PCやSwitchなどのゲーム機で活躍するのがゲームパッド。様々なメーカーから販売されており、機能も価格もピンキリです。
いざゲームパッドを買おうと思ったら、種類が多すぎてどれを選べばよいのかよく分からなくなりますが、今回紹介する『BIGBIG WON GALE』は「1,000Hzのポーリングレート」「ジャイロ対応」「背面ボタン搭載」「無線・有線両方対応」「置き型充電スタンドあり」といった特徴を持ったゲームパッド。
![BIGBIG WON GALE](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-1.jpg)
実際に『BIGBIG WON GALE』を使ってみましたので、使い勝手や性能などを詳しくレビューしていきます。
本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
なお、記事内容についてメーカー様からの指示は無く、率直な意見・感想を記載しています。
タップできる目次
BIGBIG WON GALEとは?
『BIGBIG WON GALE』とは、PC/Switch/iOS/Android用のゲームパッド。
「BIGBIG WON」とは、有限会社香港ウォールソングテクノロジー(Warsong Technology Co., Ltd.)のゲーム周辺機器専門ブランドとして、2019年に誕生したブランド。
「BIGBIG WON」ブランドでは、ゲームコントローラーやアダプター、ゲーミングヘッドセットなどが販売されており、日本国内の知名度はまだそれほど高くありませんが、どの製品も性能の割に価格が安く、コスパに優れていると人気が高まってきているゲーミングブランドです。
![bigbigwon gale a](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-a.jpg)
スペックと主な特徴
BIGBIG WON GALE | |
---|---|
対応機種 | Windows10/11 Switch iOS Android |
接続方式 | 有線接続 2.4Ghz無線接続 Bluetooth |
ポーリングレート | 1,000Hz(有線接続時) |
スティック | 2,000段階サンプリング |
背面カスタムボタン | 4つ |
バッテリー容量 | 1000mAh |
最大連続使用時間 | 10時間 |
連射対応 | ◯ |
マクロ対応 | ◯ |
ジャイロ対応 | ◯ |
トリガーストップ | − |
スティック交換 | − |
カラー | ブラック/ホワイト |
価格 | コントローラー本体:6,999円 充電スタンド付き:8,999円 |
- Windows 10/11、Android,iOS、ニンテンドースイッチなど幅広いプラットフォームに対応
- 有線、Bluetooth、2.4GHzの3種類の接続方法に対応
- 背面ボタンを4つ搭載
- スティックは2,000段階のサンプリング
- (有線接続時)ポーリングレート 1,000Hzとゲーミング用途にもしっかりと対応するスペック
- 約7千円とスペックに対して控えめな価格
今回紹介する『GALE』は、BIGBIG WONのゲームパッドの中では、ミドルクラスに位置する製品。
上位モデル『BIGBIG WON Rainbow2 Pro』などと比較すると、「トリガーストップ」や「スティック交換」には対応していないものの、「ポーリングレート 1,000Hz」や「4つの背面ボタンを搭載」など、ゲーマーにとって嬉しい機能を搭載しながらも、約7,000円で購入できる価格の安さが魅力です。
また、Windows 10/11やAndroid、iOSを始め、ニンテンドースイッチにも対応するなど、これ1個で多くのプラットフォームに対応しており、マルチに使えるのも特徴です。
パッケージの内容
![BIGBIG WON GALEのパッケージ](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-2.jpg)
![BIGBIG WON GALEのパッケージ背面](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-3.jpg)
パッケージは白にオレンジのブランドカラーが映えるデザイン。なかなかにオシャレですね。
![BIGBIG WON GALEのパッケージ内容](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-6.jpg)
- コントローラー本体 ×1
- 充電スタンド ×1
- USBワイヤレスドングル ×1
- USB-C to Aケーブル ×1
- 取扱説明書類
パッケージ内容は上記の通り。今回は充電スタンド付きのセットモデルなので、コントローラー本体の他にも充電スタンドが付属します。
![付属の取扱説明書](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-7.jpg)
付属の取扱説明書は日本語も対応していますが、一部翻訳が出来ていない部分があったりと不完全な印象です。
![付属のUSBケーブル](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-8.jpg)
