PCでゲームをするときにゲームパッドを使いたい時があります。今までは『Xbox Oneコントローラー』を使っていましたが、故障してしまったのでXbox Series X/S に合わせて販売された新型『Xbox ワイヤレスコントローラー』を購入しました。
この製品は、
- 元々完成度が高かったが、更に全体的にブラッシュアップされている
- 有線、無線(ワイヤレスアダプター)、Bluetoothと3種類の接続に対応
- 有線接続するためのUSBポートはついにUSB-Cを採用
といった特徴があります。デザインや実際に使ってみた様子などをレビューします。
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Xbox ワイヤレスコントローラーとは?
マイクロソフトから販売されているゲームパッドです。「XboxSeries X/S」に付属してくるものと同じものですが、Windows10でも問題なく使えるのが特徴。
Xboxコントローラーは、製品としてのクオリティの高さや、Windowsとの相性の良さ(同じマイクロソフトなので)が評判となり、XboxのみならずPC用ゲームコントローラーとしては定番と呼べる製品です。
Xboxの進化と共に、コントローラー自体も改良が重ねられており、今回の『Xbox ワイヤレスコントローラー』は前モデルである『Xbox One コントローラー』にあった不満点が解消され、より完成度が高くなっています。
パッケージの内容
『Xbox ワイヤレスコントローラー』を開封して、パッケージ内容や本体外観・サイズ感を見ていきます。
パッケージはこの様な感じ。全体的にはシンプルですが、底面にはXBOXカラーである「緑」が採用され、アクセントとなっています。
『Xbox ワイヤレスコントローラー』の本体色は、
- カーボンブラック
- ロボットホワイト
- ショックブルー
- パルスレッド
- エレクトリックボルト
- デイストライク カモ(迷彩色)
と、多数展開されており、好みに合わせて選べます。今回は「ロボットホワイト」を購入しました。
パッケージには、英語を初め日本語、中国語、韓国語などが記載されています。アジア向け製品のようです。
パッケージ内容は上記の通り。
注意点としては、USBケーブルが付属していないという点。有線接続したい場合、別途USB-Cケーブルを用意する必要があります。
USB-Cケーブルがセットになった製品もあるので、ケーブルが無いという方はそちらを選ぶのが良いでしょう。
本体外観・サイズ感
『Xbox ワイヤレスコントローラー』本体の外観やサイズ感を見ていきます。
ゲームコントローラーは、Xboxコントローラーお馴染みのボタン配置。Xboxはもちろん、PCでゲームをする際にも非常に相性が良く、使いやすいものとなっています。
特徴的な所としては、中央に「シェアボタン」というものが追加されています。「Xbox Series X/S」の場合は、この「シェアボタン」を押すことで、ゲームのスクリーンショットやムービーを撮り、それらをTwitterなどに共有する事が可能です。
・・・が、Windows10の場合はそれらの機能は使えず、またボタンとしても特に反応しないので、ただの飾り状態になっているのは非常に残念。そのうちドライバで使えるようになると思うので、アップデート待ちです。
コントローラーのグリップ部分には滑り止め加工がなされています。『Xbox Oneコントローラー』も、滑り止め加工自体はされていましたが、あまり強力な感じではありませんでした。
それに対して『Xbox ワイヤレスコントローラー』は、触っただけで明らかにザラッとした感覚があって、滑り止めの強度が増しています。
また、トリガー部分にもグリップ同様の滑り止め加工が加えられました。手に汗握るシチュエーションでもしっかりとグリップしてくれるので、誤動作の心配が軽減されています。
今回「十字キー」にも大きな改良が加えられました。元々Xboxコントローラーってあまり十字キーの評価は高くなかったのですが、新モデルが販売される度に改良が加えられ、どんどん完成度が高くなっている印象です。
今回の改良点は、特徴的な形状の「ハイブリッド方向パッド」を搭載している事によって、斜め方向への入力のしやすさが改善されていると共に、十字キー自体のクリック感も向上しています。
裏蓋を開けると単3電池ソケットが現れます。電池の他にも別売りになりますが、充電式バッテリーを使うことも可能です。なお、充電式バッテリーは『Xbox Oneコントローラー』で使っているものと同じものを流用することが可能です。
