最近、音楽を聴くのにイヤホンばかり使っていますが、イヤホンって長時間付けてると耳痛くなりますよね…。
イヤホンが苦手…という方にオススメなのが「ヘッドホン」。
今回紹介する『OneOdio A10』は「ハイレゾ対応」「ノイズキャンセリング搭載」「マルチポイント接続対応」「50時間再生のロングバッテリー」と、トレンドをしっかりと抑えながら、1万円を切る価格を実現しているワイヤレスヘッドホン。
この記事では、実際に『OneOdio A10』を使用し、「音質」「装着感」「ノイズキャンセリング性能」「メリット・デメリット」などを詳しくレビューしていきますので、コスパに優れたヘッドホンを探しているという方は、是非参考にしてください。
本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
タップできる目次
OneOdio A10とは?
「OneOdio(ワンオディオ)」は、オーディオ機器の製造・開発において10年以上の経験を有している中国のオーディオメーカー。
同社の製品は、品質が良く優れた音質を提供しながらも、驚くほど価格が安いのが特徴。
主にDJ向けのモニターヘッドホン、オーバーイヤーヘッドホンなど数多くの製品を手掛け、そのコスパの良さから日本でも人気があります。
今回レビューする『OneOdio A10』は、そんな同社の中で唯一ノイズキャンセリングを搭載したヘッドホン。今まで培われた技術が培われた意欲的な製品となっています。
スペック
OneOdio A10 | |
---|---|
Bluetooth | 5.0 |
対応コーデック | SBC / AAC |
ハイレゾ対応 | ◯ |
周波数特性 | 20〜40,000 Hz |
ドライバー | 40mm |
インピーダンス | 32Ω±15% |
再生時間 | 40時間(ANC+BT) 50時間(BTのみ) 62時間(ANCのみ) |
充電時間 | 約2時間 |
充電方法 | USB-C |
ノイズキャンセリング | -35dB |
マルチポイント接続 | ○ |
サイズ | 55.5×55.5×22mm(ケース込) |
重量 | 約295g |
価格 | 9,980円(税込) |
スペックを踏まえた『OneOdio A10』の、主な特徴は以下の通り。
1万円を切る価格で、これだけの機能を備えたヘッドホンは珍しく、特に「マルチポイント接続」なんかは複数デバイスを使っている人であれば嬉しい機能。
肝心の音質の方も「ハイレゾ対応」という事で、40KHzまでの高音域再生に対応している点は注目すべきポイントです。
パッケージの内容
『OneOdio A10』を開封して、パッケージ内容や本体外観・サイズ感を見ていきます。
パッケージの外観は黒を基調としたシックなデザイン。
なお、今回の『OneOdio A10』は、アップデート版なので以前とパッケージデザインが異なっているようです。
パッケージを開封すると、専用ケースが見え、その中にヘッドホンや付属品類が全て入っていました。
この専用ケース、しっかりとした作りになっており質感はかなり良いですね。
クッション性もあり、ちゃんと中のものを保護してくれそう。
オマケ程度のものかと思っていたら、想像以上に良いケースでした。
パッケージ内容は上記の通り。
ユーザーガイドは主にイラストで使い方が説明されています。
基本的な操作方法は、イラストを見れば分かりますが「マルチポイント接続」など、ちょっと手順を追うような作業の場合、テキストでの補足説明があった方が良いなと思いました。
なお、製品仕様などの部分は多言語化されており、日本語での表記もあります。
付属の3.5mmオーディオケーブル。
これを繋げると普通の有線ヘッドホンとして使用できますが、有線時接続時だとANCなど各種機能が使えなくなる点は注意が必要。
付属のUSB-A to Cケーブル。
これを使い、ヘッドホン本体の充電を行います。
本体外観・サイズ感
『OneOdio A10』の本体外観やサイズ感を見ていきます。
ヘッドホン外観。
金属製の本体は重厚感があり、手触りも良い感じ。
質感が良く、安っぽさを感じさせないのは良いですね。
価格がそれほど高くないヘッドホンなので、開封する前まではそれほど期待していなかったのですが、実際に触ってみると、かなり質感やデザインは良いなと感じました。
ヘッドホン内側には「L/R」の表記があり、装着時に迷わないのは良いですね。
イヤーパッドはフカフカでモチモチしており、長時間付けていても痛くなりづらそう。
