MacBookでできること10選|Web制作者が初心者向けに解説
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MacBookでできること10選|Web制作者が初心者向けに解説
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「MacBookで何ができる? 写真・動画編集もプログラミングも本当に快適?」

――そんな疑問を抱くあなたへ。この記事では 現役Web制作者&ガジェットブロガーの僕が、 MacBookでできることや逆に苦手な事を解説します。

M1 MacBook Air

僕自身14インチ MacBook Pro(M1)』『13インチ MacBook Air(M1)を購入し、現在もウェブ閲覧、ブログ執筆、写真編集、動作作成、SNS運用など様々な作業でフル活用しています。

Mac歴10年以上になる僕が、MacBookでできることや苦手な事、おすすめのMacBookはどれか?という事まで詳しく解説していきますので、MacBookが欲しいけど何が出来るのだろう…?と悩んでいる方は是非本記事を参考にしてください。

MacBookでできること10選

改めて「MacBook」では、一体どんな事が出来るのでしょうか?

「MacBook」は言うまでもなくパソコンなので、基本的にパソコンで出来る作業は一通りこなすことができます。

それならWindowsで良いんじゃないの?と思われるかもしれませんが、MacBookはiPhoneやiPadなどと同じAppleが作っているので、親和性が高く連携がしやすいという特徴があります。

その他趣味や仕事でも活躍できる場面が沢山ありますが、特にMacBookが得意としている代表的な作業が以下の10個。

MacBookでできること
  • iPhone / iPadとの連携
  • Webページを見る(ウェブブラウジング)
  • ブログ投稿やSNSでの発信
  • WordやExcelなどのオフィス作業
  • オンライン会議
  • 写真編集
  • 動画編集
  • 音楽制作(DTM)
  • 3DCG制作
  • プログラミング

ここからは、これらの「できること」について具体的に解説していきます。

iPhone / iPadとの連携

MacとiPhone / iPadの連携は非常にスムーズ

「MacBook」と「iPhone」や「iPad」は同じApple製品ということで、デバイス同士の連携がしやすく親和性も高いのが特徴です。

iPhoneで撮った写真や動画を、簡単にワイヤレスでMacBookに転送できる「AirDrop」や、MacBookでコピーしたテキストや写真などをiPhoneにペーストできる「ユニバーサルクリップボード」など、今までケーブルを繋いだり、USBメモリなど外部記憶装置に入れなければ持ち運べなかったデータが、ワイヤレスでサクッと送れるようになります。

最近ではWindowsやAndroidなんかでも同様の機能を持ったアプリなんかが登場してきていますが、MacBookの場合OSレベルで対応していることもあり使い勝手の良さは抜群です。

Webページを見る(ウェブブラウジング)

タブをかなり開いても、あまり重くならない

パソコン作業の中でも、最も多い作業の一つがWebページを見ることだと思います。

素早いブラウジングは、作業効率・仕事効率に直結すると思いますが、性能が低いパソコンでブラウザを使うと動作が重くなりがちです。

特にGoogle Chromeなどで多くのタブを開いた場合、メモリを大量に消費するせいかブラウザは元よりパソコン自体の動作がも重くなる事がありますが、「MacBook」の場合は、そもそも基本性能が高いのに加え、MacOS自体がメモリの扱い方が上手なので、多少タブを開いたくらいでは重くなりにくいという特徴があります。

ブログ投稿やSNSでの発信

ブログ投稿やSNSでの発信にも「MacBook」は活躍します。

ブログは基本的にブラウザから文章を書いて投稿すると思いますが、前述の通りブラウジング性能が高いので、サクサクと文章の入力が可能。

文章を書く際には調べ物をすることも多くありますが、ブラウザで多数のタブを開いても快適に動作します。

MacOS標準の写真アプリでもかなり細かな加工ができる

また、ブログ記事やSNSで発信する際に、写真の加工も必要になってくると思いますが、MacOS標準で搭載されている「写真」アプリだけでも必要十分な機能が揃っているために、買った直後からすぐにブログやSNSを始めることができます。

WordやExcelなどのオフィス作業

WordやExcelの様なオフィスソフトもWindowsと変わらない使い勝手

WordやExcelなどのオフィス作業も問題なくこなせます。

Office系のソフトは何となくWindowsの方が良いのではないかという印象もありますが、「Microsoft 365(旧Office 365)」は、Macにも対応しておりWindows版と変わらない見た目で作業が可能です。

実際に僕の場合、買い切り型の「Office Home & Business 2021」を使って、WordやExcelをMacで使っています。外部の方とWordやExcelのファイルのやり取りもしていますが、特に表示がおかしかったり、文字化けが発生するといった事は無く、普通に仕事が出来ています。

