TP-Link Tapo H110 レビュー/スマートホーム化最初の1台に最適なスマートリモコン&ハブ。価格が安く導入しやすいのが特徴
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TP-Link Tapo H110 レビュー/スマートホーム化最初の1台に最適なスマートリモコン&ハブ。価格が安く導入しやすいのが特徴

自宅の機器を「スマホ」や「声」などで操作できる「スマートホーム」を検討している方も多いと思いますが、実際にどうすれば良いのか?何を買えば良いのか?という悩みもあり、導入には少しハードルが高い部分もあります。

そこで、まず手軽にスマートホーム化を体験するためにオススメしたいのが「スマートリモコン」です。スマートリモコンを導入すれば、家中のリモコンを1台に集約でき、スマホから手軽に操作することが出来るようになります。

TP-Link Tapo H110

本記事で紹介する『TP-Link Tapo H110』も、そんなスマートリモコンの一つ。小型な見た目ですが、複数のリモコンをこれ1台にまとめて操作することが出来るようになります。

実際に使ってみましたので、使い勝手や登録方法などを詳しく紹介していきます。

本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
なお、記事内容についてメーカー様からの指示は無く、率直な意見・感想を記載しています。

TP-Link Tapo H110とは?

TP-Link Tapo H110』は、赤外線対応の家電を1台でまとめて管理できる「スマートリモコン」と「ハブ」の機能を兼ね備えたデバイス。

これを使うことで、テレビやエアコン、照明などの赤外線家電リモコンを登録することで、スマホや声から操作できるようになります。

この手のスマートリモコンは他メーカーからも発売されている競争の激しいジャンルですが、その中でも本製品は価格が安く導入しやすい点や、簡単な操作性、チャイム機能などがあり、スマートリモコン導入の最初の1台として有力な選択肢と言える製品に仕上がっています。

スペック

TP-Link Tapo H110
周波数IEEE 802.11 b/g/n, 2.4Ghz
Wi-Fi・922MHz
Bluetooth(設定用)
電源5V-2A
動作温度-10〜40℃
Matter対応
チャイム機能最大93dB
本体サイズ79 × 79 × 32mm
価格3,980円
商品リンクAmazon

パッケージ内容・付属品

鮮やかな青が映えるパッケージデザイン。サイズは小型ながら簡潔に特徴がまとめられています。

パッケージ内容
TP-Link Tapo H110のパッケージ内容
  • TP-Link Tapo H110本体 ×1
  • USB-A to Cケーブル ×1
  • 両面テープ ×1
  • かんたん設定ガイドなど ×1式

付属品は上記の通り。

取扱説明書

こういったスマートデバイスの場合、付属の説明書は簡素なものが多いのですが、本製品の説明書は全て日本語で書かれており、イラストも交えて分かりやすく説明されています。

この辺りは流石TP-Linkさんだなと思わせてくれる丁寧さです。

付属のUSBケーブル

付属のUSB-A to Cケーブル。長さも1.5mほどあり必要十分といった所。

ただ注意点があり、本製品にはUSB電源アダプタが付属しないので自分で用意する必要があります。

また、必要となるUSB電源アダプタは「5V/2A」以上のものが必要です。昔のiPhoneなど、スマホに付属してくる様なUSB電源アダプタは「5V/1A」タイプのものが多かったりするので、この点は注意が必要。

持っていない場合、Anker Nanoなど20W出力できるようなUSB電源アダプタを用意しておくと良いでしょう。

付属の両面テープ

本製品を壁などに取り付ける場合に使う両面テープ。付属するのは1つのみなので、一度貼るとやり直しが出来ないのは少し残念。2つくらい付属して欲しい所です。

本体デザイン

TP-Link Tapo H110』の本体デザインを見ていきます。

TP-Link Tapo H110本体デザイン

円形の形状をしており、本体上部が光沢感のあるデザインとなっています。

スマートリモコンは白いデザインの製品が多いので、逆に光沢感のある黒色はちょっと珍しいかもしれません。

黒好きな方は嬉しいかもしれませんが、個人的には白も欲しかったなぁという所。指紋もちょっと目立っちゃいますし…

本体裏面

本体底面。

滑り止めが付いているので、このまま置いても良いですし、フックを引っ掛けて使うことも可能。また付属の両面テープを使えばどこにでも貼れるので、設置自由度は高いと思います。

本体下部

本体下部にはUSB-Cポートがあります。

本体上部

本体上部はスリットが設けられており、ここからチャイムを鳴らして知らせることが可能。

基本的にそこまで使う機会は多く無さそうですが、他のセンサーと組み合わせて見守りや防犯などに使えそう。

TP-Link Tapo H110の使用レビュー

実際に『TP-Link Tapo H110』を使い、使い勝手を検証します。

まず本製品を使うためには専用スマホアプリ「TP-Link Tapo」をインストールする必要があります。アプリは以下からダウンロード可能です。

TP-Link Tapo

TP-Link Tapo

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使い方は簡単で、基本的にアプリに従ってデバイスを追加していけば使い始められるようになります。専用アプリ「TP-Link Tapo」は、かなりUIが洗練されており分かりやすいのが特徴です。