付属のUSB-A to Cケーブル。
本製品は、1,000Hzのポーリングレートで使おうと思った場合、有線接続が必須なので意外と出番は多いかもしれません。
![USBワイヤレスドングル](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-9-640x426.jpg)
![USBワイヤレスドングル](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-10-640x426.jpg)
![ボタンがついている](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-11-640x426.jpg)
付属するUSBワイヤレスドングル。
『BIGBIG WON GALE』は、Bluetoothにも対応していますが、こちらの2.4GHzUSBワイヤレスドングルと無線で接続する方が、より遅延の少ないゲームプレイが出来ます。
本体デザイン
『BIGBIG WON GALE』の本体デザインを見ていきます。
![BIGBIG WON GALE 本体デザイン](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-12.jpg)
正面から見た様子。今回はホワイトモデルを使っていますが、全体的にちゃんと白くて好印象。
また、スティック周りにはブランドカラーであるオレンジが採用されており、目を惹くデザインとなっています。
ボタン配置に関しては、かなり『XBoxコントローラー』に近いかなという印象。奇をてらわず、どんなゲームでも使いやすそうなシンプルな配置に仕上がっています。
![BIGBIG WON GALE 本体裏面](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-13.jpg)
『BIGBIG WON GALE』大きな特徴の一つがこの背面ボタン。
4つ設けられた背面ボタンには、自由にキーが割り当てられ、最大3つまでの同時押しにも対応しているほか、後述する設定ツール「PC Tool」を使うことで、キーボードのキーなんかも割り当てる事ができるので、うまく使えばかなり効率化することが出来ます。
![BIGBIG WON GALE 本体上部](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-14.jpg)
本体上部は、L/Rボタンとトリガー。XBOXのコントローラーとよく似た感じです。
中央には有線接続用のUSB-Cポートがあります。
![BIGBIG WON GALE 本体のアナログスティック](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-15.jpg)
アナログスティックはトップ部分が少し凹んだ形状になっている上、素材としてエンボス加工されたゴムが採用されているので、指を置いた際にもしっかりとグリップしてくれるので滑ることは少なそう。
![BIGBIG WON GALE 本体の十字キー](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-16.jpg)
十字キーはしっかりと十字の形をしています。『XBOXコントローラー』の様に、丸っぽい十字キーは個人的にあまり好きではないので、この形状は個人的に好み。RPGなどのコマンド選択はやりやすそう。
![BIGBIG WON GALE 本体ボタン](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-17.jpg)
ボタン類は『XBOXコントローラー』と同じ配置。ただ、本製品はSwitchにも対応しているため、小さくSwitch用の表記も見えます。
ボタンはいわゆるメンブレン式という一般的なゲームパッドで使われているものと同じです。
![BIGBIG WON GALE 本体のグリップ部分](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-18.jpg)
![背面にはエンボス加工](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-19.jpg)
![トリガー部分もしっかりとエンボス加工](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-20.jpg)
コントローラー裏面とトリガー部分には滑り止めのエンボス加工がされており、握った時にしっかりとグリップしてくれます。
![重量は実測で235.3g](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-21.jpg)
コントローラー本体の重量は、実測で235.3g。
Swtichのプロコンと同じか、やや軽いくらいですね(プロコンは245gくらい)
バッテリーが内蔵されている事を考えると、結構軽い部類に入るんじゃないかと思います。
充電スタンド
『BIGBIG WON GALE』セット版に付属する充電スタンドを見ていきます。
