お湯を沸かす時に便利なのが電気ケトル。僕は今まで無印良品の電気ケトルを使っていましたが、どうも最近壊れてきたのか、お湯が漏れるようになってきました。そこで、新しい電気ケトルを買おうと思い、前から気になっていたバルミューダの電気ケトル『BALMUDA The Pot』を購入しました。
この電気ケトルは、
- デザインが美しい
- 細い注ぎ口で、滑らかなお湯が出せる
- 機能面から考えるとコスパは…?
といった特徴があります。実際に使ってみた様子などを詳細にレビューしていきます。
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パッケージの内容
『BALMUDA The Pot』を開封して、パッケージ内容や本体外観・サイズ感を見ていきます。
パッケージは段ボールにケトルのイラストが印刷されているだけのシンプルなものですが、蓋を開けてみるとちょっとしたメッセージが。
最近はちょっと凝った製品にこういったメッセージが書いてあるなど工夫が見られることも多くなってきました。開ける際にちょっとニヤリとさせられるこういう仕組みは好きですね。
パッケージ内容は、ケトル本体と取扱説明書のみというシンプルなものでした。
本体外観・サイズ感
『BALMUDA The Pot』本体のデザインはコーヒーポットを思わせるようなフォルムになっています。ロゴはありますが、それ以外に目立ったアイコンなども無くシンプル。
容量は最大で600mlまでと、電気ケトルとしては容量は少なめ。その代わりに本体サイズは比較的コンパクトです。
カラーは「ホワイト」と「ブラック」の2色展開されており、僕が購入したのは「ホワイト」です。マットな質感で、真っ白というよりは多少ベージュが入った落ち着いた色味となっています。インテリアの邪魔をせず、キッチンなどに置いてもよく馴染んでくれそう。
蓋を開けた様子。内部はステンレス製で、内部を掃除したい場合クエン酸を使って掃除することが可能。
本体内部には容量のメモリが刻まれています。MAXの部分に特に突起とかも無いので、ちょっと分かりづらいですね。
手で持つとこのような感じに。ハンドル部分は丸くなっており、本体は結構持ちやすいなと感じます。
一番の特徴である注ぎ口は一般的な電気ケトルと比較して細くなっており、このおかげで少量のお湯でも安定して注ぐことが出来るようになっています。
ケトルの電源ベースです。電源ベースもケトル本体と同じくマットな加工がされており、触るとザラッとしています。
1点残念だなと感じたのは電源ケーブルの色が「黒」だという事。本体やベースが白なので、ホワイトモデルは電源ケーブルも白にして欲しかったなと思います。
底面には電源ケーブルを収納しておくことが可能。
BALMUDA The Potの使用レビュー
『BALMUDA The Pot』を実際に使ってみます。電源を指し、本体に水を入れて、後はケトルにある電源レバーを下ろすだけです。
お湯を沸かしている最中は、ハンドル先端にあるネオン管がほんのり光ります。ちょっとレトロな雰囲気もあり、優しく光るののはデザイン性が高いなと感じました。
お湯を細く出した様子です。きれいな水流で注ぐお湯の量も一定です。
コーヒーをドリップする時には、沸かしたお湯をドリップポットに移す作業が必要ですが、この『BALMUDA The Pot』なら、お湯を沸かしてそのままドリップする事が可能。手間を省き素早くドリップすることが可能となります。
素早くお湯を出すとこんな感じの水流に。結構なお湯の量が出ていますが、水流はきれいでお湯の量も安定して出ています。
以前まで使っていた無印良品の電気ケトルの場合、お湯の出方が均一でなく、ダバダバと出てきます。カップ麺など間口が広いものであれば特に問題ありませんが、口が広くないものに入れる時には少し苦労します。
また、無印良品の電気ケトルの場合、湧いたばかりのお湯を入れようとすると、お湯が跳ねるようにして出てくるので、お湯が飛び散ったりすることもありますが、『BALMUDA The Pot』の場合は湧いた直後にお湯を注いでも滑らかに出るので、注ぎやすさという点では明らかに『BALMUDA The Pot』の方が良いなと感じました。
僕の場合、7ヶ月の子供にミルクを作る際にこの『BALMUDA The Pot』が非常に役に立ってます。哺乳瓶はそんなに大きくないので、無印の電気ケトルを使うとお湯がお湯がこぼれそうになることもありましたが『BALMUDA The Pot』の場合は、沸かした直後でもお湯は滑らかなので、安心感があります。
沸騰までの時間
最大容量である600mlの水を入れた状態で、どのくらいで湧くのか試してみました。ストップを押すタイミングが少し遅れてしまいましたが、だいたい3分18秒くらいでお湯が湧きました。
参考までに、無印良品の電気ケトルでも沸騰時間を計測してみましたが、無印良品の電気ケトルは500mlのお湯が沸くまでに、3分9秒ほどでした。
微妙な差ではありますが、『BALMUDA The Pot』の方が600mlと容量が多いので、お湯を沸かす性能僅かながら『BALMUDA The Pot』の方が優れているようです。
沸騰直後は本体が熱くなる
『BALMUDA The Pot』は、お湯の熱がそのまま本体に伝わっているようで、お湯を沸騰させた直後は本体がかなり熱くなります。
無印良品の電気ケトルの場合、本体に耐熱加工がされているのか、沸騰直後でも本体は温かいというレベルまでしか熱くなりませんが、『BALMUDA The Pot』は触れないくらいに熱くなるので、取扱は注意が必要です。
BALMUDA The Potのレビューまとめ
『BALMUDA The Pot』は、何と言ってもその美しい見た目で、どこに置いてもインテリアの邪魔をせず調和してくれるデザインが最大の特徴です。
実際に使ってみて、見た目の良さもそうですが「お湯の出方」が凄く滑らかで、お湯が注ぎやすいのがとても気に入っています。
操作も簡単で、水を入れてボタンを下げるだけのシンプルなものなので、説明書などを見なくても誰にでも使える優しい設計だなと感じました。
反面、機能は少なく「温度調整機能」や「保温機能」はありません。美味しいコーヒーを淹れる時のお湯の温度は、一般的に90度前後と言われており、拘る方は温度計を使ってお湯の温度を測って淹れています。『BALMUDA The Pot』はドリップポットと同じ様な形状で、コーヒードリップに適した形をしているので欲を言えば「温度調整機能」くらいは欲しかった所です。
また、バルミューダなだけあって本体価格は高めです。最近は同じ様な形の電気ケトルが他メーカーからも販売されており、価格も安価なので「機能」を優先する場合、少し見劣りしてしまうかなというのが正直な感想です。
ただ、他メーカーの電気ケトルと比較しても「デザイン」という観点から見ると、やはり『BALMUDA The Pot』が頭一つ抜けている感じがしますね。
デザインを重視の方は『BALMUDA The Pot』がオススメです。キッチンに置いても邪魔にならずインテリアと調和してくれます。
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