ロープロファイルキーボードながら、心地よい打鍵感とシンプルでスタイリッシュなデザインを実現しているメカニカルキーボードが『Lofree FLOW』
僕も以前レビューしましたが、タイピングしているだけで気持ちよく、デザインも気に入っているのでメインキーボードの一つとして使っています。

そんな『Lofree FLOW』は、キースイッチ(軸)を後から簡単に変えられる「ホットスワップ」に対応しているのも大きな特徴。今回、元々付いていたGHOST軸(リニア・赤軸)から、WIZARD軸(クリッキー・青軸)に変更してみたので、その様子を紹介します。
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Lofree FLOWの軸について
『Lofree FLOW』は、本体のカラーによってキースイッチ(軸)の種類が予め決まっており、購入時に選択することが出来ません。

僕が今使っているホワイトはGHOST(リニア・赤軸)が、ブラックはPHANTOM(タクタイル・茶軸)が採用されています。
本来であれば、キーボード購入時に軸も選べるようになっているべきだと思うのですが、色に紐づいているのは何故なのでしょうね…?
と、苦言を呈しながらも、幸い『Lofree FLOW』は、後から簡単に軸が変更できる「ホットスワップ」に対応しているので、軸を別途購入すれば自分で換装可能です。
軸の種類
GHOST | PHANTOM | WIZARD | |
---|---|---|---|
タイプ | リニア | タクタイル | クリッキー |
キー荷重 | 50±15gf | 45±15gf | 50±15gf |
ストローク量 | 2.8mm | 2.8mm | 2.8mm |
バネの長さ | 15.5mm | 15.5mm | 15.5mm |
耐久性 | 5,000万回 | 5,000万回 | 5,000万回 |
主な特徴 | 静かな音、羽のように軽いタッチ感 | 優しい音、反応の良いタッチ感 | クリッキーな音、強めのフィードバック |
価格 | 154円/個(税込) | 154円/個(税込) | 154円/個(税込) |
ストア | Amazon | Amazon | Amazon |
『Lofree FLOW』で使えるキースイッチは上記の3種。それに加え2024年11月には「Hades」「Specter」という新しいキースイッチも登場しています。
今回購入したキースイッチ「WIZARD」

今回購入したのは「WIZARD(クリックー・青軸)」。Amazonで90個セット約8,000円で購入しました。
パッケージのラベルもおしゃれな雰囲気。

中はキースイッチ本体とキースイッチを外すための工具「キースイッチプラー」もセットになっています。

WIZARDキースイッチ。いわゆる青軸なので、クリック感が強くカチッカチッと小気味良い音がなるタイプのものです。
キースイッチをWIZARDに交換していく
それでは『Lofree FLOW』のキースイッチを交換していきます。

まずはキーキャップの取り外し。
キーキャップは手でも取れますが、専用ツール「キーキャッププラー」があれば楽に取り外せます。なお、キーキャッププラーは付属してないので別途用意する必要があります。

ずっと使っていたので、ゴミやホコリが溜まっていました。エアダスターで吹き飛ばして掃除しておきます。

キーキャップを取り外した様子。続いてキースイッチも取り外していきます。

付属のキースイッチプラーを使い、キースイッチを取り外していきます。

最初は少し手間取りましたが、慣れてしまえばサクサクと取り外していくことができます。

ただ、簡単に取り外せるとは言っても84キー分ありますからね…そこそこ時間はかかります。

全て取り外しました。

ここから、新しいキースイッチ「WIZARD」を取り付けていきます。
キースイッチは方向がありますが、それさえ合わせれば後は上から押し込むだけで簡単に取り付けができます。

キースイッチが全て取り付け終わったら、キーキャップを元通り付けます。
キーの配列は良く分からなくなるので、公式の画像見ながらやると楽。

キーキャップも取り付けたので、電源を入れて確認。ひとまずバックライトは正常に点いているようですし、キーを押してみても特に問題は無さそうです。
Lofree FLOW+WIZARD(青軸)の打鍵感・打鍵音は?

キースイッチをWIZARDに変更してタイピングしてみましたが…
タイピングがメッチャ気持ちいいです。
青軸ならではの確かなクリック感と、カチカチという小気味良い音が癖に。やっぱ青軸は気持ちいいです。
『Lofree FLOW』本体がしっかりとした作りなので、タイピング時にブレたりすることもなく安定して打てるのもメリット。
反面、青軸の特性なので仕方ないのですが、タイプ音が結構大きいので使う場所が限られてくるという点はデメリット。オフィスを始め、図書館など公共の場所で使うのは控えたほうが良さそう。また、夜間など静かな時間帯も周囲に人がいる場合気を使う必要はありそうです。
さらに、元々のGHOST(リニア)と比較すると、キータッチがやや重く、長時間タイピングする場合は指に負担がかかる可能性もありそうです。
と、この様にメリット・デメリット双方がありますが、青軸の感触が好きな方はWIZARD軸を導入する価値は大いにあると思います。
僕個人は青軸のクリック感が好きなので、WIZARDに変えて良かったと思っています。
キースイッチを変える様子や実際の打鍵音は以下の動画で詳しく紹介しています
ホットスワップ対応のLofree FLOWで自分好みのカスタマイズをしよう
『Lofree FLOW』は、はんだなどを使わずとも簡単にキースイッチが変更できる「ホットスワップ」に対応しているので、僕でも簡単にキースイッチが変更できました。
今回は「WIZARD」を使いましたが、Lofreeの新型キースイッチ「Hades」や「Specter」なんかも評判が良いので、機会があればそのうち試してみたいと考えています。
今後も「Lofree FLOW」にはお世話になりそうです。
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