耳を塞がず周囲の音が聴こえるワイヤレスイヤホンがここ最近のトレンドですが、ひとえに「耳を塞がない」と言っても様々な種類の製品があります。
その中でも本記事で紹介する『Oladance OWS Pro』は「オープンイヤー型」と呼ばれるワイヤレスイヤホン。簡単に言うと耳の近くに小さなスピーカーを持ってきて聴くような方式の製品です。

この手の製品は周囲の音が聞こえる一方、音質では一般的なワイヤレスイヤホンより劣るというのが一般的な認識ですが『Oladance OWS Pro』はオープンイヤー型とは思えない良好な音質を誇るのが特徴です。
実際に本製品を使ってみましたので、使い勝手や音質などを詳しく紹介します。
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本記事で紹介している『Oladance OWS Pro』もセール対象となっており、30%OFFで購入できますので、気になっている方はこの機会をお見逃し無く!
本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
なお、記事内容についてメーカー様からの指示は無く、率直な意見・感想を記載しています。
タップできる目次
Oladance OWS Proとは

『Oladance OWS Pro』は、Oladanceから販売されているオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンのフラッグシップモデルにあたる製品です。
音質はもちろん、最大58時間の長時間再生、マルチポイント接続対応、など様々な面で高い性能を持つワイヤレスイヤホンとなっています。
本製品を手掛ける「Oladance(オーラダンス)」は、創業者も中心エンジニアも元々は音響機器大手「BOSE」出身。
製品名にもある「OWS」とはOpen Wearable Stereoの略で、実は近年流行りのオープンイヤー型は、このOladanceがパイオニア的存在だったりします。
現在、Oladanceは「TikTok」を運営するバイトダンスの傘下にあり、デザインと音質に拘った製品作りをしています。
スペック
| Oladance OWS Pro | |
|---|---|
| タイプ | オープンイヤー型 | 
| Bluetooth | 5.3 | 
| 対応コーデック | SBC | 
| ドライバーサイズ | 23×10mm ダイナミックドライバー | 
| 再生時間 | 16時間再生 バッテリー内蔵ケース併用で58時間 | 
| 急速充電 | 15分の充電で6時間使用可能 | 
| 充電端子 | USB-C | 
| 防水性能 | IPX4 | 
| マルチポイント接続 | ◯(2台まで) | 
| 専用アプリ | 「Oladance」対応 | 
| カラー | シルバー/グリーン/ピンク/ホワイト/シルバー | 
| 価格 | 27,800円(税込) | 
| 商品リンク | Amazon | 
パッケージと付属品


『Oladance OWS Pro』のパッケージは、フラッグシップモデルらしい拘ったデザインとなっています。


パッケージは全てプラスチックではないエコな素材が使われている他、マグネットで蓋をパカッと開くような仕組みとなっており、パッケージからして拘りがハンパないと感じました。
一般的な製品とは一線を画す上質なパッケージデザインとなっています。

- Oladance OWS Pro イヤホン本体・充電ケース ×1セット
- USBケーブル ×1
- 取扱説明書
付属品は上記の通り。

充電につかうUSBケーブル。長さは短いものの布巻きケーブルとなっており質感は上々。

取扱説明書は全て日本語で丁寧に書かれており好印象。
本製品はちょっと気づきにくい場所に電源ボタンなどがあるため、一読しておくことをオススメします。
本体デザイン
『Oladance OWS Pro』の本体デザインを見ていきます。

こちらは充電ケース。装飾がほぼ無いミニマルデザインを採用。角が丸くなっており、石鹸にも見えるデザインです。
以前レビューした『Oladance OWS2』は、バッテリー内蔵の充電ケースが別売りと、今時の製品としてはちょっと見劣りする部分がありましたが、本製品ではちゃんと専用の充電ケースがセットとなっています。

