ワイヤレスイヤホン市場の中でも”アツい”ジャンルなのが、耳に引っ掛けて装着する「イヤーカフ型」のワイヤレスイヤホン。
数多くの製品が販売されており価格もピンキリですが、その中でも「ハイエンド」と言えるのが、本記事で紹介する『HUAWEI FreeClip 2』です。

本製品は2万円を超える高価格帯の製品ですが、結論から言うと、音質や装着感、使い勝手など「間違いない品質のイヤーカフ型ワイヤレスイヤホン」が欲しいのであれば、本製品はかなり有力な選択肢です。
実際にしばらく使ってみましたので、装着感や使い勝手、音質やメリット・デメリットなどを詳しく紹介します。
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HUAWEI FreeClip 2とは?
スマートウォッチやワイヤレスイヤホンなど、数多くのスマートデバイスを手掛ける「HUAWEI(ファーウェイ)」から2026年2月に発売された、イヤーカフ型完全ワイヤレスイヤホンが『HUAWEI FreeClip 2』です。
初代『FreeClip』より、音質を向上させつつ軽量化を実現。アームの素材変更、収納ケースのコンパクト化など、第2世代モデルとして様々な点が進化しています。
スペック
| Free Clip 2 | Free Clip | |
|---|---|---|
| ドライバー | 10.8mmデュアル振動板ドライバー | 約10.8 mm高感度デュアルマグネットダイナミックドライバー |
| コーデック | SBC/AAC/L2HC | SBC/AAC/L2HC |
| Bluetooth | 6.0 | 5.3 |
| 連続再生可能時間 | イヤホン単体:約9時間 充電ケース込み:約38時間 | イヤホン単体:約8時間 充電ケース込み:約36時間 |
| バッテリー容量 | イヤホン:60mAh 充電ケース:537mAh | イヤホン:55mAh 充電ケース:510mAh |
| 充電時間 | 充電ケース:約50分 充電ケース+イヤホン:約60分 ワイヤレス充電 充電ケース:約150分 | 充電ケース:約40分 充電ケース+イヤホン:約60分 ワイヤレス充電 充電ケース:約150分 |
| 防水規格 | イヤホン本体:IP57 充電ケース:IP54 | イヤホン本体:IP54 充電ケース:非対応 |
| カラー | ブルー ローズゴールド ホワイト ブラック | ローズゴールド ベージュ パープル ブラック |
| サイズ | イヤホン本体 長さ:約18.8mm 幅:約26.7mm 高さ:約25.4mm 充電ケース 長さ:約50.0mm 幅:約49.6mm 高さ:約25.0mm | イヤホン本体 長さ:約26.7mm 幅:約22.0mm 高さ:約25.3mm 充電ケース 長さ:約59.7mm 幅:約51.95mm 高さ:約27.35mm |
| 重量 | イヤホン単体:約5.1g 充電ケース:約37.8g | イヤホン単体:約5.6g 充電ケース:約45.5g |
| 価格 | 27,280円(税込) | 21,800円(税込) |
| 商品リンク |
『HUAWEI FreeClip 2』と、前モデル『HUAWEI FreeClip』との比較。
比較すると分かる通り、全体的なスペックが向上しており「第2世代」に相応しいアップデート内容となっています。
パッケージ内容


パッケージはシンプルながらも製品名やロゴ部分が箔押し加工されており、見る角度によって淡く光る非常に高級感のあるデザインとなっています。

- HUAWEI FreeClip 2 本体×1
- 取扱説明書類
パッケージ内容は上記の通り。
本体と取扱説明書以外は付属しないというめちゃくちゃ割り切った内容ですが、USBケーブルくらい誰でも持っている事を考えると合理的な内容とも言えそうです。
本体デザイン
『HUAWEI FreeClip 2』本体のデザインを見ていきます。

充電ケースは手のひらに収まるほどのコンパクトなサイズ感。
ケース表面は斜めの細かいスリットが入った加工が施されており、滑りにくく質感も非常に優れています。

ケース側面にペアリング用のボタンがありますが、それ以外にボタン類や目立った装飾も無いシンプルでミニマルなデザイン。

充電ケース底面にはUSB-Cポート。

背面のヒンジ部分に少し見える金属パーツが高級感を与えてくれます。

充電ケースを開けるとイヤホン本体が収められていますが、収納の仕方はかなり独特。
ケースをコンパクトにするためにこの様な形になっているのかもしれませんが、正直慣れるまでは結構戸惑います。

『HUAWEI FreeClip 2』イヤホン本体。
かなり光沢があり、自分の顔が映るほど。光沢自体は好みが分かれそうですが、全体的な質感やデザインは高級感を感じる仕上がりとなっています。

