Apple Watchなどスマートウォッチを使っている方も多いと思いますが、その中でも「スポーツウォッチ」として人気が高いのが「HUAWEI」のGTシリーズ。
本記事では、そんなGTシリーズの最新モデルである『HUAWEI WATCH GT 6』をご紹介。

『WATCH GT 6』は、スマートウォッチとしては驚異的な最長21日間のバッテリー持ちを実現し、サイクリングやゴルフなどのスポーツはもちろん、日常の健康モニタリング用としても優れた性能を持つものに仕上がっています。
実際にしばらく使ってみましたので、使い勝手や出来ることなどを詳しくレビューしていきます。
本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
なお、記事内容についてメーカー様からの指示は無く、率直な意見・感想を記載しています。
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HUAWEI WATCH GT 6とは?
日本のスマートウォッチ市場で、Appleに続く第2位のシェアを占めるのが「HUAWEI(ファーウェイ)」です。
そんなHUAWEIは幾つものスマートウォッチを手掛けていますが、その中でもサイクリングやゴルフ、水泳、登山などのアウトドアスポーツに最適化されたものが「GT」シリーズという位置づけ。
10月14日に発売されたばかりの『WATCH GT 6』は、従来までのモデルより大幅にバッテリー持ちが改善されており、最大21日間使えるという超スタミナ設計となっています。
スペック
| WATCH GT 6 | WATCH GT 6 Pro | |
|---|---|---|
| サイズ | 41mm / 46mm | 46mm | 
| ディスプレイ | 41mm:1.32インチ AMOLED 46mm:1.47インチ AMOLED | 1.47インチ AMOLED | 
| 解像度 | 41mm:466 × 466px、PPI 352 46mm:466 × 466px、PPI 317 | 466 × 466px、PPI 317 | 
| ピーク輝度 | 3000nit | 3000nit | 
| バッテリー持続時間 | 41mm 通常使用:約14日間 ヘビーユース:約7日間 常時点灯:約5日間 GPS連続使用:約25時間 46mm 通常使用:約21日間 ヘビーユース:約12日間 常時点灯:約7日間 GPS連続使用:約40時間 | 通常使用:約21日間 ヘビーユース:約12日間 常時点灯:約7日間 GPS連続使用:約40時間 | 
| 素材 | ステンレススチール | チタン合金 | 
| ベルト | 41mm ブラック フルオロエラストマーベルト パープル フルオロエラストマーベルト ホワイト コンポジットレザーベルト 46mm ブラック フルオロエラストマーベルト グリーン コンポジットウーブンベルト グレー コンポジットレザーベルト | ブラック フルオロエラストマーベルト ブラウン コンポジットウーブンベルト | 
| センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 磁気センサー 光学式心拍センサー 気圧センサー 温度センサー 環境光センサー | 加速度センサー ジャイロセンサー 磁気センサー 光学式心拍センサー 気圧センサー 温度センサー 環境光センサー 心電図センサー 深度センサー | 
| ボタン | ホームボタン(回転クラウン)とサイドボタン | ホームボタン(回転クラウン)とサイドボタン | 
| 充電端子 | ワイヤレス充電 | ワイヤレス充電 | 
| 防水性能 | 5 ATM IP69 | 5 ATM IP69 ダイビング(最大40メートルまで対応) | 
| Bluetooth | 2.4 GHz、BT6.0(BR,BLE) | 2.4 GHz、BT6.0(BR,BLE) | 
| NFC | ◯ | ◯ | 
| スピーカー | ◯ | ◯ | 
| マイク | ◯ | ◯ | 
| 対応OS | Android 9.0以降 iOS 13.0以降 | Android 9.0以降 iOS 13.0以降 | 
| 本体サイズ | 41mm:41.3 × 41.3 × 9.99mm 46mm:46 × 46 × 10.95mm | 45.6 × 45.6 × 11.25mm | 
| 本体重量 ※ベルト含まず | 41mm:約37.5g 46mm:約51.3g | 約54.7g | 
| 価格 | 33,880円〜 | 48,180円〜 | 
『WATCH GT 6』と『WATCH GT 6 Pro』のスペックは上記の通り。
ディスプレイ周りやバッテリーなどに大きな違いはありませんが、『WATCH GT 6 Pro』は本体素材にチタン合金を採用していたり、心電図センサーや深度センサーを搭載しダイビングにも使えるなどより幅広いアクティビティに対応しているのがポイントです。
パッケージ内容


