背面の底部分には電源プラグ差込口があるので、プラグを差し込み、コンセントに繋げれば使用可能となります。

電源アダプタをコンセントに繋げた様子。装飾が無い真っ白なデザインなので、目立たないのが良いですが、電源アダプタ自体の大きさはそこそこあるので、電源タップを使っている場合は他のものと干渉する可能性がありそうです。
無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1の使用レビュー
『無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1』を実際に使ってみます。


電源アダプタを差し込むと、「ピー」という音と共にLEDランプが全て点滅しました。これは水が入っていないからなので、水を入れていきます。

水は給水タンクの蓋を開け、そのまま直接入れられます。加湿器は給水タンクを取り外して水を入れる製品も多いですが、このように上部から直接給水できるタイプは使い勝手が良いのでオススメです。
タンクには約3リットルと結構な量が入ります。とりあえず近くにあったポットで水を入れてみましたが、約600mLほどのポットの場合、満タンになるまで何往復かすることになったので、給水用に何か大きめのピッチャーやペットボトルなんかを用意しておくと楽かもしれません。

水をMAXのメモリ付近まで入れた様子です。給水タンクギリギリまで水が入ることが分かります。

蓋を閉めて、電源を入れれば加湿運転が始まります。電源は本体にあるボタンを2秒長押しすることにより、ON/OFFの切替が可能となっています。
弱・中・強のそれぞれの様子
加湿量は「弱・中・強」の3段階で切替が可能。本体にあるボタンを単押しすることにより加湿量を調整できます。ちょっと分かりづらいかもしれませんが、それぞれの様子を写真で見ていきます。



弱運転でも結構な蒸気が吹出口から出てきますが、中・強と切り替えると更に多くの蒸気が出てきます。強だと蒸気の量はかなりのもので、しっかりと加湿してくれそう。
一晩「弱」で稼働させてみた様子

強さを「弱」にしたまま、一晩中(約8時間程度)付けっぱなしにしてみました。朝起きて温湿度計を見ると部屋の湿度は60%後半くらい。蓋を開けて水の残量を見てみましたが、そこそこ水は残っているように見えるので、まだまだ続けて加湿できそうです。
水タンク容量が3リットルと結構な量なので、長時間稼働出来るのは嬉しいですね。スペック的には「強運転」の状態でも10時間連続稼働が可能との事なので、加湿器としては十分な能力を備えていると思います。
LEDライトの消灯が出来ない

前述の通り、夜中一晩中付けっぱなしにしておいたのですが、使っていて気になったのは、「LEDライトの光」でした。使われているLEDライトは結構明るめのものが使われている事もあり、電気を切った寝室の場合、正直この光はちょっと眩しくて気になるなと思いました。
ライトの消灯機能があれば良かったのですが、そういう機能は無いため、寝室で使う場合はLED部分を隠すなど一工夫した方が良さそうに感じました。
動作音はそこそこする
動作中はそれなりにファンの音がします。そのため、静かな寝室で使うとちょっと動作音が気になるかなという印象を受けました。
以前、無印のアロマディフューザーを使っていた事がありましたが、アロマディフューザーはほぼ無音だったので、それと同じではないという事は念頭に置いておいた方が良いかと思います。
タイマー機能などは無い
加湿器の中には、タイマー設定が出来るものがありますが、この加湿器にはそのような機能はありません。そのため、付けっぱなしで寝た場合などは、想定以上に湿度が上がってしまう恐れもあります。
無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1のレビューまとめ
『無印良品 超音波加湿器 MJ-UH1』は、無印らしいシンプルな見た目ながら、冬の乾燥した部屋をしっかりと潤してくれる加湿器です。
給水が上から直接できるのも使い勝手が良いポイント。給水タンクが3リットルの容量があるので、強運転でも約10時間の連続運転が可能となっており、乾燥が気になる場所で長時間活躍してくれます。
アロマが使えない事や、タイマー機能が無い事、LEDが消灯できない事など、機能面では他製品に劣るところがあるのも事実ですが、シンプルに加湿機能だけあれば良いという方には向いている製品かなと感じました。
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