OneOdio Focus A5 レビュー/強力なノイキャンとハイレゾワイヤレスを楽しめるオシャレなヘッドホン

通勤や通学のお供に役立つのがワイヤレスヘッドホン

音質の良さや再生時間の長さ、遮音性の高さなど、イヤホンには無いヘッドホンならではの利点があり、愛用している方も多い印象です。

最近では全体的な性能も向上しており、安価な価格ながら豊富な機能を備えた優秀なモデルが沢山でてきていますが、今回紹介する『OneOdio Focus A5』も、そんな特徴を持つワイヤレスヘッドホン。

OneOdio Focus A5

重厚な低音に加え、-45dBという強力なノイズキャンセリング性能、LDAC対応によるハイレゾワイヤレス対応など様々な機能を備えながら、1万円以下という価格で販売されているコスパに優れたヘッドホンです。

本記事では実際に『OneOdio Focus A5』を使い、音質や使い勝手などを詳しく紹介していきます。低音重視のコスパに優れたヘッドホンが欲しいという方は、是非最後までご覧ください。

OneOdio Focus A5

総合評価

(4)
OneOdio Focus A5 のメリット
  • 重厚な低音で迫力のある音が楽しめる
  • 最大75時間という長時間再生に対応し、使い勝手が良い
  • 有線に加え、無線でもハイレゾ音源を楽しめる
OneOdio Focus A5 のデメリット
  • マルチポイント接続・アプリには非対応
  • 雑に付けるとすき間ができ、性能を発揮できない
OneOdio
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本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
なお、記事内容についてメーカー様からの指示は無く、率直な意見・感想を記載しています。

OneOdio Focus A5とは?

『OneOdio Focus A5』を手掛ける「OneOdio(ワンオディオ)」は、オーディオ機器の製造・開発において10年以上の経験を有している中国のオーディオメーカー。

同社の製品は、品質が良く優れた音質を提供しながらも、驚くほど価格が安いのが特徴。

主にDJ向けのモニターヘッドホン、オーバーイヤーヘッドホンなど数多くの製品を手掛け、そのコスパの良さから日本でも人気があります。

今回紹介する『OneOdio Focus A5』は、2024年12月に発売されたばかりの最新ワイヤレスヘッドホン。スペックや主な特徴を見ていきます。

スペックと主な特徴

OneOdio Focus A5
タイプオーバーイヤー型
Bluetooth5.4
対応コーデックSBC、AAC、LDAC
ドライバーサイズ40mm
連続再生時間ANC OFF:75時間
ANC ON:45時間
急速充電10分間の充電で約10時間の再生
有線接続USB-C
ノイズキャンセリングハイブリッドANC(-45dB)
外音取り込み
マルチポイント接続
ゲームモード対応◯(0.065秒)
アプリ対応
カラーブラック/ブルー/ホワイト
重量約267g
価格8,999円(税込)
OneOdio Focus A5の主な特徴
  • LDAC対応なのでワイヤレスハイレゾオーディオを楽しめる
  • -45dBの強力なノイズキャンセリング性能
  • 最大75時間の長時間再生に対応
  • 10分の充電で約10時間の再生が可能な急速充電に対応
  • マルチポイント接続には非対応
  • アプリには非対応

『OneOdio Focus A5』は、有線に加え無線でもLDACに対応するなどハイレゾオーディオを楽しめるヘッドホン。

音質面でのスペックの高さもさることながら、-45dBのノイズキャンセリング性能、最大75時間の長時間再生、10分の充電で約10時間の再生が可能な急速充電にも対応など、ヘッドホンとしての基本性能の高さが目立ちます。

一方で、マルチポイント接続には非対応、アプリにも非対応と”付加価値”という観点では弱点もあるかなといった印象です。

パッケージと付属品

パッケージはシックでスタイリッシュなデザイン。ハイレゾロゴやLDACロゴが映えますね。

OneOdio Focus A5のパッケージ内容
OneOdio Focus A5のパッケージ内容
  • ヘッドホン本体 ×1
  • USBケーブル ×1
  • 取扱説明書類