充電ケース前面にはバッテリー残量を表すLEDが内蔵されています。

充電ケースを開けた様子。イヤホンを置く方向も分かりやすいと思います。

ケース内部は滑らかな手触りとなっており、質感は非常に良いですね。

イヤホン本体のデザイン。
今回は「ホワイト」を使用していますが、表面が光沢感のある白い色、裏側がマットな黒いツートンカラーの様な形になっており、スタイリッシュな印象を受けます。

イヤホン内側。
内側の耳に触れる部分はシリコン素材となっており、肌触りは良好です。

ちょっと分かりにくいのですが、耳にかける部分の近くに電源ボタンがあります。
基本的あまり使うことは無いと思うのですが、最初どこにあるのか分からなかったので、ご紹介。

イヤホン上部には感圧センサーが内蔵されており、押し込んだりスライドする事で各種操作が可能。

イヤホン本体の重量は実測で、27.2g。片耳約13gほどなので、そこまで重さは気にならないと思います。

充電ケースも合わせた総重量は101.4gでした。ケース自体はやや大きいのですが、重量はそうでもなく、持ち運ぶのにも便利です。
Oladance OWS Proの使用レビュー
『Oladance OWS Pro』を実際に使い、使い勝手や音質などを詳しく紹介していきます。
装着した様子・装着感
装着した様子がこんな感じです。

最近流行りのイヤーカフ型なんかと比べると、本体サイズはやや大きめ。ちょっと目立つ印象を受けます。

一方で装着感自体は良好で、付けていてもあまり重さを感じず、イヤホン内側がシリコン素材となっているため肌触りも良いですね。
しばらく付けっぱなしで家事などをやってみましたが、日常生活程度の動きであれば、特にズレることは無さそう。ただ、ランニングなど激しい動きの場合、少しズレそうな感覚があります。
もしガッツリとスポーツ目的として使う場合、スポーツ用として特化した『Oladance OWS Sports』という製品があるので、そちらの方が適しているかもしれません。
できれば、購入前に家電量販店など実物を試せる場所で付けてみる事をオススメします。
操作方法
『Oladance OWS Pro』は本体上部に感圧センサーボタンが付いており、ボタンをつまむようにして押すことで各種操作が可能。
タッチ式ではないため誤作動が少なく、スライドによるジェスチャーにも対応するなど、操作性はなかなか良好だと思います。
| 動作・状態 | L側(左) | R側(右) | 
|---|---|---|
| 再生/停止 | 1回押し | |
| 曲送り | − | 2回押し | 
| 曲戻し | 2回押し | − | 
| 音量+ | センサー部分を前にスライド | |
| 音量− | センサー部分を後ろにスライド | |
| 電話に出る | 1回押し | |
| 電話を切る | 2回押し | |
| 音声アシスタント | 3回押し | |
| インターコムモード | 長押し | |
基本操作は上記の通り。
なお、後述する専用アプリ「Oladacnce」で、それぞれのた動作の割り当てを変更することもできます。
音質

音質について。
率直に言うと、オープンイヤー型としてはかなり良好な音質と言えます。
全体的に明瞭感がありクリアなサウンドながら、特に中音域での表現力が高いと感じました。
以前レビューした『Oladance OWS2』は、本製品と同じくクリアなサウンドが特徴的でしたが、線が細く、音の厚みやボーカルの艶っぽさといった点では一歩劣るかなという印象を持ちましたが、『Oladance OWS Pro』はバランスを保ったまま音がより厚くなり、艶っぽさや息遣いなんかも感じれるより良い音質だと思いました。
また、この手のオープンイヤー型は「低音の弱さ」を感じる事も多いのですが、本製品の場合、低音もオープンイヤー型とは思えないくらいの質量ある音を響かせてくれます。
総じて音質は良好で、オープンイヤー型で音が良いものを欲しいのであれば『Oladance OWS Pro』はかなり良い選択肢になり得る製品だと思いました。
マルチポイント接続に対応
『Oladance OWS Pro』は、最大2台までのデバイスに同時接続する「マルチポイント接続」に対応しています。
「スマートフォン・タブレット」「スマートフォン・ノートパソコン」など、今は複数のデバイスを同時に使う事が多くなっているので、再接続せずに音を出しているデバイスに同時に接続できる「マルチポイント機能」に対応しているのは結構重要な点です。
イヤホン単体で16時間、充電ケース併用で58時間再生可能

