スピーカーやヘッドホン、イヤホンなどを数多く手掛けるEDIFIERから、スタジオモニタースピーカーの最上位モデル『MR5』が発売されました。
このスピーカーは『MR4』『MR3』に続く、EDIFIER最新のスタジオモニタースピーカー。「5インチベース」「3.75インチミッド」「1インチツイーター」の3ウェイ構成になっており、46Hz~40kHzのスタジオクオリティの音を実現しています。

今回、先行して試す機会を頂きました。
今まで使っていた同社の『M60』などの比較も交えながら、使ってみた感想や音質などを詳しく紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
タップできる目次
EDIFIER MR5とは?
『EDIFIER MR5』は、EDIFIER(エディファイア)から2025年6月1日に発売されたばかりのスタジオモニタースピーカー。
俳優・山﨑賢人さんをアンバサダーに起用し、今後のブランド展開の中心を担う製品として『MR5』が位置づけられている事からも分かる通り、EDIFIERの音響に対する技術がふんだんに盛り込まれているスピーカーです。
前モデルである『MR3』『MR4』との比較を交えて、スペックや主な特徴を見ていきます。
スペックと主な特徴
| MR5 | MR3 | MR4 | |
|---|---|---|---|
| 再生周波数帯域 | 46-40kHz | 52-40kHz | 60-20kHz |
| ハイレゾ対応 | ◯ | ◯ | − |
| 定格出力 | 110W | 36W | 42W |
| 入力 | XLRバランス TRSバランス RCA AUX | TRSバランス RCA AUX | TRSバランス RCA AUX |
| Bluetooth | 6.0 | 5.4 | − |
| 対応コーデック | SBC/LDAC | SBC | − |
| マルチポイント接続 | ◯ | ◯ | − |
| ルーム補正 | ◯ | ◯ | − |
| 専用アプリ | EDIFIER ConneX対応 | EDIFIER ConneX対応 | − |
| カラー | ホワイト/ブラック | ホワイト/ブラック | ホワイト/ブラック |
| サイズ | 159mm×264mm×280mm(アクティブ) 159mm×264mm×257mm(パッシブ) | 125.5×220×185mm(アクティブ) 125.5×220×176mm(パッシブ) | 140×228×197.5mm(アクティブ) 140×228×184mm(パッシブ) |
| 価格 | 39,980円(税込) | 14,980円(税込) | 16,980円(税込) |
- シリーズ最大の110Wの出力
- 3つのドライバー構成になっており、高音から低音までクリアで正確に再生できる
- モニタースピーカーらしいフラットな音質
- XLRバランス入力、TRSバランス入力、RCA入力、AUX入力、ヘッドホン出力と豊富な入出力
- Bluetooth 6.0に対応
- LDACに対応し、ハイレゾワイヤレスオーディオが楽しめる
『EDIFIER MR5』は、EDIFIERのスタジオモニタースピーカー最新モデル。最新なだけあってスペックは今までのものを凌駕するものになっており、3ドライバー構成で最大110Wまでの出力が可能と最もパワフルなスピーカーとなっています。
インターフェースもより充実。XLRバランス入力、TRSバランス入力、RCA入力、AUX入力、ヘッドホン出力を装備しており、より幅広い機器と接続できるようになりました。
音楽祭作をする方に嬉しいアップデートが多いですが、一般的なリスニング用としてもアップデートが施されており、代表的な所では、ワイヤレスハイレゾ用コーデックである「LDAC」に対応した事により、ワイヤレス環境でもより高品質な音を楽しめるようになりました。
その他にも、音質面ではさほど影響は無いみたいですが、最新のBluetooth 6.0に対応するなど最新の環境の合わせた多数のアップデートがなされています。
開封と付属品


パッケージはこの様なデザイン。側面にはスペックなど仕様が記載されています。
なお、このパッケージは結構大きく、置き場所は確保しておいたほうが良いです。

- EDIFIER MR5 本体×1セット
- スピーカーケーブル ×1
- RCAケーブル ×1
- AUXケーブル ×1
- 電源ケーブル ×1
- 取扱説明書類
付属品は上記の通り。