![充電スタンド](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-22.jpg)
正面から見た様子。ロゴとLEDが付いているだけのシンプルなデザイン。
![充電スタンド裏面](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-23.jpg)
背面から見た様子。USB-Cポートにケーブルを繋げコントーラーを置くと充電されます。
また、その上にあるUSB-Aポートは、付属のUSBワイヤレスドングルを指すことができ、パソコン本体にドングルを繋げなくても無線通信が出来るようになります。
![充電スタンド底面](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-24.jpg)
充電スタンド底面には滑り止め用のゴムが貼られているので、ズレることはありません。
![充電スタンドにコントローラーを載せた様子](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-25.jpg)
実際に充電スタンドを使ってみた様子。LEDが光って充電している様子が分かります。
充電スタンドへコントローラーを置く際も自然にスッと置け、取り外しも簡単。充電スタンドの精度が非常に良くて使い勝手は良好です。
![USBワイヤレスドングルも差し込め、無線接続ができる](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-26.jpg)
USBワイヤレスドングルを差し込んだ様子。これで2.4GHz無線通信が出来ます。
有線でしか使わない場合スタンドの必要性は薄いですが、無線で使いたい場合、充電スタンドがあったほうが良いと思いました。
BIGBIG WON GALEの使用レビュー
『BIGBIG WON GALE』を実際に使い、使い勝手を見ていきます。
![BIGBIG WON GALEのフィット感は上々](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-27.jpg)
手に取った感じは良いですね。大きさが丁度良く、手にフィットします。
重さは最軽量という訳ではないですが、そこまで重いとは思いません。
![手に持った時にちょうど中指が背面ボタンにくる](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-28.jpg)
手に持った時に、ちょうど中指が外側の背面ボタンの部分にきます。
実際に背面ボタンを押そうとした場合も、外側のボタンは押しやすいですが、内側の背面ボタンは意識して中指を持っていかないと押せず、ちょっと押しにくさも感じました。
そのため、背面ボタンを使う際には、外側をメイン、内側をサブといった感じで使うのが良いのではないかと思います。
![BIGBIG WON GALEでゲームをプレイ](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-29.jpg)
『BIGBIG WON GALE』を使って、いくつかゲームをしてみました。
僕はあまりFPSなど操作がシビアなゲームはあまりやらないのですが、最近よくプレイしているSteam版の「機動戦士ガンダム バトルオペレーション2(通称バトオペ2)」を、このゲームパッドでプレイしてみました。
結果から言うと、何の問題も無く快適にプレイする事が出来ました。
特に反応が鈍いとか変な動きをするとかも無く、XBOXコントローラーと遜色ないプレイ感覚です。むしろアナログスティックに関しては『BIGBIG WON GALE』の方が反応が機敏な様にも感じました。2,000段階の高いサンプリング精度が出ているのかもしれません。
最初は有線でプレイしていましたが、試しにUSBワイヤレスドングルを使った無線通信でプレイしてみた所、遅延をほぼ感じることが無く有線と同じくらいの感覚でプレイできました。
FPSの様なタイミングがシビアなゲームの場合だと有線接続は必須でしょうが、それ以外のゲームであれば無線でもストレスなくプレイ出来ると思います。
ニンテンドースイッチにも対応
![Swirchモードに切り替え](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-30.jpg)
![ちゃんとSwitchで認識されている](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-31.jpg)
『BIGBIG WON GALE』は、ニンテンドースイッチにも対応しています。
「ホームボタン+Aボタン」を長押しすると、ホームボタンが赤く光りSwitchモードになります。
実際にSwitchで使ってみましたが、問題なく認識され使うことが出来ました。
![ジャイロ対応なのでスプラトゥーンでも使える](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-32.jpg)
ジャイロにも対応しているので、スプラトゥーン3で動かしてみましたが、問題なく動きます。