手にとって見ると、コンパクトさがよく分かります。
重量も片耳で約5.1gと軽く、重さはほぼ感じません。

ドライバーには10.8mmデュアル振動板を採用。前モデルよりも音量と空気圧が約100%向上しているとの事です。

本体を繋ぐ「C-bridge(Cブリッジ)」部分は非常に柔らかく、自在に曲げることが出来ます。

充電ケース同様、イヤホン本体も無駄な装飾が無く、非常にクリーンなデザインに仕上がっています。
数あるイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの中でもデザイン面で言えばトップクラスのクオリティだと感じました。
HUAWEI FreeClip 2のメリット
『HUAWEI FreeClip 2』を実際に使い、感じたメリットを紹介します。
圧倒的に快適な装着感
まず装着する時に、これめちゃくちゃ付け心地良いな…と素直に感じました。
今まで幾つものイヤーカフ型イヤホンを使った事がありますが、付け心地という点で言えば過去一だと思います。

まず、ブリッジ部分である「C-bridge(Cブリッジ)」は柔らかく弾力があり、力を入れなくても自由に曲げられるので、装着する時に無駄な力を使わず、すんなりと付けられます。

装着後もコンフォートビーンズ部分が耳にしっかりとフィットし、動いてもズレることはありません。
また、本体自体が約5.1gと軽量な事もあり、付けている事を忘れるほど。長時間装着しても耳が痛くならず、付けっぱなしでも快適に日常生活が行えます。
コンパクトで持ち運びやすい充電ケース
『HUAWEI FreeClip 2』の充電ケースは前モデルよりも更にコンパクトになり、従来比約17%のスリム化、約14%の軽量化を実現しています。

実際に手にとって見てもかなりコンパクトに感じますね。
イヤーカフ型のワイヤレスイヤホンとしては最小クラスとも言えるサイズ感に収まっており、持ち運びしやすいのは良きポイントです。
イヤーカフ型としてはかなり優秀な音質

気になる『HUAWEI FreeClip 2』の音質ですが、イヤーカフ型としてはかなり優秀な音質だと思いました。
耳を塞がないタイプのイヤホンって、低音が不足してスカスカな音になっている製品が多いのですが、本製品はしっかりと低音も出ており、厚みのあるサウンドを聞かせてくれます。
ただ、聴く音楽ジャンルにもよると思うんですが、個人的にはデフォルト状態では中高音のクリアさが今一歩だとも感じました。

アプリからプリセットで音質調整が出来るのですが、デフォルトはバランス良くまとまっているものの、前述の通り中高音のクリアさが今ひとつ。
「高揚」は籠もった感じが増し、「高音強調」はクリアさは出るものの、スカスカな音になるなど予め用意されているプリセットはあまり個人的には合わなかったですね。

幸いアプリにはカスタムプリセットがあり、自分で好きに音質を変更できますので、ややドンシャリっぽい設定をすると、低音の重厚感を保ったままクリアさも感じるようになり、自分好みの音質になりました。
この様に、好みに合わせて自在に音質調整できるのも良い点ですね。
耳装着検知と左右の区別なしが便利
本製品は耳装着検知機能を搭載しており、イヤホンを外した時に音楽を一時停止、再度装着した時に自動的に続きから再生といった事が出来ます。

安価な製品だとこの機能搭載していないものもありますが、『HUAWEI FreeClip 2』は流石にこの辺りの機能はしっかりと抑えられています。
また、イヤーカフ型イヤホンだと割と標準的な機能ですが、本製品も左右の区別が無くどちらの耳に付けても自動的に左右を判別してくれます。
自由な操作カスタマイズが可能
イヤーカフ型のワイヤレスイヤホンって、カナル型なんかと違い、本体だけであまり複雑な操作は出来ない製品が多い中『HUAWEI FreeClip 2』は、小さいサイズながらも多様な操作が設定できます。


誤動作を防ぐために、シングルタップには対応していませんが、ダブルタップ、トリプルタップに対応し、曲の再生/停止や、曲送り/曲戻しなんかにも対応。


それに加え、スワイプ操作や長押しにも機能が割り当てられるので、本体に割り当てられる機能の数としては他製品よりもむしろ多く、自由にカスタマイズが出来ます。
自動音量調整機能も搭載
本製品のユニークな機能として「適応音量」という機能があります。

これは周囲の環境音を自動的に判別し、適切な音量に調整してくれるという機能の様です。
こちら実際に試してみた所、使う前まではうるさい環境の場合、自動的に音量を大きくして聴こえやすくする機能だとばかり思っていたのですが、実際には逆で、大通り沿いなど車の往来が激しい場所だと適度な音量になり、路地など静かめな場所に行くと自動的に音量が大きくなりました。
よくよく考えてみると、外で使う場合こちらの動作の方が安全性という意味では正しいと言えますね。
もしかすると道路とかではない別の場所だと動作が異なるかもしれませんが、使う場所によってはかなり便利な機能になる可能性を秘めていると感じました。
音声ノイズキャンセリング搭載でクリアな通話を実現
『HUAWEI FreeClip 2』に搭載された「NPU搭載AIプロセッサー」のおかげで、周囲が騒がしい状況下でもクリアに通話をすることが可能です。
実際に大通り沿いなど、結構うるさい環境で通話をしてみましたが、通話相手との会話もスムーズで、聞き返されることも少なかったので、ノイズキャンセリングの効果があるんだと思います。
特に本製品は長時間付けっぱなしにすることも多い事から、1日中どんな状況でも快適に使えるというのはポイントが高いです。
HUAWEI FreeClip 2のデメリット
『HUAWEI FreeClip 2』のデメリットも正直に紹介していきます。
イヤホン本体の収納方法に癖がある
充電ケースのサイズを従来よりもコンパクトにするためか、一般的なイヤホンとは異なり、イヤホン本体を寝かして左右のブリッジ部分をクロスするような形で収納します。

