そんなアプリを活用している幼児教材として近年注目を集めているのが『ワンダーボックス』や『シンクシンク』。
これらの教材は、空間認識や論理思考といった「思考力」を伸ばすことに着目したアプリで、今までとは異なるアプローチの教材として小さい子供を持つ親の間で話題となっています。
実はこの2つの教材(アプリ)どちらとも同じ会社が作ったものです。そのため一見どちらとも似たような印象を受けます。
そこで本記事では、
- ワンダーボックスとシンクシンクの違い
- それぞれの学習できる範囲
- 料金体系
- ワンダーボックスとシンクシンクどちらが良いか?
など、両者の特徴を比較しながら、それぞれの学習内容の違いや、料金体系、どちらが良いのかなどを総合的に比較していきます。
『ワンダーボックス』『シンクシンク』に興味がある方は、ぜひ最後までご覧ください。
タップできる目次
ワンダーボックスとシンクシンクの比較
『ワンダーボックス』も『シンクシンク』も、同じワンダーラボ(旧花まるラボ)が手掛けている学習教材です。具体的な学習内容や料金体系の違いは以下の通り。
ワンダーボックス | シンクシンク | |
---|---|---|
対象年齢 | 4〜10歳 | 4〜10歳 |
学習領域 | STEAM領域 (科学・技術・工学・芸術・数学) | 数学的領域 |
料金体系 | 月3,700円〜 | 月300円/980円 |
教材の内容 | アプリ、キット、ワークブック | アプリ |
利用制限 | 利用制限なし (アプリ内で保護者が制限可能) | 1日3回、もしくは週21回 |
両者を比較してみると、まず学習領域が異なるという大きな違いがあります。
『ワンダーボックス』は、「STEAM教育」という文部科学省でも推奨されている新しい教育を、アプリとキットを使って包括的に学ぶことが出来ます。
STEAMとは、
- Science(科学)
- Technology(技術)
- Engineering(工学)
- Art(芸術)
- Mathematics(数学)
の頭文字を繋げた造語で、これらの領域を重視する教育方針。プログラミングやアートなどの教材、「答えのない問題」や「自ら工夫して作り出す教材」も数多く含まれます。
対して『シンクシンク』では、主にSTEAMの「M(数学)」の部分に学習領域が限定されています。
アプリの利用制限にも違いがあり『ワンダーボックス』は、利用制限なしで使える(保護者側で時間制限の設定可能)のに対し、『シンクシンク』では、有料プランでも1日3回(もしくは週21回)までという制限がかかっています。
以上の事から『ワンダーボックス』は「メインで使う通信教育教材」といった立ち位置なのに対し、シンクシンクは「すきま時間向けのアプリ教材」と言えます。
ここからは、それぞれについてもっと詳細に見ていきます。
ワンダーボックスの教材内容
デジタル(アプリ)教材と、実際に手を動かして「書く」「組み合わせる」などのアナログ(キット)教材を組み合わせて学ぶ4〜10歳向けの教育教材です。
ワンダーボックスのアプリ
『ワンダーボックス』に用意されているアプリは、常に10種類以上。その中から「STEAM教育」が学べるアプリを幾つか紹介します。
「コードアドベンチャー」は、STEAM教育における「Technology(技術)」領域を養う遊び。
決められたマスの中に「命令ブロック」を置いて、キャラクターを動かすというもの。最初は「→」だけの簡単な問題から始まり、「繰り返し」や「変数」など、まさにプログラミングに必要な思考を学ぶことが出来ます。
「テクロンとひみつのけんきゅうじょ」は、STEAM教育における「Science(科学)」を養う遊び。
毎回異なるテーマを元に、遊びながら科学の知識を学ぶことが出来ます。今回は「ねつ」がテーマとなっており、「氷に熱を当てたらどうなるか」や「熱伝導の仕組み」などが学べる内容になっています。
『ワンダーボックス』のアプリ内にある「シンクシンクプラス」。
実は、ワンダーボックス内には「シンクシンク」のアプリが含まれています。しかも回数制限が無く、オリジナル問題も沢山用意されているので、実質「シンクシンク」の上位互換と言えます。
ワンダーボックスのキット
「シンクシンク」との大きな違いがこの「キット」。実際に手にとって遊べるアナログ教材が送られてきます。キットの数は厳選されており、一見数は多くありませんが、アプリと連動させる事によってより「ワクワク感」が高まるように工夫されています。
送られてきた教材の中から「ギアギアワールド」を紹介。こちらは木で出来たギアを土台にはめ込んでいくことで、ギアがどの様に動くかを目で見て手で触って学べるという教材です。
実際に手に取りながら、STEAM教育における「Engineering(工学)」領域を学べる教材となっています。
この様に、デジタルとアナログを両方使い、子供の「思考力」や「想像力」を養い、現代社会において必要不可欠な「問題解決力」の基礎を育むことが出来るのが『ワンダーボックス』です。
シンクシンクのアプリ内容
『シンクシンク』は、150カ国累計120万人から高い評価を得ている知育アプリ。
iOS、Androidの両プラットフォーム「子ども向けカテゴリー」ではダウンロード1位を獲得するなど、子供向け知育アプリとしては類を見ない実績を残しています。
『シンクシンク』で遊べる問題は最大123種類。
こちらはフリーコースでも遊べる「シンクトピア」。毎日ランダムで8種類の問題が出現。遊びながらSTEAM教育における「Mathematics(数学)」にあたる、数理的思考力を学ぶことができます。
楽しみたいなら有料プラン
『シンクシンク』は無料でダウンロードできるアプリですが、フリープランで遊べる内容はかなり限られており、遊べる回数も1日1回と少ないです。
そのため、最大限楽しみたいのであれば「スタンダード」以上の有料プランに加入は必須。より豊富なコンテンツで遊びたいのであれば、月980円の「プレミアム」コースを選択する事になります。
ただ「プレミアム」コースでも、プレイ回数は1日3回、または週21回という制限は変わりません。
そのため、その回数を超えて更に楽しみたい場合、『ワンダーボックス』に加入し、回数制限の無い「シンクシンクプラス」で遊ぶという選択肢しかありません。
ワンダーボックス、シンクシンクそれぞれオススメの人まとめ
『ワンダーボックス』と『シンクシンク』それぞれの特徴を見てきましたが、結論としてどのような方にオススメなのかを、まとめます。
『シンクシンク』は、1日10分程度のスキマ時間に数理的思考力を養うのに適しているアプリです。そのため、メインで学ぶというよりは、他にメインの教材を受講しており、補助的に併用して使うというのが一番向いている使い方と言えそうです。
移動時間や、何かの待ち時間の間にサクッと遊べる手軽さが特徴と言えます。
『ワンダーボックス』は、数理的思考力の他にも、科学や工学、プログラミングのような技術など、STEAM教育を包括的に学べる教材です。学校教育以外の総合的な知識や思考力を学ばせたいという方は『ワンダーボックス』の方がオススメ。
『シンクシンク』の内容が全て含まれており、回数制限も無いので、元々シンクシンクを遊んでいた方の次のステップとして『ワンダーボックス』に切り替えるのも良いと思います。
ご家庭によってどちらが良いのかは違うので、それぞれの特徴を見た上で検討されるのが良いとは思うのですが、個人的にはやはり『ワンダーボックス』の方をオススメしたい所です。「STEAM教育」を学べる教材ってあまり無いので、小さいときから「思考力」や「想像力」を学ぶ機会を与えてあげるのは大切なのではないかと思っています。
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