ケーブル類は、電源ケーブルや左右間を繋げるスピーカーケーブルの他に、RCAケーブル、AUXケーブルが付属してきます。
本体デザイン
『EDIFIER MR5』の本体デザインを見ていきます。

正面から見た様子。ノブやヘッドホン端子などの配置や色合いなどは『MR3』を踏襲したものとなっています。

アクティブ側の本体。左下にはヘッドホン端子、AUX端子があり、ここから出力できます。
右下にはノブがあり、回すことで音量調節、押し込むことでサウンドモードの切り替えが可能です。

アクティブ側の側面。下部に持ち手の様な窪みが設けられています。
これは『MR3』には無かったものですね。本体が大きく重くなっている為、設けられたのかもしれません。

アクティブ側の背面。上部にはバスレフポートが設けられており、低音がより響くようになっています。
その他インターフェース系は充実しており、RCA端子、TRC端子などがあるほか、『MR3』には無かったXLR端子も設けられており、より幅広いオーディオ機器との接続が可能となっています。
一方で、『M60』にあったようなUSB-C端子はありません。「モニタースピーカー」なだけあって、本製品の位置付けとしてはデスクトップ用というよりはリビングやオーディオルームなどで使うことを想定されているようです。

パッシブ側。
特に装飾なども無く、シンプルな佇まい。

パッシブ側の背面。
『MR3』の場合、一般的なスピーカーケーブルを使い左右間を接続していたのに対し、『MR5』では専用のケーブルを用いて左右間を繋ぎます。
ケーブル一本差し込むだけで繋げるので簡単なのは利点ですが、オーディオ機器に拘る方の場合、スピーカーケーブルをより高品質なものに替えたいという方も居ると思うので、ここは評価が分かれそう。
EDIFIERでは『MR5』発売を記念して、20%OFFの特別価格で販売するキャンペーンを実施中です!
また、俳優・山﨑賢人さんがアンバサダーを務めるEDIFIERの広告内に登場する『M60』と『QR65』も同時に20%OFFとなります。
新製品の『MR5』はもちろん、デスクトップ用スピーカーとして評価が高い『M60』『QR65』もお得に購入できるチャンス。気になった方は公式サイトをチェックしてみてください!
EDIFIER MR5の使用レビュー
実際に『EDIFIER MR5』を使い、使い勝手や音質を見ていきます。


セットアップは簡単。
左右のスピーカーを付属のケーブルで繋ぎ、電源ケーブルを繋ぎます。『MR5』は様々な入力に対応していますが、今回はRCAケーブル(赤白ケーブル)を使ってパソコンと繋いでみました。

『MR5』をデスクに設置した様子がこちら。

参考までに、今まで使っていた『M60』の時のデスク。
サイズは明らかに大きいですね…。『MR5』は、同社のモニタースピーカーの中で最も本体サイズが大きいため、デスクに設置する場合、本当に置けるのかという点を予め確認しておきましょう。
音質
気になる『MR5』の音質について。

使ってみて感じたのは、前モデル『MR3』より明らかに音質は向上していると思いました。非常に音の輪郭がハッキリとしたアタック感の強い音といった印象。
解像感も高く、クリアで曇りのない音が鳴り低音も豊かに響き渡る印象。モニタースピーカーだけあって、フラットな音のバランスで、パッと音を出しただけでも音の良さが分かります。
サイズ感が異なるので当たり前かもしれませんが、今まで使っていた『M60』と比較しても音質は良く、『M60』で気になった音場の狭さもありません。
音のバランスが上手くまとまった上質なスピーカーという印象を受けました。
柔軟な音質カスタマイズ
『MR5』は、何もせずそのまま使っても上質な音が鳴るのですが、「モニタースピーカー」なだけあって出てくる音のバランスはフラットです。
『MR5』では本体・アプリから音質のカスタマイズができるため、より自分好みの音に調節していくことが可能。

