iZYREC mini レコーダー レビュー/超小型で30時間連続録音可能。スマホから遠隔操作できる高性能ボイスレコーダー
iZYREC mini レコーダー レビュー/超小型で30時間連続録音可能。スマホから遠隔操作できる高性能ボイスレコーダー
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僕はWEB制作の仕事をしており、クライアントさんの所に行って打ち合わせする事も多いのですが、後からヒアリングした内容を振り返るために会議の様子を録音する事があります。

普段はiPhoneで録音してますが、わざわざ取り出してボイスメモを起動するのは結構面倒です。しかも録音って結構気を使うというか、録音される側からしたらあまり気分の良いものではないというのも理解しています。

さり気なくスマートに録音できる方法って何か無いかなと思っていた所、「一般的なカードの半分程度のサイズ」「本体重量はたった18g」「ワンタッチで録音開始」「一度の充電で連続30時間の録音が可能」という特徴を持った『iZYREC mini レコーダー』をメーカー様からご提供頂きました。

iZYREC mini レコーダー

実際に製品を使ってみましたので、その使用感や集音性能、音質などを詳しくレビューしていきます。

小型のボイスレコーダーが欲しいという方は、ぜひ本記事を参考にしてください。

本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
なお、記事内容について指示等は無く、率直な意見・感想を記載しています。

iZYREC mini レコーダーとは?

『iZYREC mini レコーダー』とは、カードの半分くらいのサイズながら、バッテリーを内蔵し最大30時間の連続録音が可能な高性能ボイスレコーダー。

小さく薄いので、どこにでも持ち運んでスマートに録音ができる他、AIノイズキャンセリングを搭載しており、周囲がうるさい状態でもクリアな音質で録音できるのが特徴です。

『iZYREC mini レコーダー』を作っているのは、2021年12月17日に、米ワイオミング州で設立された「NiceBuild LLC(ナイスビルド)」。

代表のCharles Liu(チャールズ・リウ)さんは、中国の大手携帯電話開発メーカーでハードウェア開発に従事し、その経験を活かし同社を設立。

高性能ボイスレコーダーをリリース後、改良を重ね今回の『iZYREC mini レコーダー』を開発するに至りました。

スペック

iZYREC mini レコーダー
録音形式WAV
最大ビットレート1536Kbps
連続録音時間30時間
バッテリー容量450mAh
充電時間2時間
スタンバイ時間75日間
ストレージ容量32GB/64GB(2023年9月発売予定)
本体カラーブラック/シルバー(2023年12月発売予定)
本体サイズ50×43×6mm
重量18g
製品保証1年間
価格32GB:13,800円

現在販売されているモデルは、「ブラックの32GB」ですが、2023年9月には「ブラックの64GB」が、2023年12月には「シルバーの64GB」が発売される予定です。

なお、今回僕は一足先に「シルバーの64GB」モデルを使わせていただいております。

パッケージの内容

パッケージはシンプルながらも洗練された印象を受けるデザインです。

一方背面は各言語ごとに製品仕様が書かれているだけの簡素なものになっています。

パッケージを開封していくと、レコーダー本体があり、その下に付属品類が収められています。開封して思ったのですが、このパッケージめちゃくちゃ質感が良いですね。

本体・付属品がそれぞれ丁寧に個包装されており、高級感を感じます。

iZYREC mini レコーダーのパッケージ内容
iZYREC mini レコーダーのパッケージ内容
  • iZYREC mini レコーダー 本体×1
  • クリップ ×1
  • USBケーブル ×1
  • マジックテープ ×2
  • 取扱説明書

