最近の大作ゲームでは、インストールサイズが100GBを超えるようなタイトルも出てきており、容量の大きなSSDの需要が更に高まっています。
僕もデータ用として昔買った120GBのSSDを持っていましたが、流石に容量不足ということで、新しくWestern Digitalの『WD BLUE 3D NAND SATA 1TB』を購入しました。
このSSDは、
- 価格が安い
- 速度もSATAとしては優秀
- メーカー保証が5年
といった特徴がありますので、実際に取り付けた様子やベンチマーク結果をレビューします。
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WD Blue 3D NAND SATA SSDとは?
Western Digitalから発売されている、SATA接続の2.5インチSSDです。Western DigitalのSSDは、用途や種類によって色分けされています。
- WD Blue:性能と価格のバランスが取れたモデル
- WD Green:低消費電力と低発熱モデル
- WD Black:ゲーマー向けの高性能モデル
- WD Red:24時間365日稼働での使用を想定したNAS向けモデル
具体的には上記の通りに位置づけられ、ラインナップの中でも、あらゆる用途において万能で価格も手頃な「WD Blue」が一番人気です。
WD Blue 3D NAND SATA SSDのスペック
WD Blue 3D NAND SATA SSD | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
容量 | 250GB | 500GB | 1TB | 2TB | 4TB | |
NAND | 64層 3D NAND | |||||
インターフェース | SATA Ⅲ 6.0 Gb/s | |||||
フォームファクター | 2.5インチ | |||||
シーケンシャル | 読み込み | 550 MB/s | 560 MB/s | |||
書き込み | 525 MB/s | 530 MB/s | ||||
ランダム | 読み込み | 95,000 IOPS | ||||
書き込み | 81,000 IOPS | 84,000 IOPS | 82,000 IOPS | |||
TBW 書き込み耐久性 | 100 TBW | 200 TBW | 400 TBW | 500 TBW | 600 TBW | |
MTTF 平均故障間隔 | 最大 175万時間 | |||||
動作時の温度範囲 | 0℃〜70℃ | |||||
消費電力 | 52mW | 60mW | ||||
保証期間 | 5年間 |
『WD Blue 3D NAND SATA SSD』シリーズは、250GB〜4TBまでがラインナップされています。僕が購入したのは1TBモデルです。当初は250GB〜2TBまででしたが、後から4TBモデルが追加されました。
パッケージの内容


青いパッケージが特徴。

パッケージ内容は、本体以外に簡易的なマニュアルが付いているのみです。
SSD本体

青と白のツートンカラー。こういったシンプルなデザインは嫌いではありません。

背面はモデル名や各種仕様が書かれたシールが貼られています。

重量は実測で35.6g。手に持っても非常に軽く感じます。
WD Blue 3D NAND SATA SSDを組み込みます
購入した『WD Blue 3D NAND SATA SSD』を組み込んでいきます。

現在付いているSSDはINTELの『Intel SSD 330シリーズ 120GB』なので、これを取り外していきます。

僕が使っているMini-ITXケース『Dan Cases A4-SFX V4』は、非常にコンパクトなPCケースなのですが、メンテナンス性は良くなく、SSD一つ入れ替えるだけでもケースを開けて分解する必要があります。
ケース全面のSSDは、一旦電源を外さないとネジが現れないので、電源を外しバラバラにしていきます。
正直面倒なのですが、小型ケースの宿命なので致し方ありません。

無事取り付けました。
WD Blue 3D NAND SATA SSDのベンチマーク
取り付けた『WD Blue 3D NAND SATA SSD』のベンチマーク結果です。
CrystalDiskMark 8.0.1



読み込みで560MB/s、書き込みで530MB/sと、ほぼスペック通りで十分に速いと思います。
AS SSD Benchmark

AS SSD Benchmarkの結果は上の通り。
ATTO Disk Benchmark

ATTO Disk Benchmarkの結果は上の通りです。
WD Blue 3D NAND SATA SSDのまとめ

『WD Blue 3D NAND SATA SSD』は、SSDとしては定番のモデルです。価格が安く、セール時では1TBで1万円を切ることも珍しくなくなってきました。
容量・速度・価格のバランスが取れたモデルで、データ保存用やゲームのインストール先としてオススメできる優れたSSDだと思います。
イマイチな点としては、同じ価格帯でNVMe接続である『WD Blue SN550』がある事。NVMeなので、速度としては圧倒的に『WD Blue SN550』に軍配が上がります。
M.2スロットが空いている場合、まずは『WD Blue SN550』を検討し、空いていない場合は『WD Blue 3D NAND SATA』を検討するのが良いのではないでしょうか。
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