時刻の確認だけでなく、自分の健康管理やアウトドア・スポーツのサポートまで、使い道がどんどん広がっているのが「スマートウォッチ」です。
AppleやGoogleなどさまざまなメーカーから発売されていますが、その中でも多種多様なラインナップを取り揃えているのがHUAWEI。

そんなHUAWEIから、バッテリー持ちのよさとスポーツ向けの機能の充実ぶりで人気の「GT」シリーズの新モデル『HUAWEI WATCH GT 7』が登場しました。
これまでのウリだったバッテリー持ちはそのままに、ヘルスケア機能がより充実したほか、スキーなどウィンタースポーツ向けの機能も強化。
スポーツを楽しむ方向けとしてはもちろん、普段使いのスマートウォッチとしても完成度が増しました。
実際にしばらく使ってみましたので、使い勝手やメリット・デメリットなどを詳しく紹介します。
タップできる目次
HUAWEI WATCH GT 7とは?
『HUAWEI WATCH GT 7』は、HUAWEIのスマートウォッチの中でも、ランニングやサイクリング、ゴルフ、登山などのアウトドアスポーツ向けに作られた「GT」シリーズの最新モデルです。
日本では2026年10月29日に発売され、ラインナップは46mmと41mmの2サイズ。
さらに、チタン合金ケースとサファイアガラスを採用した上位モデル『HUAWEI WATCH GT 7 Pro』(46mmのみ)も用意されています。
ちなみに、ディスプレイやバッテリー、本体サイズは前モデルの『HUAWEI WATCH GT 6』とほぼ同じで、GT 7ではベルトの形と、からだステータスなどの機能が新しくなりました。
GT 6については、以下の記事で詳しくレビューしています。
スペック
| WATCH GT 7 | WATCH GT 7 Pro | |
|---|---|---|
| ディスプレイ | 41mm:1.32インチ AMOLED 46mm:1.47インチ AMOLED | 1.47インチ AMOLED |
| 解像度 | 41mm:466 × 466px(352PPI) 46mm:466 × 466px(317PPI) | 466 × 466px(317PPI) |
| ピーク輝度 | 3,000nit | 3,000nit |
| バッテリー | 41mm:通常使用 約14日間/ヘビーユース 約7日間/常時点灯 約5日間/トレイルランニングモード 約32時間 46mm:通常使用 約21日間/ヘビーユース 約12日間/常時点灯 約7日間/トレイルランニングモード 約51時間 | 通常使用:約21日間 ヘビーユース:約12日間 常時点灯:約7日間 トレイルランニングモード:約51時間 |
| ケース素材 | ステンレススチール | チタン合金+セラミックベゼル |
| センサー | 加速度・ジャイロ・地磁気・光学式心拍・気圧・温度・環境光 | 加速度・ジャイロ・地磁気・光学式心拍・気圧・温度・環境光・心電図・深度 |
| 防水・防塵 | 5ATM / IP69 | 5ATM / IP69 / ダイビング(最大40m) |
| GNSS | デュアルバンド(GPS L1+L5 ほか) | デュアルバンド(GPS L1+L5 ほか) |
| Bluetooth | BT6.0(BR + BLE) | BT6.0(BR + BLE) |
| カラー | 41mm:ブルー / ピンク / グレー(レザー) 46mm:ブルー / ブラック / グレー(レザー) | イエロー / グリーン / ブラック |
| 対応OS | Android 9.0以降 / iOS 13.0以降 | Android 9.0以降 / iOS 13.0以降 |
| 本体サイズ | 41mm:約41.3 × 41.3 × 9.99mm 46mm:約46 × 46 × 10.95mm | 約45.6 × 45.6 × 11.25mm |
| 重量(ベルト含まず) | 41mm:約36.5g(ブルー)/ 約37.5g(ピンク・グレー) 46mm:約51.3g | 約55.5g |
| 価格(税込) | 41,580円 / 44,880円(レザー) | 54,780円 |
『WATCH GT 7』と『WATCH GT 7 Pro』のスペックは上記の通り。
ディスプレイやバッテリーはほぼ同じで、Proはケースがチタン合金、風防がサファイアガラスになるのに加え、心電図センサーや深度センサーを搭載しダイビングにも使えるのが主な違いです。
また、ゴルフの「傾斜補正距離」などの本格的なゴルフ機能もPro限定なので、ゴルフ目的で選ぶ方は注意しておきましょう。
パッケージ内容


