EPOMAKER Click Lite Mouseレビュー/59g・3WAY接続で4,000円台の入門ゲーミングマウス
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EPOMAKER Click Lite Mouseレビュー/59g・3WAY接続で4,000円台の入門ゲーミングマウス
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メカニカルキーボードでおなじみのEPOMAKERですが、最近はマウスにも力を入れてきています。今回レビューする『EPOMAKER Click Lite Mouse』は、そんなEPOMAKERがゲーミングマウスの入門用として投入したモデルです。

EPOMAKER Click Lite Mouse

結論から言うと、約59gの軽量ボディに有線・2.4GHzワイヤレス・Bluetoothの3モード接続を備え、普段の作業からゲームまで幅広く活躍してくれる、使い勝手の良い一台でした。

実売4,000〜5,000円と手に取りやすい価格も特徴的な本製品を実際にしばらく使ってみましたので、デザインや使い勝手などを詳しく紹介していきます。

Click Lite Mouseとは?

『EPOMAKER Click Lite Mouse』は、EPOMAKERのマウスラインナップの入門ポジションにあたるワイヤレスゲーミングマウスです。

上位機には「PAW3950」というフラッグシップクラスの光学センサーを搭載した『EPOMAKER Click Mouse』がありますが、本製品は上位機と同じ筐体・同じ形状のまま、「PAW3311」という光学センサーを採用することにより、価格を半分以下に抑えたモデルです。

スペック

EPOMAKER Click Lite Mouse
センサーPixArt PAW3311
DPI800 / 1600 / 2400 / 3200 / 5000 / 12000(6段階)
IPS300 IPS
加速度35g
接続方式3モード(2.4GHzワイヤレス/Bluetooth/USB-C有線)
ポーリングレート有線・2.4GHzワイヤレス:1,000Hz
Bluetooth:125Hz
ボタン5つ(プログラマブル対応)
バッテリー500mAh(フル充電で最大78時間)
カラーBlack/White
サイズ121×63.6×38.7mm
重量約59g
価格5,100円

スペックは上記の通り。

本製品の公式サイトを見ると「12,000 DPI」に加えて、「24,000 CPI」という数値がありますが、採用されているセンサー「PAW3311」の正式仕様は、「最大12,000 DPI」「300 IPS」「35G」です。

パッケージ内容

パッケージはEPOMAKERらしいグラフィカルなデザインを採用。水色のアクセントが映えるデザインで、サイズもコンパクトにまとまっています。

EPOMAKER Click Lite Mouseのパッケージ内容
EPOMAKER Click Liteのパッケージ内容
  • Click Lite ワイヤレスゲーミングマウス本体 ×1
  • USB-A to USB-Cケーブル ×1
  • 2.4GHzドングル ×1(本体内に収納)
  • 交換用PTFEソール ×2
  • グリップテープ ×2
  • ユーザーマニュアル

パッケージ内容は上記の通り。

付属のマニュアル

マニュアルは多言語対応されており、しっかりと日本語の表記もあります。

付属のUSBケーブル

付属のUSB-A to USB-Cケーブル。

編み込みケーブルを採用しているため、耐久性が高く見た目も上質。フェライトコアも備え、ノイズ対策にも配慮されています。

PTFEソールやグリップテープ

交換用PTFEソールやグリップテープも付属しており、この価格帯としては充実した内容となっています。

本体デザイン

『EPOMAKER Click Lite Mouse』の本体デザインを見ていきます。

本体デザイン

全体の形状は左右対称のシンプルな形状。

中央にはホイールとDPIの変更ボタンがあり、DPI変更時は中央にあるLEDで段階を教えてくれます。

本体側面

側面から見た様子。

2つのサイドボタンを搭載し、ソフトウェアから各ボタンの機能を自由にカスタマイズ可能。前方にはEPOMAKERのロゴがあしらわれています。

本体反対側側面

本体素材はマットな質感のプラスチック素材を採用。サラッとした手触りで指先が滑りにくく、しっかりとしたグリップ感があります。

本体前面

本体前面には有線接続、および本体充電のためのUSB-Cポートがあります。

本体底面
ボタン・スイッチ類が並ぶ

本体底面は、有線・2.4GHzワイヤレス・Bluetoothの接続モード切り替えスイッチがある他、ポーリングレートの切替ボタンもあります。

USBレシーバーは本体に収納

2.4GHz接続用のUSBレシーバーは、本体底面にあらかじめ収納されています。使用しないときは本体にしまっておけるため、紛失しにくいのが嬉しいポイントです。

マウスの重量

重量は実測で60.9g。なお、これは無線レシーバーを含んだ重量で、レシーバー含まない場合59.2gでした。公称通りの軽さです。

専用ソフトウェア

『EPOMAKER Click Lite Mouse』は、専用ソフト「Epomaker Driver」でのカスタマイズに対応しています。Windows/Mac向けに提供されており、公式サイトからダウンロード可能です。

