我が家には2023年現在、6歳と3歳の子供が居ますが、”寝る”よりも”遊ぶ”が勝ってしまうみたいで、なかなかベッドに入ってくれません…。
ベッドの中にすんなりと入ってくれるようなものが無いかな……と探してみると、天井に絵本を投影し、ゆったりと読み聞かせしてくれるという、パパ・ママにとって夢のようなアイテム『ドリームスイッチ』の評判が非常に良いとの事だったので、購入してみました。
『ドリームスイッチ』は、以下の特徴があります。
実際に使ってみましたので、使用感やメリット・デメリットを始め「寝かしつけに効果ある?」「種類がいくつかあるけど、どれを選べば良い?」といった、疑問にお答えします。
寝かしつけに悩んでいる方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
昔話の新モデルである『ドリームスイッチ日本の昔話と世界の童話50』と、本製品の違いを以下の記事でまとめています。よろしければご覧ください。
ドリームスイッチ日本の昔話と世界の童話50を旧モデルと比べ、内容の違いを比較
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ドリームスイッチとは?
『ドリームスイッチ』とは、セガトイズから発売されている”寝かしつけ用”のおもちゃ。
SDカード内に収録された絵本を、部屋の天井や壁に映し出すことができるプロジェクターです。
販売当初から、寝かしつけに悩むパパ・ママに絶大な支持を受けるほか、プロの目による厳しい審査が行われている「日本おもちゃ大賞」で、「日本おもちゃ大賞2019 コミュニケーション・トイ部門 優秀賞」を獲得するなど、各所から高い評価を得ています。
ドリームスイッチはどれを選ぶのが良いか?
『ドリームスイッチ』は、2023年8月現在、6種類の本体が販売されています。
主な違いは、収録されている「お話」や「コンテンツ」なのですが、実は「最新モデル=最も良い」ではないのがドリームスイッチのややこしい所。
そこで『ドリームスイッチ』シリーズの違いや、今買うならどのモデルを選ぶべきかという点を下記の記事でまとめていますので、よろしければ合わせてご覧ください。
ドリームスイッチ 日本の昔話と世界の童話の開封と本体外観
『ドリームスイッチ 日本の昔話と世界の童謡』を開封し、パッケージ内容や本体外観・サイズ感を見ていきます。
パッケージはこのように賑やかで楽しそうなデザイン。
ワクワクして開けるのが楽しみなデザインとなっているので、自宅用はもちろん、プレゼントとして贈ったらかなり喜ばれるんじゃないかと思います。
パッケージ内容
パッケージ内容は上記の通りです。
絵本のデータが収録されたSDカード。
このSDカードをドリームスイッチ本体に差し込んで使います。
付属してくるリモコン。
子供でも操作しやすいように、ボタンが大きめになっているのが特徴的です。
なお、このリモコン自体に「電源ボタン」が無いので、電源のON/OFFはドリームスイッチ本体を操作する必要があります。
付属する電源アダプタ。
電源コードの長さは1.5mほど。それなりに長さはありますが、コンセントの位置とドリームスイッチを置く場所は予め確認しておくと良いでしょう。
本体外観・サイズ感
『ドリームスイッチ』本体の外観やサイズ感を見ていきます。
ドリームスイッチ本体は、丸形のデザイン。
角張っている所が無いので、子供が触っても安心なのは良いですね。
本体下部には、操作ボタンがあります。
ドリームスイッチは暗い場所で使うものですが、暗い中でこのボタンを操作するのはかなり難しいです。基本的には付属するリモコンで操作するのが良いでしょう。
本体上部には、プロジェクターの投影装置と、内蔵されたスピーカーがあります。
星の部分からBGMやナレーションが聴こえるようになっています。
使わない時はカバーを閉じておけば投影装置にホコリが溜まることがありません。
本体背面は、電源アダプタの差込口と、SDカードスロットがあります。
SDカードスロットは蓋がネジで止まっており、簡単には外せないようになっています。
ドリームスイッチ本体を乗せる台。
かなり傾けた角度で本体を乗せても落ちないようになっています。
ドリームスイッチと500mlペットボトルとの比較。
本体幅はそこそこ大きいですが、高さはそこまでありません。
ドリームスイッチ 日本の昔話と世界の童話の使用レビュー
『ドリームスイッチ 日本の昔話と世界の童話』を実際に使い、使用感や使い勝手を詳しく見ていきます。
使い始める前に、お話のデータが収録されたSDカードを本体にセットします。
SDカードスロットは本体裏面にありますが、ネジ止めされた蓋を外す必要があります。
SDカードスロットは1つしか無く、追加ソフトを購入した場合、毎回この蓋を外してSDカードを入れ替える必要があります。
正直かなり面倒ですね。
その後は台に本体を乗せ、電源ケーブルを繋ぎ、本体の電源ボタンを押せば投影されます。
部屋を暗くして、天井に向けて投影してみました。
ドリームスイッチ本体から天井までの高さは約2mといった所です。
『ドリームスイッチ 日本の昔話と世界の童話』の場合、「おはなし」や「星座のおはなし」など、お話がカテゴリ別に分類されています。
「おはなし」の中にある「にじいろのさかな」を再生してみます。
おはなしを再生すると、ゆっくりとしたBGMと優しいナレーションで読み聞かせしてくれます。
なお”動く絵本”というだけあって、映像はアニメーションではなく、大きな絵(静止画)をゆっくりと動かすような動きになっています。
これには理由があり、アニメーションだと子供が興奮して寝なくなってしまうからだそうです。
最初見た時はちょっと違和感がありましたが、理由を聞いて納得。実際に子供も落ち着いて映像を見てくれています。
ドリームスイッチの画質はあまり良くありません。
また、台形補正機能が無いので、天井や壁に投影するとどうしても画面が少し歪んでしまいます。
ただ、そもそもキレイな映像を見ることが目的ではないのと、子供の方も多少画面が歪んでいても特に気にする様子は無いので、使用上は問題では無さそうです。
1話10分程度のお話が終わると、エンディングアニメーションが流れ「おやすみなさい」の声と共に徐々に画面が暗くなっていきます。
この後操作しなければ、一定時間経過後に自動的に電源が切れるようになっているので、そのまま寝落ちしてしまっても大丈夫です。
もちろんリモコンを操作すれば最初のメニュー画面に戻るので、続けて別のお話を見ることも出来ます。
うちの息子の場合、1つお話を見ただけでは満足しないようで「もっと見たい!」とせがむので、「じゃあ、あと2つ見たら終わりね」と、数を決めて見せています。
寝かしつけに効果はある?
