僕はミニマリストではありませんが、家に置くものはなるべく白く、シンプルなものにしようと心がけており、日用品などは無印のボックスに収納しています。
また、ゴチャゴチャしがちな洗剤なども、無印の詰め替えボトルを活用して統一した見た目にしているのですが、困っているのがラベリング。
無印で売られている詰め替えボトル用のラベルシールって、種類が少なくて洗剤などは無いんですよね…。
という事で、今回購入したのがスマホで簡単にラベルのデザインが出来る『TEPRA MARK』。
豊富に用意されているテンプレートからデザインを選ぶだけで、簡単にオシャレなラベルができ、仕上がりの品質も上々。
本記事では、実際に『TEPRA MARK』を使い、どんなラベルが出来るのか、使って分かったメリット・デメリットについてレビューしていきます。
入園・入学準備にも活躍してくれそうな『TEPRA MARK』に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
タップできる目次
TEPRA MARK(テプラ マーク)とは?
プリンターが無くても、簡単にラベルを印刷できる事で有名なのが「TEPRA(テプラ)」。お店でもテプラで印刷された注意書きなんかをよく目にします。
一般的にテプラの印象って「便利だけどダサい」って感じではないでしょうか?
この『TEPRA MARK』は、オシャレな本体デザインと、360dpiの高精細ヘッドによる、きめ細やかな印刷が可能で、今までの「テプラ=ダサい」という概念を覆すような画期的な製品。
ラベルデザインも専用アプリ「Hello」を使い、プロがデザインしたテンプレートを使うことによって、スマホだけでデザインが完結できるという、今の時代にマッチした製品と言えます。
スペック
『TEPRA MARK』のスペックと主な特徴は以下の通りです。
TEPRA MARK | |
---|---|
印刷方式 | 熱転写PRO印刷方式 |
プリンタ | サーマルヘッド(360dpi・256dot) |
最大印刷可能幅 | 18.1mm |
テープカートリッジ | PROテープカートリッジ 4、6、9、12、18、24mm |
カッター | オートカッター |
電源 | ACアダプタ(別売) 単3形アルカリ電池、または単3形充電式ニッケル水素電池×6本(別売) |
インターフェイス | Bluetooth接続 |
カラー | ベージュ/カーキ |
サイズ | 約55×133×146mm |
重量 | 約470g |
価格 | 17,000円(税別) |
パッケージの内容
『TEPRA MARK』を開封して、パッケージ内容や本体外観を見ていきます。
パッケージは非常にシンプルで洗練されたデザイン。
テプラとは思えないくらい(失礼w)にオシャレですね。
パッケージ内容は上記の通りです。
同梱されているものは「本体」と「取扱説明書」のみとなっており、テープカートリッジや電源アダプタ(または電池)などは全て別売りとなっているので、注意が必要です。
取扱説明書はイラスト付きで非常に分かりやすく書いてあります。説明書の丁寧さは流石日本企業だな…と感じるポイント。
本体外観・サイズ感
『TEPRA MARK』の本体。
一見「これがテプラ!?」と思うくらいに洗練されたデザイン。余計な装飾が一切なく、ミニマルなデザインとなっています。
本体背面。
普通こういった製品って、デカデカとロゴやマークが入ってたりするのですが、それらが全く無くクリーンなデザインとなっています。
いやぁ思い切ったなぁ…という印象。
僕はロゴや装飾が入っているのは嫌いなので、こういったミニマルデザインは大歓迎です。
本体上部には電源ボタンがあります。
電源ボタン中央にはLEDランプがあり、光具合で状態を表してくれます。
本体側面にある、プリント出力口。
『TEPRA MARK』は、最大24mmまでのPROカートリッジに対応しているので、結構大きなラベルも印刷できます。
もう一方の側面には、電源アダプタ差込口があります。
本製品には電源アダプタは付属していませんが、他の「テプラPRO」と同じ電源アダプタが使えるので、既に「テプラPRO」を持っている方の為に、あえて同梱していないのかもしれません。
また、Amazonなどでは『TEPRA MARK』と「電源アダプタ」がセットになったパッケージも販売されています。それぞれ単品で買うよりも安いので、電源アダプタが無い場合そちらを選ぶのも良さそうです。
本体底面にあるカバーを外すと、電池を入れる所が見えてきます。
本製品は電池で動かす際には単3形のアルカリ乾電池、もしくは充電式のニッケル水素電池が6本必要です。
500mlペットボトルとのサイズ比較。
『TEPRA MARK』の本体サイズは、「幅55mm×奥行133mm×高さ146mm」となっており、500mlペットボトルよりは高さは抑えられています。
幅は55mmと結構スリム。
全体的には大きめお弁当箱…といった感じのサイズ感でしょうか。
プリンターながらコンパクトにまとまっているので、色んな場所に運んで使えそうです。