僕はジャイロ派ではないのであまり詳しくは無いのですが、純正のプロコンと比較しても遜色ない動きの様に思います。
ポーリングレートを計測
『BIGBIG WON GALE』はポーリングレートが1,000Hzとアピールされています。
本当に1,000Hz出るのかどうか、実際に計測して調べてみました。
![有線接続時のポーリングレート](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-j.jpg)
有線接続した際のポーリングレートは1116.55Hzと、1,000を上回る数値が出ています。
アピールされている以上の実力がある事が分かりました。7,000円くらいのでゲームパッドでちゃんと1,000Hz出ているのは優秀ですね。
![無線接続時のポーリングレート](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-i.jpg)
続いて無線接続した際のポーリングレート。125.30Hzくらい出ています。
一般的なゲームパッドは125〜250Hzくらいらしいので、無線接続でも特に問題は無さそう。実際に無線でゲームしてみても、体感として遅延は感じられませんでした。
専用ソフトPC Toolを使ってみる
続いて『BIGBIG WON GALE』で使える専用ソフト「PC Tool」を使ってみます。
![PC Tool](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-b.jpg)
「PC Tool」のインストール時に、Windows Defernder SmartScreenによる警告が表示されたので、おや…本当に大丈夫か?と思いましたが、今の所特に問題は無さそうです。
ソフトを立ち上げ、コントローラーを接続すると、ちゃんと「Gale」と認識されているのが分かります。
なお、このソフト見て分かる通り、かなり翻訳が怪しいですw
![ジャイロ感度設定画面](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-c.jpg)
タブの文字が切れてて良くわかりませんが、ジャイロ感度の設定画面。
![スティックの設定画面](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-d.jpg)
こちらはスティックのデッドゾーンや感度を調整する画面。
デフォルトではデッドゾーンが「12」になっていますので、もっと感度上げたい方はここで設定が可能。
![トリガーの設定画面](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-e.jpg)
トリガーのデッドゾーン設定画面。
『BIGBIG WON GALE』は、トリガーストップはありませんが、ソフト上で「クイックトリガー」を有効にすることで、より素早い反応にすることが出来るようです。
![キー割当画面](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-f.jpg)
![キーボードのキーも割り当て可能](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-g.jpg)
背面ボタンを始めとして、各種キーの割り当ても設定できます。
最大3つまで同時押しに対応しているほか、キーボードのキーを割り当てる事が出来るので、ゲームパッドに対応していないゲームを疑似ゲームパッド対応にすることも可能。
![振動調整画面](https://monopedia.jp/wp-content/uploads/2023/11/bigbigwon-gale-h.jpg)
振動設定画面。コントローラー本体の振動具合を調節できます。
その他「PC Tool」では「マクロ設定」や「スティック、トリガーのキャリブレーション」など、一通りの機能は揃っている印象。
ただ、前述の通り全体的に翻訳が甘く、所々意味の分からない日本語になっているので、正直そこまで使いやすいとは思いませんでした。
今後バージョンアップでもっと翻訳の精度が上がれば、また評価も変わってくるのかなと思います。
BIGBIG WON GALEのレビューまとめ
『BIGBIG WON GALE』は、PC/Switch/iOS/Androidで使えるゲームパッド。
実際に使ってみましたが『XBOXコントローラー』とよく似たボタン配置なのに加え、背面ボタンがあることで自分好みのカスタマイズも出来るので、非常に使いやすいと感じました。
有線だけじゃなく、無線で使った場合も遅延を感じることはほぼ無く、充電スタンドを併用することでバッテリー残量を気にせず使い続けられるのもポイント。
ちょっと残念なのは公式サイトや「PC Tool」の日本語訳がイマイチなのと「PC Tool」をインストールする際に警告が出る点。使えるは使えるんですが、不安が残ります。
とはいえコントローラー自体の完成度は高く「PC Tool」を使わなくても十分に活用でき、コントローラー単体で約7,000円という価格なら、PC向けゲームパッドとして、十分にオススメできる製品に仕上がっていると感じました。
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