パッケージは高級感を感じる落ち着いたデザイン。
大人向けって感じがしますね。

- HUAWEI WATCH GT 7 本体×1
- マグネット式充電ケーブル×1
- クイックスタートガイド
パッケージ内容は上記の通り。

付属のマグネット式充電ケーブル。こちらはHUAWEIのスマートウォッチ共通のものですね。
Apple Watchのものとよく似ていますが、互換性はありません。
個人的には、似ているんだから各社共通のものにしてほしいなと思っています。
さらに言うとUSB-C充電にしたほうがより便利だと思うんですが、防水性能や本体サイズの関係上、それは難しそう…な気がしています。
本体デザイン
『HUAWEI WATCH GT 7』の本体デザインを見ていきます。

今回使っているのは46mmモデル。色はブラックです。

全体的に高級感のある見た目で、ビジネスシーンで使っても問題ないくらいの落ち着いたデザインに仕上がっています。

ベゼルは角張ったデザインでスタイリッシュな印象。
ケースはステンレススチール製で、質感もかなりよいです。
なお、この角張ったベゼルは46mmモデルならではのデザインで、41mmの方はベゼルが丸く柔らかなデザインとなっており、女性向けを意識しているのかなという印象。

内側には心拍などを測る各種センサーを搭載しており、ヘルスケアの数値やスポーツ時の負荷などを計測できます。


『WATCH GT 7』で特徴的なのが、この「EasyCrossベルト」。
余ったベルトを内側に入れ込む形になっていて、見た目がスッキリと収まります。
HUAWEI WATCH GT 7のメリット
『HUAWEI WATCH GT 7』を実際に使い、感じたメリットを紹介します。
46mmモデルで最大21日間持つバッテリー
HUAWEIの「GT」シリーズの特徴といえば、46mmモデルなら最大21日間使えるロングバッテリー。
1〜2日ごとに充電が必要なスマートウォッチが多い中で、このバッテリー持ちのよさは大きなメリットだと思います。
実際に、常時表示と心拍数・ストレスの計測をオンにしたまま使ってみましたが、1週間以上充電せずに使えました。

公式では、常時表示をオンにした場合は約7日間とされているので、ほぼ公式の数字どおりといった感じです。
常時表示をオフにすれば最大21日間なので、充電の回数をもっと減らしたい方は、オフにして使うのもよいと思います。
EasyCrossベルトで余ったベルトが袖に引っかからない
『WATCH GT 7』のフルオロエラストマーベルトは「EasyCross」という形になっていて、余ったベルトの先が手首の内側に収まるようになっています。

これによりベルトの先が袖などに引っかからず、使い勝手も良好。
見た目もスッキリするので、これはほかのスマートウォッチにもぜひ取り入れてほしいなと思いました。
なお、EasyCrossになっているのはフルオロエラストマーベルトだけで、レザーベルトは通常の形状なので、レザーを選ぶ方は注意しておきましょう。
からだステータスでその日の調子がスコアで分かる

『WATCH GT 7』では、新しく「からだステータス」という機能が追加されました。
3日3晩続けて着けていると、睡眠・心拍数・心拍変動(HRV)・活動量・ストレスレベルをもとに、その日の体の状態をスコアで出してくれます。


アプリではスコアとその分析を確認でき、何を改善すればスコアが上がるのかも教えてくれます。
なかでも詳しいのが睡眠の分析。



最近は寝る前にショート動画を見て夜ふかししていたので、睡眠時間がまったく足りていませんね…。
睡眠時間はもちろん、レム睡眠・ノンレム睡眠の時間や、夜中に目が覚めた回数まで記録されています。
睡眠の計測には「TruSleep 5.0」というアルゴリズムが使われているので、ここまで細かく分析できるんだと思います。
自分がちゃんと眠れているのか分からない方には、ぴったりの機能です。
3,000nitの明るいディスプレイで屋外でも見やすい

