聴きやすい優れた音質と、驚きのノイズキャンセリング性能を誇る『AirPods Pro』。街中でもかなり使っている人を目にします。
僕も出かける際には必ずといっていいほど持ち歩いているのですが、どうもある時から異音がするようになりました。
保証期間はとっくに切れており、修理するのにもお金がかかるのかと思っていた所、「AirPods Pro修理サービスプログラム」というものがあるという事を知り、ダメ元でAppleストアに持ち込んだ所、左右両方とも無償で交換することが出来ました!
本記事では、具体的にどのような不具合があったのか、どう交換してもらえたのかを詳しく書いていきますので、『AirPods Pro』を使っていて、何か不具合がある人は参考にしてみてください!
タップできる目次
AirPods Proで発生していた不具合
僕の『AirPods Pro』は、2019年11月頃に購入したもの。
当初は問題無く使えていたものの、ある時からイヤホン本体に触れると「ヒュッ」という変な異音がするようになりました。
特に困ったのが、モード切替の操作。
『AirPods Pro』は本体の軸(ステム)部分を長押しすると、「ノイズキャンセリング↔外音取り込み」の切り替えが出来ますが、その動作だけでも「ヒュッ!ヒュッ!」と変な音が聴こえるので、かなり不快。
更にひどい時は、付けて歩いているだけでも「ヒュッ!ヒュッ!」と音がして、音楽に集中できないという状況。
そのため、段々と使用頻度が減って、最近ではあまり使わなくなっていました。
AirPods Pro修理サービスプログラムについて
そんな中、Twitterで目にしたのが「AirPods Pro修理サービスプログラム」というものがあるという、界隈で有名な平岡さんのツイート。
Twitterではリアルタイムで報告しましたが、愛用しているAirPods Proが修理プログラムの対象で新品交換になりました!
— 平岡 雄太📗『はかどる神iPad』4刷決定! (@yuta_hiraoka) August 15, 2022
みんなのAirPods Proも対象かもしれないので、情報を動画でまとめました!
【損する前に見て!】2年使ったAirPods Proが新品で返ってきた話https://t.co/E9gcOA2kL7 pic.twitter.com/Y38QPF1Moh
これを見て、Appleの公式サイトでチェックしてみると、確かにAirPods Proの修理サービスプログラムがありました。
AirPods Pro修理サービスプログラムの対象になる製品
Apple公式サイトによると、以下の条件に当てはまれば修理プログラムの対象になり無償で交換してくれるとの事です。
僕の場合、ノイズキャンセリング性能自体は特に問題ないものの、購入時期や異音に関しては当てはまるので、修理を申し込みました。
AirPods Pro修理の申し込み手順
『AirPods Pro』の修理を受けるには、「Appleオンラインサポート」に連絡する「Apple Store直営店」もしくは「Apple正規サービスプロバイダ」に持ち込むなどの方法があります。
今回、僕は「Apple Store新宿店」に直接持ち込むことにしました。
オンラインから来店予約を完了させ、予約した日時に『AirPods Pro』を持っていきます。
Apple Store新宿店での流れ
Apple Store新宿店に付き、入り口に居るスタッフの方に修理予約した事を伝えると、すぐに席に案内されました。
全体的な流れは以下の様な感じ。
それぞれを詳しく紹介していきます。
まず最初に担当スタッフの方によるヒアリングがあります。その時に僕は「使っていると異音がする」と伝えました。
一通り症状を伝えると「機械による詳細な診断をしてきますね」と言われ、イヤホン本体をスタッフの方に預けます。
店内で10分ほど待っていると、スタッフの方が戻ってきて「左右両方ともにノイズが乘っている」という診断結果を伝えられました。よって、無事(?)交換対象となったために、左右両方ともイヤホン本体を新しいものに交換という形になりました。
Apple Storeに到着してから、新品に交換完了するまで全ての工程合わせても30〜40分ほどで終わったので、最近『AirPods Pro』の調子が悪いんだよなぁという方は、一度Appleに相談してみるのが良いかと思います。
新しいものへと交換してどうなったか
新品という事もあり、以前まで悩んでいた異音も無く、快適に使えています。
改めて『AirPods Pro』で音楽を聴くと、聴きやすい音質と高いノイズキャンセリング性能、iOSとの連携が優れており、使いやすいイヤホンだなぁと感じます。
AirPods Pro修理サービスプログラムの注意点など
実際に「AirPods Pro」修理サービスプログラムを使ってみて感じた注意点や、覚えておいた方が良い点などをまとめていきます。
購入してから3年以内という条件あり
本修理プログラムは、購入してから3年以内のものにのみ適用されるという条件があります。
本プログラムは、対象となる AirPods Pro に対し、その最初の小売販売日から 3 年間適用されます。