付属品は上記の通りです。

本体デザイン

『OneOdio Focus A5』の本体デザインを見ていきます。

本体外側デザイン

今回紹介するカラーは「ホワイト」。

全体的には少し赤みがかった色合いに加え、イヤーパッドやヘッドパッドなどにベージュが使われており、オシャレな印象を受けます。

本体内側デザイン

イヤーパッド内側にはL/R表記があって分かりやすい。

ハウジング部分はオシャレな加工

ハウジングの外側はデザイン性の高い加工となっており、シンプルな中にもファッション性のある仕上げとなっています。

右側に操作ボタン類がまとまっている

ハウジング部分中央には大きく取られたマイクが。これは「デュアルノイズ検出マイク」と呼ばれるもので、こちらで周囲の音を検出し、強力にノイズを除去してくれるというものです。

また、本体右(R側)に、ボタンや端子類がまとまっているのが分かります。ボタンはタッチパネルではなく物理ボタンなので、誤動作の心配が少ないのも利点です。

イヤーパッドは柔らかい

イヤーパッドは弾力性のある形状記憶フォームを採用しており、押してみた感覚もかなり柔らかく装着時の負担も少なそう。

ヘッドパッド部分にも柔らかい素材を採用

ヘッドパッド部分にもイヤーパッド同様の柔らかな形状記憶フォーム素材が使われており、装着時に痛くないような工夫がなされています。

大きさも変えられます

ヘッドパッドは大きさも変えられるので、頭の大きな方でも問題なく使えそうです。

ヒンジ部分はメタリックなゴールドで高級感も感じられる

本体のヒンジ部分にはゴールドの金属素材が使われており、デザイン的なアクセントとなっています。色はゴールドですが、ギラギラとした感じはなく、洗練された仕上げとなっています。

折りたたんでコンパクトに持ち運べる

ヘッドホンはこの様に折りたたんでコンパクトに持ち運ぶことが可能。

ただ、巾着袋や保護ケースなどは付属していないので、持ち運ぶ際に心配であれば別途ケースなどを用意する必要があります。

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OneOdio Focus A5の使用レビュー

『OneOdio Focus A5』を実際に使い、装着感や音質などを詳しく見ていきます。

装着感・装着した様子

実際に『OneOdio Focus A5』を装着した様子。

シンプルながらもヒンジ部分のゴールドやイヤーパッドのベージュといった色が良い具合にアクセントになっており、洗練されたデザインという印象。

女性が使ってもオシャレな雰囲気を出せるのではないかと思います。

装着感自体は結構良好です。イヤーパッドが柔らかいので耳が痛くなりづらく、側圧も強くないので長時間付けっぱなしでも頭は痛くなりにくいと思います。

ただ、詳しくは後述しますが、雑に付けると耳とヘッドホンの間にすき間が出来てしまい、ノイズキャンセリング性能が最大限発揮できません。

そのため、ヘッドホンの位置調整は結構しっかりと行う必要があります。

操作方法

『OneOdio Focus A5』は本体右側にある物理ボタンを押すことで各種操作が可能

動作・状態R側(右)
電源ON/OFF電源ボタンを2秒長押し
再生/停止電源ボタンを1回押し
曲送り+ボタンを長押し
曲戻し−ボタンを長押し
音量++ボタンを1回押し
音量−−ボタンを1回押し
音声アシスタント起動電源ボタンを2回押し
モード切替ANCボタンを2秒長押し
ノイズキャンセリング切り替えANCボタンを1回押し
AIベースの適応型ノイズキャンセリングモードANCボタンを2回押し