パッケージは高級感を感じるシックで重厚なデザイン。
今回は「ブラックモデル」なので、より落ち着いた印象を受けます。

- HUAWEI WATCH GT 6 本体×1
- 充電クレードル ×1
- クイックスタートガイド
付属品は上記の通り。

充電用クレードル。Apple Watchの様なマグネットで充電するタイプのものです。
なお、形がApple Watchのものと似ていますが、互換性はありません。
本体デザイン
『WATCH GT 6』の本体デザインを見ていきます。

今回使うのは『WATCH GT 6』の46mm、ブラックモデル。
価格としては3万円程度と、スマートウォッチとしてはそこまで高くないモデルなのですが、ただならぬ高級感を感じます。


ベゼル部分は角張ったデザインとなっておりスタイリッシュな印象。ケースの素材はステンレススチールが採用されており、質感はかなり良いです。

デジタルクラウンには「HUAWEI」の文字が刻印されており、細かいディティールにも拘りを感じます。

内側には各種センサーが内蔵されており、心拍数など各種ヘルスケアの数値やスポーツ時の負荷なども計測可能です。

46mmモデルの重量は、本体のみで約51.3g。Apple Watchなどと比較するとやや重めですが、その分重厚感があり「良い時計」を付けている感覚があります。
HUAWEI WATCH GT 6の使用レビュー
しばらく『WATCH GT 6』を使って感じた使用感などを紹介していきます。
電池持ちは本当に良い
普通の腕時計には無い豊富な機能がスマートウォッチの”売り”ではありますが、その分電池の減りが早く、頻繁に充電をしなければいけないのがスマートウォッチの弱点でもあります。
所が本製品『WATCH GT 6』は、一度のフル充電で最大21日間という驚異的なバッテリー持続時間を実現(46mmモデルの場合)しています。
実際にフル充電し、そこから常時点灯機能をONにして9日くらい使った様子。バッテリー残量は57%でした。

9日間使ってこれだけバッテリー残量が残っているという事は、常時点灯ONでも18〜20日程度は使えそうな気がします。
スマートウォッチの充電器って、普通のUSB-Cとかではない専用ものが採用されている事が多く、旅行や出張などで出かける時、必ず持っていかなければいけないんですよね…
『WATCH GT 6』であれば、数日くらいの旅行であれば充電しなくてもよく、充電器を持っていかなくても良いのは非常にメリットを感じるポイントだと思います。
3000nitの明るいディスプレイで外でもハッキリと見える

『WATCH GT 6』は、ピーク輝度が3000nitとかなり明るいため、屋外での視認性も高いです。
ディスプレイも1.47インチAMOLEDディスプレイ(有機ELディスプレイ)と大きく、コントラストが高いため、ハッキリと文字盤が見えます。
実際、晴れた屋外で付けてみましたが、クッキリと文字盤が見え見づらいと感じることはありませんでした。
ビジネスシーンでもスポーツシーンでも、この見やすさは大きなメリットだと言えそうです。
豊富なワークアウト機能を備える
『WATCH GT 6』は、100種類を超える多彩なワークアウト機能を備えるのが大きな特徴です。
本体に「デュアルバンドGNSS+ヒマワリ型アンテナシステム」が搭載されているため、高精度な位置測定が可能となっており、高層ビルの間などでも正確に位置測定ができます。
これにより「サイクリング」や「ランニング」の時にも正確に位置を記録することができるため、これらを趣味にしている方にとっては導入のメリットが大きいと思います。
特に本製品はサイクリング機能が格段に進化しており、通常であれば数万の専用機材を用意しなければいけない「サイクリングパワー」なんかも『WATCH GT 6』だけで擬似的に計測できるそうです。
僕個人としては、サイクリングやランニングなどはしないのであまり恩恵はありませんが、これらのスポーツを楽しむ人にとっては頼もしい良き相棒になるんじゃないかと思います。
ウォーキング(散歩)してみた
『WATCH GT 6』を付けたまま、ちょっとお出かけした時の様子です。
特に特別な操作はしていないのですが『WATCH GT 6』が歩いている事を自動的に検知し、ワークアウトを開始するかどうか聞いてくれます。