Appleのサイトにも上記のような記載があります。
僕の場合、2019年11月に購入、2022年8月に修理申し込みだったので、なんとか3年以内だったので無償で交換してもらえたという事になります。
交換対象はイヤホン本体のみ
「AirPods Pro修理サービスプログラム」の対象となるのは、あくまでイヤホン本体のみです。
そのため、充電ケースに関しては交換対象外となり、今まで使っていたものを使い続ける事になりますので注意してください。
イヤーピースを外す必要がある
Appleストアで診断をしてもらう際には、『AirPods Pro』本体に付いているイヤーピースも取り外す必要があります。
イヤーピースは引っ張るだけで外れるので、特に問題無いと思いますが、純正以外のものを使っている場合は、取り外した際に無くさないように注意しましょう。
イヤーピースは全サイズ新しいものがもらえる
交換対象となった場合、イヤーピースも新しいものが貰えます。
驚いたのは全サイズ(S・M・L)のイヤーピースが貰えるという点。
Appleのオンラインストアでは、イヤーピースは各サイズ1,250円(税込)で販売されている事を考えると、かなり太っ腹ですね。さすがAppleさん…。
ちなみに、交換前に付いていた古いイヤーピースは、持ち帰ることも回収してもらう事も可能でした。僕は古いイヤーピースは不要だったので、スタッフの方に回収してもらいました。
保護ケースは外す必要がある
『AirPods Pro』の充電ケースは傷つきやすいので、何かしらの保護ケースを付けている方が大半だと思いますが、ストアで診断をする際に、充電ケース背面にあるボタン操作が必要になるらしく、保護ケースを外す必要があります。
僕は『Incase AirPods Pro Case with Woolenex』という保護ケースを付けていたのですが、想像以上にピッタリとくっついていて、外すのに手間取りました。(結局スタッフの人に外してもらいましたw)
持ち込む前に、予め保護ケースは外しておいた方がスムーズだと思います。
保証書やレシートなどは不要
僕が『AirPods Pro』を購入したのは、Appleストアじゃなくて「ツクモ」というPCパーツショップでした。
念の為という事で、購入時のレシートを持参しましたが、特にApple Store店頭でレシートや購入した証明を求められる事はありませんでした。
ただ、スタッフの方が充電ケース内にあるシリアルナンバーを入力していたので、正規品じゃないとサポートは受けられないと思います(当たり前ですが…)。
新しく交換したら初期化して再セットアップをする
新しく『AirPods Pro』を交換したら、使い始める前に古い設定を初期化(リセット)してから使いましょう。
AirPods Proの初期化方法は以下の手順で行えます。
- STEP01AirPods Proを充電ケースに入れ、蓋を閉じる
- STEP0230秒ほど待つ
- STEP03充電ケースの蓋を開ける
- STEP04デバイスの登録を解除する「設定」→「Bluetooth」→「AirPods Proのiボタン」→「このデバイスの登録を解除」とすると、iPhoneから「AirPods Pro」が削除(解除)されます。
- STEP05AirPods Proの蓋を開けたまま、背面のボタンを約15秒ほど長押しする
- STEP06AirPods Proを再接続する
AirPods Proの調子が悪い方は修理サービスプログラムを試してみる価値あり
「2020年10月以前に製造されたものである」など幾つか条件はありますが、対象となっている場合は結構すんなりと新品へ交換してくれますので、『AirPods Pro』の調子が悪いという方は、この修理サービスプログラムを試してみる価値は大いにあります。
保証期間が切れていても新品に交換してくれ、イヤーピースも全種類新しいものをくれるというAppleのサポートに改めて関心させられました。
無料で交換してもらえたのですね〜
私は同プログラムのチャットサポートでやり取りしたところ配送修理で最大3万掛かると言われてしまいました。直接のやり取りじゃないとお金が掛かってしまうのかもしれません
最大3万ってマジですか…!?
新しいAirPods Pro買えちゃいますね…
そのお話聞くと、Apple Storeで直接スタッフの方に確認してもらった方が良いのかもしれませんね…
2019年11月に購入されたものということは、修理サービスプログラムの適用期間が3年間なので適用期間外ですよね・・・?(修理に出されたのが2022年11月以前でしたら適用期間内だと思いますが)
それでも店頭に足を運べば無償交換していただけたのでしょうか?
ごめんなさい・・・記事の日付が新しくなっているので誤解を招いてしまいました。
僕が修理に出したのは2022年8月です。そのため修理プログラムの適用期間内だったと思います。
ただ、申込時や店頭で「いつ購入したか?」という質問は無かったはずなので、
もしかすると期限外でもワンチャンあるかも……?
とは言え、あまり適当な事は言えないので、店頭などで確認していただけたらと思います。