この収納方法は癖があり、慣れるまでは結構戸惑います。
価格は結構高め
イヤーカフ型ワイヤレスイヤホンは様々な種類があり、価格もピンキリです。
一般的にエントリーモデルであれば、5,000円前後。ミドル〜ミドルハイであれば1万円〜、ハイエンドモデルだと2万円〜の価格設定がされているなか、約27,000円という価格設定はイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの中で最も高い価格帯の製品です。
これまで見てきた通り、製品自体の品質は非常に高く、満足できるものに仕上がっている事に異論は無いのですが、音質や使い勝手自体は1万円前後のミドルクラスの製品でもかなり良いものがあるため、『HUAWEI FreeClip 2』の使用頻度はどのくらいなのか、など使うシーンをよく考えてから購入するとよいでしょう。
イヤーカフ型ワイヤレスイヤホンをメインで使い、使用頻度も高いという事であれば『HUAWEI FreeClip 2』は、しっかりと価格に見合った性能を出してくれると思います。
HUAWEI FreeClip 2はこんな人におすすめ
『HUAWEI FreeClip 2』はこんな人におすすめです。
- 耳を塞がないタイプのイヤホンが欲しいという方
- 小さくて持ち運びやすいイヤホンが欲しいという方
- 日常生活に溶け込む長時間付けっぱなしでも疲れないイヤホンが欲しいという方
- デザインが良く、オシャレなイヤホンが欲しいという方
ワイヤレスイヤホンには様々な種類がありますが、耳を塞がないタイプで、1日中付けっぱなしで日常生活を過ごしたい方にとって『HUAWEI FreeClip 2』はかなり良い相棒になってくれると思います。
HUAWEI FreeClip 2のよくある質問
- HUAWEI FreeClip 2と初代FreeClipの違いは?
- 主な進化点は、C-bridgeが約25%柔らかくなり装着感が向上、充電ケースが約17%スリム化、バッテリーが8時間→9時間に延長、Bluetooth 5.3→6.0に対応、防水がIP54→IP57に強化などです。音質面でもドライバーの音量と空気圧が約100%向上しています。
- 耳から落ちたりしませんか?
- 1万件以上の耳型データをもとに設計されたコンフォートビーンズがしっかりフィットするため、通常の使用では落ちることはほぼありません。散歩やランニングなど軽い運動でも安定しています。
- 音漏れはしますか?
- 逆位相音響システムにより音漏れは抑えられていますが、完全にゼロではありません。50%程度の音量であれば電車やバスの中でも隣の人に聞こえにくいレベルです。
- iPhoneやAndroidでも使えますか?
- はい、iOS・Android・Windowsに対応しています。ただし高音質コーデック(L2HC)はHUAWEI端末専用です。また、AndroidではHUAWEI AI Lifeアプリの手動インストールが必要な場合があります。
- ノイズキャンセリングはついていますか?
- 音楽再生時のANC(アクティブノイズキャンセリング)は非搭載です。イヤーカフ型は耳を塞がない構造のため、ANCとは相性が良くないためです。ただし、通話時の音声ノイズキャンセリング(風切り音や周囲の騒音を低減)は搭載しています。
- 防水性能はどのくらいですか?
- イヤホン本体はIP57(粉塵の侵入を防ぎ、一時的な水没にも耐える)、充電ケースはIP54に対応しています。汗や雨、手洗い程度は問題ありませんが、水中での使用は推奨されません。
HUAWEI FreeClip 2のレビューまとめ
『HUAWEI FreeClip 2』は、元々人気だった前モデルを全面的に改良・進化させたイヤーカフ型ワイヤレスイヤホンの決定版と呼べる製品です。
圧倒的な付け心地の良さやコンパクトな充電ケース、優秀な音質など、製品としての完成度は非常に高く、ながら聴き用のイヤホンとしては最高峰と言えるレベルに達しています。
その分、価格が高く気軽に買えるというものではありませんが、普段の生活で長時間付けっぱなしで使いたいという場合、価格以上の満足感は得られそうです。
”品質の良い”イヤーカフ型ワイヤレスイヤホンを探している方は、ぜひ『HUAWEI FreeClip 2』をチェックしてみてください。

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