パッケージ内容は上記の通り。

取扱説明書

取扱説明書は多言語化されており、日本語での表記もあります。

ただ、全言語一緒に書いてあるためか、それぞれの説明が少なく、少しわかりにくい様な印象も受けました。

付属の充電用USBケーブル

付属のUSB-A to Cケーブル。レコーダー本体を充電する際に使います。

付属のクリップ。背面には両面テープが付いており、レコーダーに貼り付けて使えます。

クリップを付けた様子

クリップを付けるとこんな感じ。服などに挟んで使えそう。

マジックテープも2つ付属

マジックテープも2つ付属してきますので、役に立つ場面もありそう。

本体デザイン

iZYREC mini レコーダー』本体のデザインを見ていきます。

iZYREC mini レコーダーの本体デザイン

今回使う色は「シルバー」。2023年12月に発売予定のモデルです。

金属の様な見た目ですが、質感はマットで手に馴染みます。

本体上部にあるマイク、LED、スイッチ

本体上部には、左からマイク、LED、スイッチといった配置。

スイッチは、一方が手動録音できるモード、もう一方がアプリ操作モードとなっています。

手動録音モードはLEDが赤く光って即座に録音を開始するので、急いで録音したい時に便利。

充電用のUSBポート

本体側面には充電用のUSB-Cポートがあります。

本体底面にもマイク

本体底面にもマイク。

本体裏面は何も装飾が無くシンプル

本体裏面。何も装飾が無いシンプルなデザインとなっています。

なお、小さく見える穴は本体をリセットするときに使うもの。何かトラブルが発生した場合、ピンなどで押すとリセットできます。

一般的なカードの半分ほどのサイズ感

『iZYREC mini レコーダー』の大きさは「50×43×6mm」となっており、一般的なカードの半分くらいのサイズしかありません。

実際にカードと並べてみるとそのコンパクトさがよく分かります。

厚みも6mmしかない

厚みも6mmと十分薄く、カバンや胸ポケットなどの中にも忍ばせておけるほどの薄さ。

重量は実測で17.6g

重量は実測で17.6g。

非常に軽く、手で持ってもあまり持っている感を感じないほど。

iZYREC mini レコーダーの使用レビュー

iZYREC mini レコーダー』を実際に使い、使用感や音質などを見ていきます。

手動録音モードにすれば、1秒かからずに録音を開始する

手動録音モードにすると、瞬時に録音を開始する

iZYREC mini レコーダー』は、アプリ連携など様々な機能がありますが、難しい事を考えなくても「手動録音モード」に切り替えれば、1秒かからずにすぐに録音を開始してくれます。

収録した音声はPCに繋げるとファイルを取り出せる

こうして録音したデータは、パソコンとUSB接続するとWAVファイル形式で保存されているので、音声ファイルから録音データを聴いたり、取り出したりすることができます。

アプリを使えば更に活用できる

iZYREC mini レコーダー』単体でもボイスレコーダーとして十分に使えますが、最大限活用する為にはやはりアプリはかかせません。

専用アプリ「iZYREC Recorder App」は以下からダウンロードできます。

iZYREC Recorder App

iZYREC Recorder App

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アプリを起動するとログイン画面が表示されますが、「ログインをスキップする」を選ぶと会員登録しなくてもアプリを使うことができます。

会員登録せずに使ってみましたが、特に機能が制限される事も無かったので、とりあえずこのまま使ってみます。

起動後はチュートリアルが表示され、その後デバイスの追加画面になります。『iZYREC mini レコーダー』をアプリ連動モードにしていれば、デバイスが見つかるので追加。

『iZYREC mini レコーダー』本体に録音データがあれば、ここで同期します。

デバイス設定画面

デバイス設定画面。ここでシーン選択や各種設定、残りストレージ量なんかが確認可能。

シーンは、「メモ/会議/授業/インタビュー/音楽」の5種類が用意されています。

このシーンというのは、あくまで「後からデータを探しやすくするためにタグ付けする」だけであって、特に「インタビュー」を選んだからといって、それ用に最適化されるというわけでは無さそう。