まず『MR5』全面にあるノブを押すと「モニター/音楽/カスタマイズ」と3種類のイコライザーを切り替えることが出来ます(なお、この動作は後述するアプリからも切り替え可能です)。
イコライザーを「音楽」にすると、ややドンシャリ傾向になり、より聴いていて楽しい音になります。ドンシャリと言っても、刺さるような感じは無く、よりベールが剥がれたような綺羅びやかな音になるので、普段遣いとしては「音楽」が良いのではないかと感じました。

また、背面にある音質調整ノブで、高音域・低音域それぞれの強弱が付けられます。
ここで調整した効果は顕著に現れ、低音を強くするとかなり強調されて響くようになります。強すぎる低音って個人的にあまり好みではなく、ものによっては下品な響き方になる製品もあるのですが『MR5』は低音を強くしても全体的なバランスは破綻せず、綺麗で重厚な響きを聞かせてくれ、スピーカー自体の性能の高さを感じました。
前面にある入力端子と音量調整ノブは使い勝手が良い

本体前面にヘッドホンなどの入力端子と、音量調整ノブがあり使い勝手が良いです。
日中はスピーカーで音楽を楽しみ、夜間はヘッドホンを使うという使い方が簡単に出来ます。
音量調節もやはり物理的にノブを回して調整するというのは分かりやすく使いやすいですね。『M60』の場合、音量調節はタッチパネル式だったので、使い勝手の点では『MR5』に軍配が上がります。
LDACに対応し、ハイレゾワイヤレスオーディオを楽しめる
『MR5』は、ハイレゾワイヤレスコーデックである「LDAC」に対応しています。
前モデル『MR3』がSBCにしか対応していなかった事を考えると正常な進化と言えそう。音楽制作をする上ではあまり関係ないのかもしれませんが、普通のリスニング用としてリビングなどで使う場合、高音質なコーデックに対応しているのは恩恵がありますね。
専用アプリ「EDIFIER ConneX」で出来ること
『MR5』は、専用アプリ「EDIFIER ConneX」に対応しています。
アプリのダウンロードは以下から。


アプリからは主にイコライザー設定などが行えます。
用意されたイコライザーは「モニター」「音楽」「カスタマイズ」の3種類。これは『MR5』本体前面にあるノブを押すことでも切り替えられます。


「カスタマイズ」では、各音域で自由に調整が可能。かなり細かく調整できるようになっており、自分好みの音に仕上げていくことが出来ます。
また、「音響のチューニング」では、部屋の環境に合わせてルーム補正設定が出来ます。それぞれちょっと専門的で難しい部分もありますが、要はスピーカーと壁が近すぎる場合、無駄に音が反射するのを抑止するような機能です。


その他設定画面では基本的な設定を変更できます。
また「オーディオチャンネル設定」では、アクティブスピーカーとパッシブスピーカーの左右を入れ替えることが出来ます。これ『M60』とかでは無かったものですね。
配線の関係上、アクティブスピーカーの位置を変えたいという方も居ると思うので、そういった方にも対応可能なのは流石モニタースピーカーといった所でしょうか。
EDIFIER MR5のレビューまとめ
『EDIFIER MR5』はEDIFIERのスタジオモニタースピーカー最上位モデル。
最上位モデルなだけあって音質に関しては素晴らしく、豊かな低音と明瞭感のある中高音で、どの様なジャンルの音でもパワフルに鳴らしてくれます。
「モニタースピーカー」なだけあって、初期状態ではフラットな音のバランスになっていますが、イコライザー設定を変更することで、より「音楽を楽しめる」音質に調整可能。低音を強くしてもバランスが破綻しないなど、スピーカー自体の品質の高さを感じました。
音質は素晴らしい一方で、本体サイズが今までのモデルより大きくなった点や、価格も約4万円と前モデルと比較すると高くなってしまった点は評価が分かれる点かもしれません。狭いデスクで使うには少し使いづらくなってしまったので、デスク用としては『M60』とかの方が向いていそう。
DTMなど音楽制作をする方や、リビングやデスクにちゃんと置き場所を確保できる方で、音質を重視したいという方に『MR5』は向いていると思いました。
気になった方は、ぜひ『MR5』チェックしてみてください。




COMMENT