ディスプレイは最大3,000nitと明るく、晴れた屋外でもしっかり見えます。
AMOLED(有機EL)なので発色がよく、黒も締まって見えるのもうれしいところ。

今回使っているのは46mmモデルで、画面が1.47インチと大きめなこともあり、文字が読みやすく操作もしやすいですね。
41mmモデルは1.32インチなので、通知のメッセージを読んだり、走りながらペースや心拍数を確認したりすることが多い方は、ひと回り画面が大きい46mmモデルを選んだほうが満足度は高いと思います。
スキー・サイクリング向けの機能が充実している

『WATCH GT 7』は、スキー・スノーボードとサイクリングの機能が強化されています。
スキーでは、ターン数やターン頻度、G-Forceなどの指標で1本ごとの滑りを分析でき、59カ国・3,000以上のゲレンデマップにも対応。
マップをあらかじめダウンロードしておけば、腕を上げるだけでコース名や難易度、リフト乗り場を確認できます。
僕も実家にいたころは、毎年のようにスノーボードに行っていました。
当時はゲレンデの地図をよく分からないまま滑っていて、気づいたら上級者コースに入り込んでいた…なんてこともあったんですよね。

手元でコースの難易度を確認できるので、あの頃にこの時計があればよかったのに……と思いました。
ただ、スキー関連の新機能は今後のOTAアップデートで提供される予定で、現時点ではまだ使えません。雪が降る頃までにはアップデートしてほしいところ。
サイクリングでは、HUAWEI Healthアプリからルートを同期しておくと、標高グラフで先の登り坂を確認できたり、急なコーナーを事前に知らせてくれたりします。
HUAWEI WATCH GT 7のデメリット
『HUAWEI WATCH GT 7』を実際に使って感じたデメリットも正直に紹介します。
Suicaなどの電子マネーに対応していない
『WATCH GT 7』は、Suicaなどの電子マネーやタッチ決済に対応していません。