各シーンには録音モードがあり、何も処理しない「原音の録音」と、AIによるノイズを除去した「AIノイズキャンセリング」が選べます。

シーンの「音楽」だけは最高音質で録音される

音楽以外のシーンが、256kbpsで録音されるのに対し、「音楽」だけは1536kbpsと最高音質で録音されるようになっています。

録音モードも「ステレオ音楽」という専用のモードが用意され、ノイズ除去などの処理を加えないリアルな音質で録音することが可能となっています。

録音時はハイライトが付けられる

アプリから録音を開始した様子。

便利だなと感じたのは重要な箇所な部分にハイライトを付けられる所。

ハイライトを付けておくと、すぐにその時間に飛べるので録音データが長時間に渡る場合、非常に便利。

iPhoneのボイスメモだとこういった機能が無いので、わざわざ最初から聞き直してましたが、『iZYREC mini レコーダー』なら素早く重要な箇所を確認できます。

また、録音データは名前を付けたり、タグ付けしたりすることで探しやすくできます。

iZYREC mini レコーダーで実際に音声を収録

音読に協力してくれるウチの息子

実際に『iZYREC mini レコーダー』を使って、音声がどう録音されるのかを試してみました。6歳の息子に協力してもらい、国語の教科書を音読してもらいました。

スマホ (iPhone12 mini)で録音した場合

iPhoneの「ボイスメモ」で録音した音声。ボイスメモの場合、サンプリングレートが48kHzと高いため、音声はかなりクリアに聞こえます。

原音の録音の場合

iZYREC mini レコーダー』の場合、サンプリングレートが16kHzと低いので、クリアさは減っているのですが、声はしっかりと聞き取れます。ボイスレコーダーとしては必要十分といったところ。

AIノイズキャンセリングの場合

AIノイズキャンセリングを有効にした場合。声がかなり加工されているように聞こえます。収録時あまり周囲がうるさくなかったので、ノイキャンの効きが若干分かりづらいですが、より声だけが強調されているように聞こえるのでノイキャンの効果はかなりありそう。

カフェなど周囲がガヤガヤしている空間だと、このAIノイズキャンセリングは力を発揮しそうですね。

ステレオ録音の場合

シーン「音楽」の時のみ有効にできる「ステレオ録音」で収録した場合。流石最高音質で収録出来るモードなだけあって、iPhoneのボイスメモよりも更にクリアではっきりとした声で収録できています。

データ容量が大きく、アプリから波形の確認が出来なかったりしますが、より鮮明な録音をしたい場合、この「ステレオ録音」は有効です。

iZYREC mini レコーダーのレビューまとめ

iZYREC mini レコーダー

総合評価

(4.5)
iZYREC mini レコーダー のメリット
  • カードの半分くらいというコンパクトなサイズ感
  • バッテリー内蔵で30時間の連続録音ができる
  • AIノイズキャンセリングが強力で、しっかりとノイズを消して音声を聞き取りやすくしてくれる
  • アプリを使うと、ハイライトを付けられ、後から聞き返す時に便利
iZYREC mini レコーダー のデメリット
  • 特になし

iZYREC mini レコーダー』は、カードの半分くらいのコンパクトなサイズながら、バッテリー内蔵で連続30時間の録音ができるボイスレコーダーです。

小さいので目立たず、スマホの様に目立たずスマートに録音できるので、会議の議事録用としても便利ですね。

AIノイズキャンセリングが強力なので、ノイズをしっかりと除去し、音声だけを聞き取りやすくしてくれるので周囲がうるさい場所でインタビューする時なんかにも役立ちます。

打ち合わせの機会が多いビジネスマンにオススメなのはもちろんですが、その他にもハラスメントなど様々なトラブルから身を守るツールとしても有用。こういった小型のボイスレコーダーを一つ持っておくと、様々なシーンで役立つのでオススメです。

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Webデザイナー兼ブロガー
白い”モノ”を中心に、ガジェットや家電、デスク周りのアイテムなどをレビューしています。

バリューコマース メディアアワード 2021下期 新人賞1位 / 2022下期 ファッション・アクセサリー賞 受賞 | Picky'sの記事監修も行っています | Apple好き・ムジラー | 2児のパパ

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