Epomaker Driver

まず良かったのが、ボタン割り当ての自由度の高さです。

5つのボタンそれぞれに好きな機能を割り当てられるのはもちろん、3つのキー同時押しのコンボキーやマクロ、音量の上げ下げといったファンクション系の操作まで登録できるようになっています。

Epomaker Driver functions画面
Epomaker Driver Other画面

「戻る/進む」の入れ替え程度しかカスタマイズできないマウスも多い中、ここまで自由に組めると、普段の作業用にショートカットを割り当てたり、ゲーム用にマクロを組んだりと、使い方の幅がグッと広がります。

Epomaker Driver DPI設定画面¥

ポーリングレートやDPIの設定も細かく行えます。特にDPIは6つのプリセットそれぞれに好きな数値を設定できるほか、プリセット単位でのON/OFFにも対応。

「800と1600の2段階だけ有効にして、DPIボタンの誤爆で変な数値に飛ばないようにする」といった実用的な運用ができるのは、よく考えられているなと感じました。

Epomaker Driver スリープ設定

そのほか、スリープまでの時間変更などにも対応しており、この手のソフトに必要そうな機能は十二分に備えているという印象です。

なお、UIは日本語には対応していません。この点は後述のデメリットで詳しく触れます。

Click Lite Mouseのメリット

『EPOMAKER Click Lite Mouse』を実際に使い、感じたメリットを紹介します。

約59gと軽く、日常作業でもゲームでも使いやすく疲れにくい

かなり軽い

本製品は約59gという軽さが特徴。一般的なワイヤレスマウス(90〜110g前後)と比べると3〜4割ほど軽い計算です。

僕は今までロジクールの「G304」というマウスを使っていたのですが、こちらは電池込みで約105gでした。特別重いわけではないのですが、初めて『EPOMAKER Click Lite Mouse』を持った時は、「軽っ!」って思いましたね。

長時間使っても疲れにくい

マウスの軽さは、日常作業でもゲームでもさまざまなシーンで実感できます。長時間作業している時も疲れにくく、マウス操作が軽快になるため、一度この軽さに慣れると一般的なマウスは重く感じてしまいますね。

なお、最近では30g台の超軽量ゲーミングマウスも登場していますが、価格は2〜3万円クラスとかなり高価です。その点、本製品は約59gという十分軽量な設計を採用しつつ、価格も抑えられており、コスパはかなり良いと思います。

クリック感が良く、レスポンスも良好

本製品のスイッチの種類は公式サイトでは公表されていませんが、海外レビューによると、メインクリックにはOmron製の「D2LS-21」メカニカルスイッチが採用されているようです。  

心地よいクリック感

実際に使ってみると、クリック感は軽すぎず重すぎず、適度なクリック圧で「カチッ」とした明確な押し心地。押した瞬間にしっかり反応してくれるため、レスポンスの良さを感じられます。

Webブラウジングや資料作成などの日常用途はもちろん、ゲーム中の連続クリックでも違和感はなく快適に操作できました。クリック感や操作性は十分に満足できる仕上がりだと感じました。

3WAY接続+USBレシーバー内蔵収納で使いやすい

様々な接続方式に対応

『EPOMAKER Click Lite』は、Bluetooth・2.4GHzワイヤレス・USB有線の3種類の接続方法に対応しています。用途に応じて接続方法を切り替えられるため、デスクトップPCやノートPC、タブレットなど、複数のデバイスで使い分けたい方にも便利です。

普段はBluetoothでノートPCに接続し、ゲームをプレイするときは低遅延な2.4GHzワイヤレスへ切り替えるといった使い方も可能。有線接続にも対応しているため、充電しながら使いたい場合や、バッテリー残量を気にせず使いたい場合にも便利です。