電池やテープカートリッジが入っていない状態での重量は実測で473g。
プリンターとして考えた場合、非常に軽量です。
TEPRA MARKの使用レビュー
実際に『TEPRA MARK』を使用し、使い勝手や印刷の品質などを確認していきます。
セットアップ
まずは「電池」や「テープカートリッジ」などをセットしていきます。
本体前面はカバーになっており、こちらをパカッと取り外します。
見えてきたのはテープカートリッジをセットする場所。
その下にある電池ボックスのカバーを外し、まずは電池をセットしていきます。
必要なのは単3電池6本。
正直必要な電池が6本は多すぎる…と感じました。せめて4本くらいにしてくれれば、もっと利便性も高くなると思います。
それか、USB-Cで充電できるバッテリー式になれば更に良いと思うのですが、容量とかコストとか色々難しい点もあるのでしょうね。
その辺りは今後の製品に期待といった所でしょうか。
本体と一緒に注文しておいたテープカートリッジ。『TEPRA MARK』は、「テプラPRO」シリーズなので、様々な素材のテープカートリッジを使えることが利点ですが、ひとまず使いやすそうな透明タイプのものを購入。
テープカートリッジのセットは非常に簡単。
テープの先端を「テープ通路」のミゾに通すようにして、上から押し込むだけでセットが完了します。
単3電池、テープカートリッジを含んだ総重量は、実測で653.5g。
片手で持つと多少重さは感じますが、持ち運びには問題ないレベルだと思います。
電源は、本体上部にあるボタンを押すと入ります。
特に音が鳴るわけではなく、LEDが白く光るだけなので、少し分かりづらく感じる部分もあります。
専用アプリのインストール
『TEPRA MARK』は、本体にキーボードが無いタイプの製品なので、プリントするにはスマホの専用アプリが必須です。
Hello -「テプラ」PRO用アプリ
KING JIM CO.,LTD.無料posted withアプリーチ
TEPRA LINK 2
KING JIM CO.,LTD.無料posted withアプリーチ
TEPRAのアプリは「Hello」「TEPRA LINK 2」という2種類が用意されており、どちらを使っても印刷自体は可能。
ただ、それぞれのアプリは特色があり、それをザックリとまとめると以下のようになります。
整理するためのラベルとか注意書きとかの場合、テキストの自由度が高い「TEPRA LINK 2」の方が良いですが、今回僕は詰替えボトルのラベルをオシャレにプリントしたいので「Hello」を使うことにしました。
アプリ「Hello」を立ち上げ、機種を選択します。
なお、会員登録を求められますが、とりあえずしなくても使うこと自体は可能。
ただ、会員登録しないと「印刷したラベルの履歴が確認できない」や「デザインの保存ができない」など、かなり機能が制限されるため、事実上は会員登録が必須となっています。
とりあえず「クイック作成」を選べば、文字だけのラベルはすぐに作成できますが、これだと「Hello」アプリを使う意味はほぼ無いので、「テンプレートを選択」を選び、作りたいデザインを探すといった流れになります。
テンプレートは「キッチン」や「洗面・バス」とカテゴリー分けされており、それぞれのカテゴリーには豊富にテンプレートが用意されています。
プロの人がデザインしたみたいで、デザインのクオリティはかなり高いと感じました。
テンプレートを選んだ後は、テキストの変更はもちろん、フォントを変えたり文字間の調節も可能。
これだけでも、けっこうオシャレなラベルが作れそうです。
試しに1枚ラベルを印刷してみます。
『TEPRA MARK』とスマホをBluetooth接続し、印刷ボタンをタップすると、すぐにそのデータを元にラベルが印刷されます。
ラベルの印刷速度も結構速く、すぐに印刷できました。
ラベルは自動的にカットもしてくれるので、出来上がったらすぐに外して貼り付けることが可能。
印刷品質も上々で、テキストがかなり綺麗ですね。
これは『TEPRA MARK』に搭載されているプリンタが、テプラシリーズの中でも最上位クラスに高精細なものを搭載しているからだと思います。
せっかくオシャレなデザインを作っても、プリンタが汚ければ元も子もないので『TEPRA MARK』は、まさにデザインにこだわる方向けのラベルプリンターと言えます。
24mm幅のテープも追加で購入
当初は12mmのテープカートリッジを購入したのですが、『TEPRA MARK』は最大24mm幅まで対応している事や、テンプレートを見ていると、24mm幅にしか対応していないものがあったので、急遽24mm幅のテープを追加で購入しました。
書類整理であれば12mm幅で十分ですが、ラベルデザインとなると24mmをフルに使えるのでデザインの自由度が高くなります。
という事で、実際に自分で詰替えボトル用のラベルを作ってみました。
無印のラベルをパクった参考にし、シンプルで分かりやすいものになるようにデザイン。
どうでしょうか?