WordやExcelなどのソフトはちゃんとApple独自の「Mチップ」に正式対応しているので、動作も機敏でWindowsマシンと同等以上にサクサクと作業ができます。

オンライン会議

カメラ、マイク、スピーカーが内蔵されているので、MacBook Air一台でオンライン会議が可能

コロナ禍において一気に加速したなと思うのが、オンライン会議

ZoomやMicrosoft Teamsなどを使い、遠隔地から会議に参加することが一般化しました。

また、ビジネスの現場だけではなく、セミナーだったりオンライン診療だったりと様々な分野でオンライン化が進み、対面しなくても物事が進むようになってきましたね。

「MacBook」の場合、本体にカメラやマイク、スピーカーが内蔵されているので、他に何も買わなくても本体だけで会議に参加することが出来ます。

写真編集

PhotoShopやLightroomなど、プロが使うソフトもM1にネイティブ対応されている

趣味として綺麗な写真を撮る事の他にも、子供の成長記録やブログ・SNSの投稿用としても写真撮影や編集をする機会って増えています。

「MacBook」の場合、MacOSに予め入っている「写真」アプリでも、明度や彩度といった基本的な調整から、ホワイトバランス調整、トーンカーブによる調整まで、かなり細かく編集する事が出来ます。

もちろん、プロの方が使うようなAdobe「Photoshop」や「Lightroom」、またMac用の写真編集ソフトで人気の「Affinity Photo」なども「Mチップ」に正式対応しており、Windows機と同等以上に軽快に動作してくれます。

動画編集

Premire Proなど高負荷がかかるソフトも、かなり軽快に動作する

PC作業の中でも最も重い処理の一つが「動画編集」ですが、Macには「Premire Pro」や「Final Cut Pro」「DaVinci Resolve」といったプロも使用する高性能な動画編集ソフトが揃っており、どれもApple独自の「Mチップ」に正式対応しているために、意外なほど軽快に動作します。

一昔前までは、動画編集といえば高性能なデスクトップマシンが必要でしたが「MacBook」でもかなり実用的に使えます。

フルHD画質くらいであれば「MacBook Air」でもストレス無く編集が可能

4K解像度以上の素材を扱うことも出来ますが、流石にそこまで重い素材を使うと少し力不足を感じる場面もありますので、重い動画を編集する予定があるのであれば、購入時にメモリを多く積むか「MacBook Pro」などの上位モデルを検討すると良いでしょう。

音楽制作(DTM)

M1/M2に対応するDAWなども増え、かなり音楽制作環境は整ってきてる
CUBASE公式サイト

僕自身は音楽制作はしないのであまり詳しくは無いのですが、色んな方のブログなどを見ていると「MacBook」で十分に動作するらしいです。

「M1」チップ搭載MacBookが発売された当初は、DAWやプラグインなど対応していないものも多くあったようですが、現在は登場から時間が経過した事もあり、ソフト側での対応も進み、特に障害になる事はない様です。

3DCG制作

blender公式サイト
画像引用:Blender公式サイト

以前と比べると3DCG制作の敷居がグッと低くなりました。

特に無料で使える3DCG作成ソフト「Blender(ブレンダー)」の広まりによって、誰でも3DCGに気軽に挑戦できるようになり、Youtubeにも解説動画が沢山アップされています。

一般的に3DCG制作はパワフルなマシンが必要ですが、BlenderはApple独自の「Mチップ」に最適化されていることもあり、「MacBook」でも意外なほどにサクサク動きます。

なお、3DCG制作はメモリを多く使うので、本格的に3DCG制作をやってみたいという場合、「メモリ量を増やす」「MacBook Proなどの上位モデルを検討する」など、考えておいた方が良いでしょう。

プログラミング

プログラミング用途としてもMacBook Airは優秀
VSCode公式サイト

「MacBook」はプログラミング用途としても十分に活用できます。「M1」チップが出た当初はDockerが動かないなど問題があったようですが、現在は検索すればネット上にノウハウも豊富に出てくるので問題は無いと思います。

あくまで個人的な経験上ですが、僕が今まで関わったエンジニアの人や開発会社ってMac使っている人ばかりでした。

そのため、これからプログラマーを目指す人はMacの操作性なんかに慣れておくと、いずれ会社に入った時にすんなりと周囲と合わせて仕事が出来るのでは無いかな…なんて思います。