ヘッドホン下部にはボタン類や各種端子があります。
L側 | ANC切り替えボタン 充電用USB-C端子 |
---|---|
R側 | 電源ボタン 音量調整ボタン 3.5mmオーディオジャック |
操作は物理ボタンで行うので、誤作動の心配が少ないのは良いですね。
ヘッドバンド内側にも、柔らかいクッションが使用されており、装着時に痛くならないような工夫がなされています。
バンドはサイズ調整可能なもの。結構大きく出来るので、頭が大きめの方でも十分に装着可能だと思います。
イヤーカップ部分はくるりと90°回転可能。
さらに折りたたんで小さくコンパクトに収納できるので、持ち運びにも便利ですね。
OneOdio A10の使用レビュー
『OneOdio A10』を実際に使い、装着感や音質などを見ていきます。
装着感
装着した様子。
側圧がそれほど強くなく、イヤーパッドがフカフカで柔らかいため、耳への圧迫感が無くソフトな付け心地です。
付け心地は良好で、長時間付けていても疲れにくそう。
また、耳とのイヤーパッドの間に隙間が無いため、しっかりとした密閉感があり、ノイズキャンセリングを使わなくても、ある程度外部の音が遮断されます。
音質
肝心の音質。
色々と音楽を聴いてみましたが、全体的には低音域がやや強めな印象。
ただ、全体的に解像度が乏しく音がぼやけた感じ。ボーカルの声も伸び切らず、煌びやかさが無いように感じました。
音の分離感も今一歩と言った感じでゴチャっと聞こえますね。
価格帯を考えると頑張っている方ではありますが、流石にハイエンドな機種と比較すると分が悪いという印象。とはいえ、音質にそれほど拘りが無い場合や、あまり音質が関係ないコンテンツの視聴とかであれば、必要十分かなという気がします。
また、ANCの有無で音質が結構変わる感じ。ANCをオンにすると、少し高音が強調されるように思います。線が細くなり、エッジの効いた尖った感じに聞こえます。
ノイズキャンセリング
本製品のノイズキャンセリング性能は「-35dB」となっています。
実際に試してみましたが、思いの外強力だなと感じました。
特に、エアコンやファンの様な低音ノイズへの効きは強力で、大部分をカットしてくれる印象。
こういったコスパ重視のヘッドホンやイヤホンは、ノイキャン付いててもおまけ程度という事が多いのですが、本製品のノイキャンは十分に実用的なレベルに達していると思いました。
外音取り込み
外音取り込みは、機械音っぽくなったりはしませんが、ちょっと狭く曇った感じで聞こえます。
とはいえ、実用上はそれほど問題なく、普段の生活で使う分には必要十分かなと思いました。
マルチポイント接続
本機は「マルチポイント接続」に対応しています。
マルチポイント接続とは、1台のヘッドホンを複数のデバイスと同時に接続できる機能の事。例えばスマホとPCで同時接続していた場合、パソコンで音楽を聴いている時にスマホに着信があった場合、わざわざペアリングし直す必要がなく、そのまま応答できる…など、使い勝手が大幅に向上します。
マルチポイントのやり方は以下の通り。
上記手順をすることで、2台同時にペアリングができ、再生したデバイスから音が出るようになります。
有線接続時
本製品は3.5mmオーディオケーブルを繋げて、有線で使うこともできます。
ただ、有線で使った場合、ヘッドホンに備わっている機能が全て無効となり、「ノイズキャンセリング」「音量調整」「マイク」などが使えなくなるので注意が必要。
OneOdio A10のレビューまとめ
『OneOdio A10』は、1万円を切る価格ながら「ハイレゾ対応」「ノイズキャンセリング搭載」「マルチポイント接続対応」「50時間再生のロングバッテリー」と、機能を盛り込んだヘッドホンです。
実際に使ってみましたが、装着感が良いので長時間付けっぱなしでも疲れにくく、ノイズキャンセリングを効かせながら集中して作業が出来ました。
音質についてはハイエンド機種と比較すると厳しいものの聴きやすい音質で、ながら作業をするには十分。特にYoutube視聴などあまり音質を重視しないのであれば問題ありません。
本体の質感も良く、しっかりとした重厚感を感じられるデザインに仕上がっているのは良いですね。
コスパの良いノイキャン付きのヘッドホンを探しているという方は、有力な選択肢になると思いますので、ぜひチェックしてみてください。
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