結構それっぽい感じになったんじゃないかと自分では思っています。
同じデザインで、洗剤などのラベルも印刷。
使ってる詰め替えボトルが無印という事もあり、相性が良く統一感が出たように思います。
透明のラベルは、近づいて見れば貼ってあることが分かりますが、遠目から見たら分からないくらいに馴染んでいます。
また、このラベルは水にも強いので、キッチンやお風呂でも問題なく使えます。シャンプーやコンディショナー、ボディソープも同じデザインで貼り付けました。
家中のラベルが統一され、スッキリ感が増したので、個人的には非常に満足しています。
動作音・印刷スピードを動画で紹介
写真だけでは伝わりにくいと思いますので、実際にラベルを印刷した様子を動画にしました。
音はカメラ内蔵のマイクで収録をしており、本体までの距離は30〜40cm程度です。
個人的な感覚で言えば、テープをカットする時に少し音は出ますが、全体的には静かで、印刷スピードも特に遅いと思うことはありません。
家で使うラベルプリンターとしては十分に合格点なんじゃないかなと思っています。
TEPRA MARKの気になる点
ここまで『TEPRA MARK』のメリットを中心に紹介してきましたが、デメリットや気になる点もいくつかあります。
電源として単3電池が6本も必要
これは本体紹介の時にも書きましたが、電源として単3電池が6本も必要になるのは”電池食い”だなと感じます。
単3電池って、4本とか10本っていう単位で販売している事が多く、6本って数は非常に中途半端なのもマイナスポイント。せめて4本にして欲しかった…。
まぁ充電式がベストだとは思いますが。
Bluetooth接続が結構切れる
『TEPRA MARK』は、スマホとBluetooth接続してラベルを印刷するという製品ですが、そのBluetoothが結構な頻度で切れます。
ラベルを印刷後、アプリ上でテキストを変更し、また印刷…といった流れで作業をしている途中でBluetoothが切れており再度繋ぎ直すまで印刷ができない…
といった、地味に面倒な所があって、結構ストレスを感じます。
専用アプリ「Hello」の使い勝手はあまり良くない
『TEPRA MARK』は、オシャレなテンプレートが豊富に揃った専用アプリ「Hello」を使うことによって、最大限魅力を引き出すことが出来るのですが、肝心の「Hello」の方が、あまり使い勝手が良くありません。
まず、全体的な動作が重く、テンプレートの読み込みに結構待たされます。
恐らくですが、これはアプリ内にテンプレートのデザインデータが無く、毎回ネットからデータを取ってきているのが原因だと思われます。
そのため、ネットに繋がっていないとアプリが使えないという結構大きな問題があります。
また、テキストの扱いも結構微妙で、テキストボックス内で改行が出来ない、中央揃えや左揃えが出来ない、文字詰めが出来ない、などと意外に融通が効かないのも難点。
「デザインにこだわる」というコンセプトならば、テキストのデザイン自由度がもう少し高ければなぁと思ったりします。
TEPRA MARKのレビューまとめ
『TEPRA MARK』は、従来の「テプラ」のイメージを大きく変える意欲的な製品。オシャレで洗練された本体デザインは、まるでインテリアの様に空間にマッチします。
印刷品質も高く、文字や図形を美しく印刷できます。
専用アプリが必要で、正直アプリの使い勝手はあまり良くないのが残念ですが、用意されたデザインテンプレートはどれもクリオティが高いものばかりです。
詰替え用ボトルのラベルや、ファイルボックス、衣装ケースなどボックス類のラベルも、美しく統一感あるデザインに仕上げられるので、雑貨・衣類の整理にも役立ちそう。
また子供が居る家庭の場合、入園・入学時期になると、あらゆるものに名前を書かなければいけないので、かなりしんどいのですが、『TEPRA MARK』があると、綺麗に名前付けができるので、小さいお子さんがいる家庭にもオススメです。
ラベルを多く印刷しているとテープカートリッジの費用も気になりますが、テプラの互換テープカートリッジを購入できるサイトもあります。テプラだけではなくプリンターの互換インクなども販売しているのでチェックしてみてください。
インク革命.COM
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