なお、以下の記事では趣味でプログラミングを始めて稼げるようになった体験談を掲載しているので、興味ある方はご覧ください。

プログラミングを趣味から初めて、副業で稼げるようになる方法インディバースフリーランス

MacBookで出来ないこと・苦手なこと

今まで見てきた通り、一通りの事は「MacBook」でもストレス無くこなしてくれますが、欠点が無いわけではありません。

ここからは「MacBook」で出来ない事や、苦手なことを見ていきます。

MacBookではゲームがほぼ出来ない

これはMacBookというよりも「MacOS」ならではの宿命なのですが、そもそもMacOSに対応したゲームは非常に少ないのが現状です。

「MacBook」に使われている「M4」などのチップは、グラフィック性能自体は高いものの、ゲーム用というよりは、写真編集や動画編集にその能力が使われます。

ゲームはそもそもMacに対応していないものがほとんど
Windowsにしか対応していない

一応「App Store」ではゲームも売っていますし、Mac版のSteamもありますが、Steam内で販売されているゲームは、ほとんどがWindowsしか対応していないので、PCゲームをやりたいという場合は、素直にWindows搭載のゲーミングマシンを買ったほうが良いです。

ただ、これももしかすると将来的には変わる可能性もあります。

2023年に開催されたAppleの開発者会議「WWDC 23」内で発表された「Game Porting Toolkit」を使うと、WindowsゲームをM1、M2などのAppleシリコン搭載Macへ簡単に移植できるようになるそうです。

この「Game Porting Toolkit」は、DirectX 12のゲームにも対応しているらしく、今後発売されるゲームは、対応プラットフォームにMacが入ってくるかもしれません。

今後が楽しみですね。

MacBookは搭載されている外部ポートが少ない

macbookair can and cannot 11

Windowsのノートパソコンと言えば、USBポートはもちろん、SDカードスロット、HDMIポート、LANポートなど様々な拡張ポートが付いている製品が多くあります。

一方、「MacBook」の場合、Appleが古いポートを切り捨てる傾向にあるため『MacBook Air』だと最新モデルでもUSB-Cが2ポート+充電用MagSageポートしかありません。

『MacBook Pro』だとHDMIポートやSDカードスロットもありますが、LANポートなどは無く、有線接続したい場合「USBハブ」は必須になってきます。

この様に「MacBook」本体自体のポート数は少なめで、拡張性を持たせたい場合ハブに頼る事になるのはやや使いづらい点と言えます。

MacBookのおすすめモデル

MacBookには「Air」と「Pro」があり、どちらが良いか分かりづらい部分がありますが、

結論から言うと、ほとんどの方は「MacBook Air」で問題ありません。

本記事で紹介した様な作業は「MacBook Air」でも十分すぎるくらい快適に行え「MacBook Air」は本体価格も比較的安価なのでオススメです。

では、どの様な用途の場合に「Pro」を選ぶべきなのか…といった詳しい解説は以下の記事で行っていますので、興味があればあわせてご覧ください。

MacBookとは?

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そもそも「MacBook(マックブック)」とは何か?と言いますと、アメリカのApple社が開発・販売しているノート型パソコンの事です。

MacBookには、軽くて持ち運びやすい「MacBook Air(マックブックエアー)」と、プロ向け上位モデルである「MacBook Pro(マックブックプロ)」の2種類があり、それぞれ画面サイズや性能によって価格が異なります。

なお、Apple社が発売しているMacには、ディスプレイ一体型の「iMac(アイマック)」や、家庭向け小型PCである「Mac mini(マックミニ)」、プロ向けの「Mac Studio」「Mac Pro」など様々な種類が販売されていますが、最も人気なMacは、ノート型パソコンの「MacBook」シリーズです。

用途別のおすすめMacBook

ここまで「MacBook」でできることや、できないことを見てきましたが、いざ「MacBook」を買おうと思ったら、どのモデルにすれば良いのか…画面の大きさは何が良いのか?と迷うことがあります。

そこで、用途別のおすすめMacBookを紹介していきます。

持ち運ぶ機会が多く、日常の作業が中心

Webサイト閲覧や、文章作成、オフィス作業など、日常の作業が中心で、持ち運ぶ機会も多いのであれば、『13インチ MacBook Air』がオススメです。

『13インチ MacBook Air』は、重量が1.24kgとMacBookの中で最も軽いモデルとなっており、持ち運びに便利。性能も申し分無いので、どの様な作業でも快適にこなしてくれます。

また、価格もMacBookの中では安く、手に取りやすいのも嬉しい所。学生から社会人まで幅広い方にオススメできる万能モデルとなっています。

自宅で使う機会が多く、画面を大きく使いたい

あまり持ち運ぶ機会が無く、自宅やオフィスなど固定された場所で使う機会が多いのであれば『15インチ MacBook Air』が良いでしょう。

性能自体は申し分なく、オフィス作業から動画編集まで数多くの作業を快適にこなせますが、画面が15インチと大きめなので、動画編集など大きく画面を使いたい作業に向いています。