ドリームスイッチを使い始めてから数ヶ月経過しましたが、結論から言うと「ある程度は効果がある」と思います。
ドリームスイッチを使えば、すぐにぐっすりと寝てくれる……という訳では無いのですが、寝る前に楽しみが出来ることによって、子供がちゃんとベッドに行ってくれるようになりました。
今までは「早くベッドに行きなさい」と言ってもなかなか聞いてくれず、寝る時間もまちまちで生活リズムが大きく乱れる時もあったのですが、ドリームスイッチを使い始めてからは、「お話を見てから寝る」という習慣ができ、就寝のリズムが整ってきた気がします。
寝かしつけ時の親の負担が減る
ドリームスイッチを使う前は、寝かしつけには苦労していました。
絵本を読むこともありますが、流石に毎日続けるのは大変です……。親だってやりたいことありますしね…。
テレビを見せることもありますが、暗い部屋で見せるわけにはいかないので、部屋を明るくする必要があり、そうすると脳が覚醒してしまうのか、あまりすんなりとは寝てくれません。
ドリームスイッチは、部屋を暗くして使うものでゆったりとしたナレーションとBGMで子供たちの眠気を誘うようになっているので、入眠までの時間は短縮されたように思います。
すぐに寝てくれるようになると、その後自分達の時間がちゃんと確保できるようになり、心身ともに負担が軽減されているのを実感します。
子供と一緒に楽しむ時間ができる
ドリームスイッチには絵本の他にも、「童謡」や、ひらがな・英語などの「こどば」コンテンツが収録されています。
「童謡」や「ABCの歌」など、子供と一緒に歌って楽しめるコンテンツが多数あるので、寝る前に子供との楽しい時間が過ごせます。
忙しい毎日を過ごしていると、なかなか子供とのコミュニケーションを取る時間も少なくなりがちですが、ドリームスイッチがあれば手軽に楽しくコミュニケーションが取れるので、買ってよかったなと感じます。
不幸な話が多い
日本の昔話や世界の童話って、結構不幸な結末を迎えるものが多いように感じました。
童話ってそんなもの…と言ってしまえばそうなのですが、ナレーションでも「死んでしまいました」「殺されてしまいました」という表現が結構出てきて、聴いていてあまり気持ちの良いものではありません…。
3歳の息子は、正直どこまで理解できているのか分かりませんが、こういうネガティブな表現ってあまり聴かせたくないなと思いました。
もう少し、ハッピーエンドで終わるようなお話があればいいのになと思います。
星座のお話が難しく、死んだとか殺されたといった表現がある
「日本の昔話と世界の童話」のみに収録されている、星座のお話 5種類。
お話の内容は「ギリシャ神話」の内容になっており、「ゼウス」や「アルテミス」などの神々が沢山登場します。
こちらも世界の童話同様に、「死んだ」とか「殺された」という表現がよく出てきますし、そもそも子供にとっては、かなり内容が難しいように感じました。
少なくとも小学生以下の子供が見る内容では無いですね…。小学校中高年くらいでようやく理解できるのではないかと思います。
実際に僕の子供も、良く分からず見ているだけで楽しそうな素振りは全くありません…
つまらなさすぎて寝てしまうこともあったので、ある意味寝かしつけには成功しているとも言えますが…w
ドリームスイッチ 日本の昔話と世界の童話のレビューまとめ
『ドリームスイッチ』は、メーカー公式ホームページでも”90%以上のパパ・ママが寝かしつけに効果あり”とアピールしている通り、実際に我が家で使ってみても「ある程度は効果がある」と感じています。
特に、子供が自らベッドに行ってくれるようになったのは大きなポイント。
寝る前に子供とコミュニケーションを取れる時間もでき、これだけでも買ってよかったなと思っています。
ただ、『ドリームスイッチ』自体には満足度は高いものの「日本の昔話と世界の童話」を選んだのは微妙だったなと思いました。
「ディズニー版」を選んで置いた方が良かったかな…と少し後悔しています。
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