また、先述の通り2.4GHz用のUSBレシーバーは本体に収納できるため、持ち運び時に紛失しにくいのも便利です。

最大78時間使えるロングバッテリーで、充電の手間が少ない

ロングバッテリー

EPOMAKER Click Liteは500mAhのバッテリーを搭載しており、最大78時間の連続使用に対応しています。充電式ということでバッテリー持ちが気になる方もいるかもしれませんが、実際に使ってみると、思っていた以上に長持ちという印象でした。

もちろん、バッテリーの持ちはポーリングレートやDPIなどの設定によって変わります。僕はデフォルトの250Hzで使用していましたが、1日2〜3時間ほどゲームをプレイする程度であれば、頻繁に充電が必要になることはなく、普段使いで不便を感じることはありませんでした。

また、バッテリーが少なくなった場合はUSBケーブルを接続して、そのまま有線マウスとして使用できます。充電待ちで使えなくなることがないため、いざという時でも使い続けられるのは嬉しいポイントです。

Click Lite Mouseのデメリット

『EPOMAKER Click Lite Mouse』を実際に使って感じたデメリットも正直に紹介します。

センサー性能は値段なり。競技FPSガチ勢には向かない

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本製品のセンサー「PAW3311」は、PixArt製のエントリー〜ミドルクラスに位置するセンサーです。

スペック上の「300 IPS」「35G」という数値は、ざっくり言うと「マウスをどれだけ速く・急に振っても、カーソルが正確に付いてくるか」の上限を表しています。上位機のClick Mouse(750 IPS・50G)と比べると半分以下の数値で、ポーリングレート(マウスの位置をPCに報告する頻度)も最大1,000Hzと、ハイエンド機の4,000〜8,000Hzには届きません。

とはいえ、この差を体感できるのは、超高速フリックを多用する競技FPSのような、かなりシビアな場面に限られます。実際、Webブラウジングや資料作成はもちろん、カジュアルにゲームをプレイする程度であれば、センサー性能に不満を感じることはありませんでした。

普段使い〜ライトなゲーム用途なら気にする必要はありませんが、競技FPSで1フレームを詰めたい方は、素直に上位機やハイエンドモデルを選んだ方が満足できると思います。

専用ソフトが日本語非対応

専用ソフトが日本語非対応

ボタン割り当てやDPIカスタマイズに使う「Epomaker Driver」は、英語・中国語・ドイツ語のみ対応しています。

画面に表示されるマウスの図を見ながら設定すればよいので、英語でもそれほど難しくはないのですが、注意文なども含め、やはり日本語じゃないのはやや使いにくく感じます。

EPOMAKERの製品は日本でもかなり人気があり、ユーザーも多いと思うので、ぜひここは日本語対応してもらいたいものです。

Click Lite Mouseはこんな人におすすめ

『EPOMAKER Click Lite Mouse』は以下のような方におすすめです。

  • 初めてのワイヤレスゲーミングマウスを予算5,000円以内で探している方
  • 仕事用PCとゲーム用PCなど、複数デバイスを1台のマウスで使い回したい方
  • 重いマウスからの乗り換えで、まず軽量マウスを試してみたい方
  • ドングルの紛失や電池交換など、細かい管理の手間を減らしたい方
  • RGBなしの落ち着いた見た目で、仕事デスクにも馴染むマウスが欲しい方

逆に、競技FPSで最高峰のセンサー性能を求める方や、4,000Hz超のポーリングレートが欲しい方には向いていません。

「過度な性能は必要としないから、軽くて使いやすく価格も安いものが欲しい」という場合、本製品はかなり良いのではないかと思います。

Click Lite Mouseと競合モデルの比較

購入検討時に比較対象になりそうな、上位機『EPOMAKER Click Mouse』と、同価格帯の定番ロジクール『G304』を並べてみます。

EPOMAKER Click LiteEPOMAKER Clickロジクール G304
センサーPAW3311PAW3950HERO
DPI800〜12,000800〜42,000200〜12,000
IPS/加速度300 IPS/35G750 IPS/50G400 IPS/40G
最大ポーリングレート1,000Hz8,000Hz1,000Hz
接続方法2.4GHz/Bluetooth/有線2.4GHz/Bluetooth/有線2.4GHz(LIGHTSPEED)のみ
電源内蔵500mAhバッテリー内蔵500mAhバッテリー単3乾電池1本
駆動時間最大78時間公称値非公開最大250時間
重量約59g約58g約99g(電池込み)
実売価格帯4,000〜5,000円台1万円前後4,000〜5,000円台