この様に本体だけでも一通りの操作は可能。

各操作は直感的に分かる様な割り振りになっており、使いやすいと思います。

音質

気になる「音質」について。

OneOdio Focus A5の音質

全体的には低音重視のバランスといった感じで、低音の響きがかなりあります。深く質量のある音でズンズンと迫力ある音を鳴らしてくれます。

低音が豊かなため、相対的に中高音域は少し控えめ。クリアさはあるのですが、ちょっとゴチャっとした音になり、特にボーカルものは一歩下がった様な感じで聴こえます。

個人的にはそこまで低音重視では無いので、もう少しバランス取りたいなと思ったりもするのですが音質自体は、この価格帯だと良好な部類に入ると思います。

有線・無線共にハイレゾ対応

『OneOdio Focus A5』は、有線接続時、もしくは無線接続時にもLDACコーデックで再生することによってハイレゾ音源にも対応します。

USB-CでPCと有線接続しハイレゾ音源の再生をしてみましたが、iPhoneとBluetooth接続した時(AAC)と比較して、特に中高音域の明瞭感が向上したように感じました。

結構違うように感じたので、無線で接続する際もLDACで再生できるのであればLDACを使ったほうが良いと思います。

ノイズキャンセリング性能

本製品は最大「-45dB」というスペック上はかなり強力なノイズキャンセリング性能を有します。

実際に使ってみましたが、確かにノイズキャンセリングを有効にすると、エアコンやファンなどのノイズはかなり除去してくれました。

ただ、どうもこのヘッドホン、雑に付けると耳とヘッドホンの間にすき間が出来やすい気がします。すき間があるとノイキャンの効果も半減してしまうので、効果を最大限発揮したい場合ヘッドホンの場所を適切に動かして耳との間にすき間が出来ないように気をつける必要があります。

適切な位置で使った場合、ノイキャン効果の高さもしっかりと感じることが出来ました。

外音取り込み

個人的に結構優秀だなと思ったのが、「外音取り込み機能」。

この機能自体付いている製品は多いのですが、ホワイトノイズが乗ったり、変に機械音っぽくなるなど違和感が強いことが多いのですが、『OneOdio Focus A5』は、ホワイトノイズは多少乗るものの、聞こえてくる音は結構自然です。

日常生活で使う分には違和感なく使えるクオリティだと感じました。

マルチポイント接続・アプリには非対応

『OneOdio Focus A5』は、複数のデバイスと同時接続する「マルチポイント接続」や、音質や操作のカスタマイズを行える「アプリ」なんかには非対応です。

最近はこういう1万円以下という価格帯の製品でも対応している製品が多くあるので、この点はちょっと残念ですね。

特に本製品は低音重視なため、音のバランスをイコライザーで調整したいと思ったりします。今後の製品に期待といった所でしょうか。

OneOdio Focus A5のレビューまとめ

OneOdio Focus A5

総合評価

(4)
OneOdio Focus A5 のメリット
  • 重厚な低音で迫力のある音が楽しめる
  • 最大75時間という長時間再生に対応し、使い勝手が良い
  • 有線に加え、無線でもハイレゾ音源を楽しめる
OneOdio Focus A5 のデメリット
  • マルチポイント接続・アプリには非対応
  • 雑に付けるとすき間ができ、性能を発揮できない

『OneOdio Focus A5』は迫力ある重厚な低音と、しっかりめのノイズキャンセリングが特徴のワイヤレスヘッドホン。

有線・無線共にハイレゾに対応しており、実際に有線接続してみた所、より解像度の高い音が楽しめました。

音質面はもちろん、長時間再生などヘッドホンとしての基本性能はなかなかのもので、オシャレな見た目も相まって完成度は高いと感じました。

一方で、マルチポイント接続やアプリには非対応と弱点も見られます。1万円以内のヘッドホンは種類も多く、どの製品も性能が高くなってきているので、この点は次作に期待。

アプリとかは必要なく、買ってすぐに使えるワイヤレスヘッドホンがほしいという場合『OneOdio Focus A5』をチェックしてみては如何でしょうか。

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Webデザイナー兼ブロガー
白い”モノ”を中心に、ガジェットや家電、デスク周りのアイテムなどをレビューしています。

バリューコマース メディアアワード 2021下期 新人賞1位 / 2022下期 ファッション・アクセサリー賞 受賞 | Amebaチョイス記事監修も行っています | Apple好き・ムジラー | 2児のパパ

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