4K動画など大きな素材を扱わないのであれば『15インチ MacBook Air』でも十分実用的に動画編集が行えるだけのパワーがあり、快適に作業を進める事が可能です。

動画編集や3DCG作成、生成AIの活用など重い作業をガッツリとやりたい

4K画質など高画質な素材を扱ったり、3DCG作成、生成AIの活用など、高い負荷がかかる作業をガッツリと行いたい場合『MacBook Pro』がオススメです。

『MacBook Pro』には、14インチと16インチの2種類が画面サイズがありますが、外部ディスプレイに出力する事を前提として考えるなら14インチ、MacBook 1台だけで完結させたいなら16インチがオススメです。

『MacBook Pro』は価格が高いものの、それに見合った性能を持ったプロ向けのハイエンドモデル。あらゆる作業を快適に行えるだけのスペックを持っています。

以下の記事ではより詳しく「MacBook Air/Pro」の違いについて解説していますので、合わせてご確認ください。

なお、これから就活を始める学生さんは本当にパソコンが必要かどうか分からず困っている方も多いのでは無いでしょうか?以下のサイトでは、就活にパソコンは必要?といった事や、どんなパソコンがあれば良い?といった疑問に答えてくれていますので、就活用のパソコンを検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

就活にパソコンは必要?就活におけるパソコンの必要性と選び方を解説!|ココシロインターン

MacBookに入れたいおすすめアプリ

「MacBook」を買ったら、そのまま使うだけでは勿体ないです。Macには様々なアプリがあり、それらを使うことで作業効率が大幅に向上します。

以下の記事では、Macで使える無料・有料のオススメアプリを紹介しています。気になる方はチェックしてみてください。

MacBookでできることのまとめ

ここまで「MacBook」で、できることや苦手な事を見てきました。

繰り返しになりますが「MacBook」はパソコンなので、パソコンで出来る作業のほとんどは快適にこなすことが出来ます。Apple独自の高性能な「Mチップ」を搭載しているので、「MacBook Air」の様な安いモデルでもほとんどの作業はサクサクこなせ、ストレスを感じる事は少ないでしょう。

MacBookを手に入れて、理想の作業環境を構築してみてください。

MacBookに関するよくある質問

MacBookでゲームはできる?
MacBookに搭載されているApple独自の「Mチップ」は、それなりにグラフィック性能が高いので軽めのゲームだったら出来ます。「マインクラフト」くらいであれば問題なく動くでしょう。ただ、そもそもMacOSに対応したゲーム自体が少ないので、ゲーミングPCが欲しいならWindowsを選んでおくほうが良いでしょう。
MacBookでWordやExcelなどは使えますか?
Mac用のWordやExcelも販売されており、Windowsとほぼ変わらない操作性で使うことが出来ます。ファイルの互換性もあるので、Windowsを使っている方とも問題なく仕事のやり取りは可能です。
Macで使える無料のオフィスソフトはありますか?
Macには「Pages、Numbers、Keynote」といったオフィスソフトが用意されており、無料で使うことが出来ます。Officeとの互換性もある程度はありますが、完全互換では無いことに注意が必要です。
学割はいくら安い?
学生や教職員であれば、学割制度が利用可能です。MacBook Airの場合15,000円ほど安くなるので、対象の方はぜひ検討してみてください。
Apple認定整備済製品は安全?
Apple StoreにはApple認定整備済製品という、何らかの理由で返品された製品をAppleが整備して再販売しているものがあります。これらは最大15%ほどの割引価格で販売されているので、欲しいモデルがある場合は狙い目です。品質もApple自身が整備しており、1年間の保証も付いてくるので、新品とほぼ変わらない品質なので安心感も高いのが特徴です。
AirとProはどちらが良い?
MacBookには「Air」と「Pro」の2ラインが存在しますが、基本的にほとんどの方は「MacBook Air」で問題ありません。どの様な作業を行っても快適にこなしてくれるでしょう。ただ、めちゃくちゃ重い動画素材を扱う予定があるとか、生成AIをゴリゴリ使いたいとかの場合、「MacBook Pro」を検討しても良いかもしれません。詳しくはおすすめのMacBookはどれ?Air/Proの違いやどっちが良いのかも解説で解説しているので、あわせてご覧ください。

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Webデザイナー兼ブロガー
白い”モノ”を中心に、ガジェットや家電、デスク周りのアイテムなどをレビューしています。

バリューコマース メディアアワード 2021下期 新人賞1位 / 2022下期 ファッション・アクセサリー賞 受賞 | Amebaチョイス記事監修も行っています | Apple好き・ムジラー | 2児のパパ

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