こうして並べてみると、3機種の立ち位置はかなりハッキリしています。

性能面で頭ひとつ抜けているのが上位機のClick Mouse、価格帯がほぼ同じで電源方式が対照的なのがG304、そして「軽さ・接続の柔軟さ・価格」のバランスを取ったのがClick Liteという構図です。

それぞれの選び分けを詳しく見ていきます。

上位機Click Mouseとの選び分け

外形・重量はほぼ同一で、違いは中身のグレードとクリックの味付けです。センサー・ポーリングレートの差が体感できるのは競技レベルのFPSくらいなので、「同じ形で倍の値段を出す価値があるか」が判断基準になります。

カジュアル用途ならLiteで十分、というのが率直なところです。

ロジクールG304との選び分け

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左:EPOMAKER Click Lite、右:ロジクール G304

ロジクールの『G304』は、2018年の発売から売れ続けている、入門用ゲーミングマウスの定番中の定番。かくいう僕も「初めてのゲーミングマウスならコレ」という評判を見て購入した一人です。

そんなG304とClick Liteは、実売価格がほぼ同じ。この2台で迷う方も多いと思いますが、分かりやすい対立軸は「軽さのClick Lite vs 電池持ちのG304」です。

G304は単3乾電池1本で最大250時間、メーカー検証の一般的な使用条件なら9か月間電池交換不要という、化け物じみたスタミナが持ち味です。ただしその代償として重量は公称99g(電池込み)で、Click Liteの約1.7倍。乾電池の重さ(単3で20g強)がそのまま乗っている構造なので、軽さと電池持ちがきれいにトレードオフになっています。

もうひとつ見落とされがちな違いが接続方式で、G304は2.4GHz専用でBluetoothに対応していません。タブレットやBluetooth接続のノートPCでも使い回したい場合は、この時点でClick Lite一択になります。

  • 電池交換の手間を惜しまない・とにかく充電から解放されたい → G304
  • 軽さ重視・Bluetoothでのマルチデバイス運用がしたい → Click Lite

という感じで選ぶとよいでしょう。

個人的には今から選ぶなら「Click Lite」かなという印象です。

Click Lite Mouseに関するよくある質問

『EPOMAKER Click Lite Mouse』に関するよくある質問をまとめました。

上位機のClick Mouseとの違いは何ですか?
外形と重量はほぼ同じで、センサー(PAW3311とPAW3950)と最大ポーリングレート(1,000Hzと8,000Hz)が異なります。競技FPS用途でなければClick Liteで十分です。
専用ソフトは日本語に対応していますか?
対応していません(英語・中国語・ドイツ語のみ)。ただし画面に表示されるマウスの図を見ながら直感的に設定できるため、英語が苦手でも大きく困ることはないはずです。
バッテリーはどのくらい持ちますか?
公称は最大78時間です。設定にもよりますが、1日2〜3時間の使用なら数日〜1週間に一度の充電で問題ありませんでした。

Click Lite Mouseのレビューまとめ

EPOMAKER Click Lite Mouse

総合評価

(4)
EPOMAKER Click Lite Mouse のメリット
  • 約59gと軽く、日常作業でもゲームでも使いやすく疲れにくい
  • クリック感が良く、レスポンスも良好
  • 3WAY接続+USBレシーバー内蔵収納で使いやすい
  • 最大78時間使えるロングバッテリーで、充電の手間が少ない
EPOMAKER Click Lite Mouse のデメリット
  • センサー性能は値段なり。競技FPSガチ勢には向かない
  • 専用ソフトが日本語非対応

『EPOMAKER Click Lite Mouse』は、約59gの軽さ・3WAY接続・自由度の高いボタンカスタマイズと、普段の使い勝手に直結する部分をしっかり押さえながら、実売4,000〜5,000円台に収めた入門ワイヤレスゲーミングマウスです。

センサー性能やソフトの日本語非対応など値段なりの部分もありますが、いずれも日常使い〜ライトなゲーム用途では気にならないレベル。長年G304を使ってきた僕としても、軽さと接続の柔軟さの分だけ確実に快適になったと感じています。

初めてのゲーミングマウスとしてはもちろん、定番機からの乗り換え先としても選びやすい一台です。

気になった方は、ぜひチェックしてみてください。

AUTHOR

フリーランスWebデザイナー兼ブロガー
2016年よりガジェットブログ「モノペディア」を運営し、これまでに200以上の製品をレビュー。デザインから写真・執筆まで全て自分で手掛けています。バリューコマース メディアアワード受賞。

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