コントローラー手前部分には、3.5mmのイヤホン・ヘッドホン端子と、アクセサリー端子を引き続き搭載しています。
大きく改善されたポイントの一つがUSBポートです。『Xbox Oneコントローラー』は、マイクロUSBだった為、現代の環境に合っていませんでしたが、ようやくUSB-Cが採用されました。
この改良は僕を始め待ち望んでいた方も多いのではないかと思います。汎用的なUSB-Cケーブルを使うことが出来るので、プレイ環境によってケーブルの長さなども自由に選択できます。
Xbox Oneコントローラーと比較
本体形状や大きさについてはほぼ一緒。本体色に関しては今まで黒っぽいものが中心でしたが、『Xbox ワイヤレスコントローラー』はカラーバリエーションが豊富になり、好みで選べるようになったのは嬉しい点です。
全体的に施された滑り止め加工のおかげで、本体がよりマットな質感になっています。特にトリガー部分が分かりやすいですね。
このおかげで手に持った時のホールド感が向上し、誤作動の心配も少なく、よりプレイに集中できるようになりました。
十字キー形状が大きく変更された事によって、明らかに入力のしやすさが向上しています。
『Xbox Oneコントローラー』の十字キーは、クリック感が少なく斜め方向への入力が甘いため、たまに誤作動してしまう事もありました。
十字キーは質感もマットなものに変更されている事に加え、しっかりとしたクリック感が得られるようになっているため、誤作動の心配が少なくなっています。Xboxコントローラーの数少ない弱点である十字キーをちゃんと改善してきているのは、さすがマイクロソフトだと思わせてくれます。
前述の通り、有線接続するためのUSBポートは、マイクロUSBからUSB-Cに変更されました。PS5を初め、今時のゲームコントローラーはUSB-Cを採用しているものが増えてきており、『Xbox ワイヤレスコントローラー』も、それらに肩を並べたと言えます。
Xbox アクセサリーアプリでファームウェアの更新と設定変更が可能
『Xbox ワイヤレスコントローラー』は、「Xbox アクセサリー」アプリを使って、コントローラー本体のファームウェア更新が可能です。
Windows10が入っているPCと、『Xbox ワイヤレスコントローラー』をUSB接続するか、ワイヤレスアダプターを使った無線接続すると、「Xbox アクセサリー」アプリからファームウェアの更新、設定変更が可能となります。
なお、Bluetooth接続の場合、「Xbox アクセサリー」によるファームウェア更新、設定変更は出来ないので注意が必要です。
ファームウェアを更新する事により、不具合等が解消されることがあるので、出来る限り最新にしておきたいところです。
「Xbox アクセサリー」アプリからは、ボタンマッピングの変更や、スティックの設定、トリガーの設定などが可能。自分の使いやすいようにカスタマイズ出来ます。
Xbox ワイヤレスコントローラーのレビューまとめ
『Xbox ワイヤレスコントローラー』は、「Xbox Series X/S」に同梱されているコントローラーですが、PCでも問題なく使えます。
元々Xboxのコントローラーは完成度が高く、PCとの相性も良いため、PC用ゲームコントローラーとしては定番と呼べる製品でしたが、細かい不満点があるのも事実でした。特に十字キーはそこまで評価が高いものではありませんでしたが、今回の『Xbox ワイヤレスコントローラー』ではしっかりと改善されており、歴代のXboxコントローラーの中でも最高の出来ではないかと思います。
持ち手のグリップ部分やトリガー部分にも滑り止めが施され、ホールド感が増しているのもプラスポイント。手に汗握る展開でもしっかりとゲームプレイに集中できます。
また、有線接続するためのUSBポートがマイクロUSBからUSB-Cになっているのも嬉しい変更点。
このコントローラーにあまり大きなデメリットはありませんが、あえて言うなら価格は結構高めです。充電用バッテリーやUSB-Cケーブルが別売りとなっているので、それらも揃えるとそれなりに高価になってしまいます。
価格面でもっと安いコントローラーも販売はされていますが、コントローラーとしての完成度、PCとの相性などを考えると、PC用のゲームコントローラーとしては間違いなく最有力の候補。PCでゲームプレイをする予定の方に非常にオススメのゲームコントローラーです。
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