ウォッチにWalletアプリは入っているものの、スマホのHUAWEI Healthアプリにはウォレットの設定がなく、カードを登録できませんでした。
とくに困りそうなのが、スマホを持たずに出かけたいとき。
ランニングや散歩の途中で自販機やコンビニに寄りたくなっても、ウォッチだけでは払えないので、結局スマホか財布を持って出ることになります。
運動向けの機能が充実しているスマートウォッチなので、ここは対応してほしかったなというのが正直なところ。
改札や買い物もウォッチで済ませたい方は、Suicaに対応したApple WatchやPixel Watchを選んだほうが満足できると思います。
前モデルのGT 6から大きくは変わっていない
『WATCH GT 7』は、ディスプレイやバッテリー、本体サイズが前モデルの『WATCH GT 6』とほぼ同じです。
新しくなったのは、EasyCrossベルトやからだステータス、スキー・サイクリング向けの機能など。
どれも便利な機能ですが、GT 6を使っている方がわざわざ買い替えるほどの違いではないと感じました。
GT 6シリーズに不満がなければ、そのまま使い続けてよいと思います。
iPhoneとつないだ場合は通知に返信できない
『WATCH GT 7』は、LINEやメールなどの通知をウォッチで確認できます。
ただ、iPhoneとつないでいる場合は、ウォッチから返信はできません。
僕はiPhoneで使っているので、通知を見て返事をしたいときは、結局スマホを取り出すことになります。
公式のプレスリリースによると、定型文などで返せるクイック返信は、Androidとつないだときだけ使える機能とのこと。
iPhoneで使う方は、通知を確認するためのものと考えておくとよいと思います。
41mm・46mm・GT 7 Proの選び方
『HUAWEI WATCH GT 7』は46mm・41mmの2サイズと、上位モデルの『GT 7 Pro』から選べるので、それぞれの違いを表にまとめました。
| GT 7 46mm | GT 7 41mm | GT 7 Pro | |
|---|---|---|---|
| デザイン | 角張ったベゼルでスポーティ | 丸みのあるベゼルでやわらかい印象 | セラミックベゼルで高級感がある |
| ケース | ステンレススチール | ステンレススチール | チタン合金 |
| カラー | ブルー / ブラック / グレー(レザー) | ブルー / ピンク / グレー(レザー) | イエロー / グリーン / ブラック |
| ディスプレイ | 1.47インチ | 1.32インチ | 1.47インチ |
| バッテリー (通常使用) | 約21日間 | 約14日間 | 約21日間 |
| 心電図・ダイビング・本格ゴルフ | × | × | ◯ |
| 重量 (ベルト含まず) | 約51.3g | 約36.5〜37.5g | 約55.5g |
| 価格(税込) | 41,580円〜 | 41,580円〜 | 54,780円 |
バッテリー持ちと画面の見やすさを重視するなら、46mmがおすすめ。
41mmはケースに丸みがあり、ピンクのカラーもあるので、46mmよりやわらかい印象で、アクセサリー感覚で着けられるデザインです。
約15gほど軽く、ケースも小さめなので、女性や腕が細めの方には41mmが合うと思います。
ゴルフやダイビング、心電図まで使いたい方は、『GT 7 Pro』を選びましょう。
HUAWEI WATCH GT 7はこんな人におすすめ
『HUAWEI WATCH GT 7』は以下のような方におすすめです。
- スマートウォッチの充電が面倒で、着けなくなってしまったことがある方
- 睡眠や日々の体調を、数字で確認したい方
- ベルトの先が袖に引っかかるのが気になっていた方
- ランニングや散歩など、屋外で使うことが多い方
- スキー・スノーボードやサイクリングをする方
- 仕事中でも着けられる、落ち着いたデザインのものがほしい方
一方で、Suicaで改札を通りたい方は、Apple WatchやPixel Watchのほうが満足できると思います。
iPhoneを使っていて、ウォッチから通知に返信したい方は、Apple Watchを選びましょう。
HUAWEI WATCH GT 7に関するよくある質問
- HUAWEI WATCH GT 7とGT 7 Proの違いは?
- GT 7 Proはチタン合金ケースとサファイアガラスを採用し、心電図センサーやダイビング(最大40m)、傾斜補正距離などの本格的なゴルフ機能に対応しています。ディスプレイとバッテリー持ちはほぼ同じで、GT 7 Proは46mmのみです。
- HUAWEI WATCH GT 6との違いは?
- 主な違いは、EasyCrossベルト、からだステータス、スキー・サイクリング向けの機能です。ディスプレイやバッテリーなどの基本的な性能はほぼ同じです。
- Suicaは使えますか?
- 使えません。ウォッチにWalletアプリは入っていますが、日本ではカードを登録できず、改札や買い物の支払いには使えません。
- iPhoneでも使えますか?
- iOS 13.0以降のiPhoneで使えます。通知の確認はできますが、定型文などで返すクイック返信はAndroidとつないだときだけの機能です。
- バッテリーは実際に何日持ちますか?
- 常時表示と心拍数・ストレスの計測をオンにした46mmモデルで、1週間以上充電せずに使えました。公式では、常時表示をオンにした場合は約7日間、オフにした場合は最大約21日間です。
HUAWEI WATCH GT 7のレビューまとめ
『HUAWEI WATCH GT 7』は、常時表示をオンにしても1週間以上持つバッテリーと、袖に引っかからないEasyCrossベルトのおかげで、着けっぱなしで過ごしやすいスマートウォッチでした。
屋外でも見やすいディスプレイや、スキー・サイクリング向けの機能もそろっているので、ランニングやアウトドアなど、スポーツを楽しむ方にこそおすすめしたい1台です。
一方で、スポーツはあまりせず、通知の確認や健康管理ができれば十分という方には、約27gと軽く価格も手ごろな『HUAWEI WATCH FIT』シリーズという選択肢もあります。
用途に合わせてシリーズを選べるラインナップの多さも、HUAWEIのよいところですね。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。


COMMENT