この時はお祭りを見に家族で出かけただけなので、ちゃんとしたウォーキングでは無いのですが、自動的にルートなどを記録してくれました。


ウォーキングの様子は後から細かく振り返ることも可能。ゆっくりと歩いていたおかげか、ほぼ「ウォームアップ」止まりで脂肪燃焼はしてませんねw
この様に、ウォーキングがどの様に身体に作用したかみたいな事も計測可能なので、ダイエット目的でウォーキングやランニングをする際にも『WATCH GT 6』は活躍してくれそうです。
睡眠やストレスなども計測可能
『WATCH GT 6』はスマートウォッチらしく「睡眠」や「ストレス」を始めとして「心拍数」「血中酸素濃度」「皮膚温度」など、各種ヘルスケアの値を計測できます。


睡眠の記録では、深い睡眠・浅い睡眠などを計測し、分析と提案をしてくれます。睡眠トラッカーとしては十分に詳しい計測と分析を行ってくれるので、睡眠の質を改善したい方にもオススメ。


その他、日々のストレスを計測し「情緒」という名で状態を教えてくれます。情緒は12種類の状態に分類され、グラフによって可視化されます。

当然Watch側でも情緒は確認できるため、ストレスが溜まりすぎないように定期的にチェックして休憩するなどしたいものです。
豊富な文字盤で選ぶのが楽しい



『WATCH GT 6』には沢山の文字盤が用意されており、選ぶのが楽しいです。




無料でもかなりの種類が使え、結構良い感じのデザインが揃っており、スタイリッシュな見た目に出来ます。


また、文字盤には「消費電力レベル」というものが書いてあり、動きがあるものは綺麗だけど消費電力は高めといった感じで、事前に分かるのは親切ですね。


その他、文字盤には通常パターンと常時表示パターンの2種類が用意されており、常時表示パータンの時は動きを省略して電力を抑えるような工夫がなされています。
このため、常時表示も十分に実用的。元々本製品はバッテリー持ちが良いので、バッテリー切れのストレス無く日常的にガンガン使えます。
Suicaには非対応
『WATCH GT 6』はNFCには対応しているものの、Suicaに対応していないので、改札や買い物など決済は出来ません。
『WATCH GT 6』はスポーツやヘルスケアなどに重点を置いた製品なので対応していないのだと思いますが、正直、ここは対応して欲しかったですね。
別にスマホさえあればタッチ決済は出来るのですが、スマートウォッチ付けてるのにわざわざスマホを取り出すというのも本末転倒な気がしますし、本製品は高級感があるデザインでバッテリー持ちが良いため、スポーツ用途だけではない普段使いできる製品に仕上がっています。
そのため、日常での使い勝手を考えるならSuicaには対応してほしかった所です。
HUAWEI WATCH GT 6のレビューまとめ
『WATCH GT 6』は、高級感あるデザインと驚異的なバッテリー持ち、多彩なワークアウト機能と豊富なヘルスケア計測ができるスマートウォッチです。
スマートウォッチの難点だったバッテリー持ちの問題を解決し、普段使いはもちろん、旅行や出張時でもバッテリー切れの心配が無くガンガン使えます。
本製品はスポーツウォッチとしての側面が強いため、ゴルフやサイクリングなどスポーツを楽しむ方にとって最適なモデルとなっていますが、高級感があるデザインと豊富なヘルスケア計測機能を備えているために、普段スポーツをしない方でも健康管理ができるスマートウォッチとして優秀。
Suicaに非対応なので『WATCH GT 6』単体でタッチ決済が出来ない点は残念ではありますが、その他の機能が充実しており、高級感あるデザインと機能性を持ちながらこの価格はかなり安価と言えそう。
スポーツを楽しむ方はもちろん、日常的に健康モニタリングをしたいという方や、ビジネスシーンでも使えるスマートウォッチが欲しいという方は『WATCH GT 6』はかなり良い選択肢なんじゃないかと思います。
気になった方は、ぜひチェックしてみてください。




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