TP-Link Tapo H110にリモコンを登録

今回、我が家にあるチューナーレステレビ『TCL 32S54J』と、ダイキンのエアコンを登録してみました。

リモコンの登録もアプリに従えば特に問題なく登録可能。メーカーから検索もでき、SONYなど大手メーカーはもちろんの事、TCLも当然のようにありました。『TP-Link Tapo H110』は18種類、8,000ブランド以上の家電に対応しているらしいので、かなりの家電は網羅しているのではないかと思います。

実際にテレビのリモコンを登録して見た様子。全てのボタンが使える訳ではありませんが、基本的な操作ボタンはあり、アプリから問題なく操作できます。

全てのボタンが使えないのは、恐らくどのスマートリモコンも同様ですね。以前『SwitchBot ハブ2』を使ってスマートリモコン化した事がありますが、その時も全てのボタンが使えた訳ではありませんでした。

ただ、ここに無くても「ボタンの追加」から任意の機能を割り当てたボタンを独自で作れるので、カスタマイズ次第では本物のリモコンと同様以上に使いやすくすることも可能です。

続いて、エアコンのリモコンを登録してみました。

こちらも一般的な動作であれば問題なく使えそう。ただ、やはり本物のリモコンと比較すると機能は少ないですね。メーカー独自の機能が沢山付いているようなリモコンの場合、ちょっと物足りないかもしれません。

また、我が家のエアコンは0.5度単位で温度を調整できるのですが、このアプリを使う場合、1度単位でしか設定できません。

実用上そこまで困ることは無いのですが、テレビにしろエアコンにしろ独自の機能にはあまり対応しておらず、あくまで汎用的なリモコンといった使い方になる点は注意が必要です。

赤外線では無いリモコンは登録できない

テレビやエアコンなど、赤外線を使っているリモコンは多いですが、中には赤外線ではなく「無線方式(RF)」を使っているリモコンも存在します。

この場合、赤外線が出ていないので、当然『TP-Link Tapo H110』に登録することが出来ません。

例えば、僕が今使っているフロアライトのリモコンは赤外線発信部が無く、無線方式を使っているリモコンだと思われます。

実際にアプリにリモコンが登録できるか試してみましたが、やはり信号がキャッチできず登録は出来ませんでした。

リモコンの中にはこの様なものも存在しますので、本製品(に限らずスマートリモコン)を購入する前に、手持ちのリモコンはどんな方式なのかを確認しておくと良いでしょう。

オートメーション機能を使うと自動化できる

『TP-Link Tapo H110』を、単なるリモコンの代わりとして使うだけでは真の実力は発揮できません。

本製品は「スマートリモコン」であり「ハブ」でもあるので、アイディア次第で様々なものを自動化する事ができます。

例として、「オートメーション機能」を紹介。これは「特定の条件を満たしたときに自動的にアクションを起こせる」というものです。

例えば「毎日午前7時に自動的にエアコンをオンにする」みたいな設定が可能となります。

もう少し実用的にするなら、「TP-Link Tapo」には「ジオフェンシング」という位置情報を利用してアクションを起こせる機能があるので、「自宅から離れたらエアコンをオフ、自宅に近づいたらエアコンをオン」みたいな事も出来ますね。

他にもTapoシリーズには数々のセンサーが販売されており、それらを組み合わせると様々なものが自動に動く本格的なスマートホームを構築することが可能です。

他には無いチャイム機能がある

『TP-Link Tapo H110』は、他のスマートリモコンには無い「チャイム機能」があります。

こちらはその名の通り、リモコン本体から音を鳴らせるというもの。

リモコン単体でチャイム機能を使う事は無いと思いますが、Tapoシリーズの中には人の動きを検知する「スマートモーションセンサー」なども用意されているため、それらと組み合わせると見守りや防犯用として使えそうです。

TP-Link Tapo H110のレビューまとめ

TP-Link Tapo H110

総合評価

(4)
TP-Link Tapo H110 のメリット
  • 対応製品が多く、多くのリモコンを登録してスマート化できる
  • アプリの完成度が高く、見やすく分かりやすく設定できる
  • 他の製品には無いチャイム機能がある
  • 価格が安い
TP-Link Tapo H110 のデメリット
  • 本体にセンサー類は内蔵されていない

『TP-Link Tapo H110』は、家中のリモコンをスマホから操作できるようになる「スマートリモコン」です。

様々なメーカーの製品に対応しており、多くのリモコンをスマート化して手元から操作できるようになります。

更に「オートメーション機能」などを駆使し、豊富に用意されている「Tapoシリーズ」のセンサー類を組み合わせる事で、本格的なスマートホームを実現することが出来ます。

『TP-Link Tapo H110』本体自体には、照度・温度・湿度の様なセンサー類は内蔵されておらず、あくまで赤外線機能を持ったリモコンを登録するのが主な機能となりますが、その分価格が安く、競合他社のハブと比較しても半額以下の3,980円という価格で購入できるのは、かなりコスパが良いと言えるでしょう。

そのため「初めてスマートホーム機器を導入する」「スマートリモコンを試してみたい」という方にピッタリの製品となっております。

気になった方は、ぜひチェックしてみてください。

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Webデザイナー兼ブロガー
白い”モノ”を中心に、ガジェットや家電、デスク周りのアイテムなどをレビューしています。

バリューコマース メディアアワード 2021下期 新人賞1位 / 2022下期 ファッション・アクセサリー賞 受賞 | Amebaチョイス記事監修も行っています | Apple好き・ムジラー | 2児のパパ

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