『Oladance OWS Pro』は、イヤホン本体だけでも16時間、充電ケースを併用すると最大58時間再生が可能です。
一般的なワイヤレスイヤホンだと7〜10時間程度のものが多い中、16時間というのはかなり長いですね。
バッテリーを気にせず1日中ガンガン使えます。
専用アプリ「Oladance」でできること
『Oladance OWS Pro』は専用アプリ「Oladance」に対応しており、アプリから音質の変更や動作カスタマイズが可能です。
アプリのダウンロードは以下から。

「Oladance」アプリのホーム画面。
スッキリとしたデザインで綺麗にまとまったUIです。
また、本アプリは会員登録しなくても動作カスタマイズや音質調整など基本的な操作は行えるのが良い点です。


動作カスタマイズ画面。
つまみを押す回数によって、どの様な動作を割り当てるかというものをカスタマイズできます。
地味に便利な機能として「動作しない」というものを割り当てる事が出来るので、誤動作が気になる場合、不要な動作を止めることが可能です。

ユニークな機能として「集中モード」があります。
これ、耳を塞いでいないのにノイズキャンセリングの様な効果をもたらします。
周囲の音を分析し、それを打ち消すような音を出してるんだと思うのですが、意外にも効果を感じます。
有効にすると、ファンなどのノイズが落ち着くような印象。(消えるではなく、落ち着くといった方が正しいかなと)
当然、カナル型イヤホンの様なしっかりと消すような効果は無いのですが、日常使いでは結構役立つ場面もありそう。
ただ、この集中モードのON/OFFはイヤホン本体の操作に割り当てることはできず、アプリから有効にするしかありません。折角なら割り当ても出来るようになればもっと使いやすいのになと感じました。


イコライザー設定画面。
低音重視のものやオーディオブック用などいくつかプリセットが用意されている他、カスタムで自分好みの音質に変更も可能です。
デフォルトでも聴きやすいバランスですが、「迫力ある低音」にするとより重厚な低音が楽しめるので、低音好きな方はこちらも良さそうです。


その他設定画面。
ここからもイコライザーの変更や集中モードの切り替えが出来ますが、「イコライザーは音声効果設定」、「集中モードはフォーカスモード」と、ホーム画面と設定画面で表記がバラついており、ちょっと分かりづらい印象。統一して欲しいところです。
また、珍しいのは「聴力保護」という項目。使用時間や音量などを監視し、耳にダメージが無いように自動的に音量調整をしてくれるというものです。
本製品の様なオープンイヤー型の場合、音楽に集中しようとすると音量を上げがちになるので、こういった機能も上手く活用したい所です。
Oladance OWS Proのレビューまとめ
『Oladance OWS Pro』はOladanceのワイヤレスイヤホンとしてフラッグシップモデルに当たる製品です。
フラッグシップの名に恥じない良好な音質や本体の高い質感、感圧センサーによる操作など、オープンイヤー型で良いワイヤレスイヤホンが欲しいという場合、『Oladance OWS Pro』はかなり良い選択肢となるでしょう。
一方で、最近流行りの「イヤーカフ型」なんかと比べるとイヤホン本体がやや大きく、装着時に目立つのは気になる所です。
そのため、「自宅」でなにか作業をしながら使うイヤホンという使い方が一番適していると思います。「ながら聴き」用としてはトップクラスの音質を誇り、音楽や映画、動画再生など幅広く楽しめます。
音質に拘ったオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンが欲しいという場合、『Oladance OWS Pro』をぜひチェックしてみてください。
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