パソコンで作業をする時に、あると何かと便利なのが「モニターライト」。
ディスプレイの上にセットするだけで、手軽に手元を明るくすることが出来る上、机の上に設置するスペースを用意する必要が無いので、デスクを広く使うことが出来ます。
また、ディスプレイ自体の明るさと、周辺の明るさの差を少なくできるので、目に優しいというメリットも。
モニターライトで最も定番なのは『BenQ ScreenBar』シリーズだと思いますが、価格がややお高めなのがネック。そこで、本記事で紹介するのが『SHUWEI LEDモニターライト』です。
このモニターライトは、「3段階の色温度調整」「背面にRGBライト搭載」「約680ルクスの高輝度LED搭載」といった機能を持ちながら、価格が5,000円以下とかなり安価なのが特徴。
実際に本製品を使ってみましたので、使用感やメリット・デメリットなどを詳しくレビューしていきます。
モニターライトをそろそろ導入しようかな…と思っている方は、是非本記事を参考にしてください。
本記事はメーカー様より製品をご提供頂き、作成しております。
なお、記事内容について指示等は無く、率直な意見・感想を記載しています。
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SHUWEI LEDモニターライトとは?特徴を簡単に説明
『SHUWEI LEDモニターライト』は、ディスプレイ上に取り付けて、ディスプレイ周囲や手元を照らしてくれる照明です。
夜間にPC作業をしたい時がありますが、部屋全体の電気を付けるのはちょっと…という状況ってあると思います。
そんな時に役立つのが、こういった「モニターライト」という製品。ディスプレイ周辺と手元を適度な明るさで照らしてくれるので、作業しやすく目にも優しいという事で、導入する人が増えています。
SHUWEIについて
本製品を製造しているメーカー「SHUWEI」って、日本ではまだまだ知名度の低いメーカーだと思うのですが、以前『ファン付きノートパソコンスタンド』をレビューした際に、担当の方にどんな会社なのかをお聞きしました。
2022年に中国の深センで設立された新しいメーカーさんで、親会社は10年以上の製造経験を持つ工場。
主に「卓上スタンディングデスク」「ノートパソコンスタンド」「デスクライト」「モニターライト」など、デスク周りの環境を整えるアイテムを中心に、高品質な商品の提供を目指しているとの事でした。
設計・開発から実際の製造、販売まで全て自社で一括して行っているため、ユーザーの意見が製品に反映されやすく、実際に販売されている製品類の評価も悪くありません。
日本ではまだあまり知名度はありませんが、今後デスク周りのアイテムを選ぶ際に注目すべきメーカーの一つと言えそうです。
スペック
SHUWEI LEDモニターライト | |
---|---|
色温度 | 電球色:2800〜3200K 温白色:4000〜4500K 昼白色:6000〜6500K |
演色性 | Ra95 |
照度 | 最大680ルクス |
モニター厚さ対応範囲 | 1〜3cm |
固定用ブリップ回転角度 | 120° |
定格電圧 | 5V |
定格消費電力 | 6W |
サイズ | 長さ405×幅23.5×高さ21mm |
重量 | 515g |
価格 | 4,280円 |
SHUWEI LEDモニターライトの開封と本体外観
『SHUWEI LEDモニターライト』を開封して、パッケージ内容や本体外観を見ていきます。
パッケージは、綺麗な色合いで結構オシャレなデザイン。
背面は取り付け方などが載っています。
パッケージ内容
パッケージ内容は上記の通り。
付属する取扱説明書は、しっかりと日本語で記載されています。
説明も必要十分といった感じで、特に使用にあたって難しい点は無さそうです。
本体外観・サイズ感
本体はこのようなデザイン。
長さは40cmほどとなっており、LEDが均等に並んで設置されています。
LEDを良くみてみると、色の異なるLEDが交互に配置されているのが分かります。
この光の組み合わせにより「昼白色/昼光色/電球色」の3段階で色温度の調整ができます。
一方ライトの背面は白っぽいカバーがされています。
近づいてみても良く分かりませんが、中にはRGBLEDが内蔵されており、7色の色を出すことが可能。
ゲーミング部屋の様な、青とか紫とかの色で統一している空間で使うと、より雰囲気が出そう。
続いて見ていくのは、モニターに設置するための「固定用グリップ」。
本製品は厚さ1〜3cmまでのモニターに対応しており、サッカーボールの様な形状のグリップ角度を調整することで、様々なモニターに設置することが可能です。
モニターに触れる部分には、粘着シートが予め貼られているので、設置した時にズレにくいようになっています。
本製品の電源はUSBから取ります。USBアダプタが同梱する訳ではないので、別途用意が必要な点は注意。
SHUWEI LEDモニターライトの使用レビュー
実際に普段使っているモニターに『SHUWEI LEDモニターライト』を取り付け、使い勝手などを詳しく見ていきます。
今使っているモニターは『EIZO EV2450』という、23.8インチのもの。
モニターの厚みは約1.4cmほどですが、ちゃんと取り付ける事が出来ました。
取り付け方も非常に簡単。モニターに引っ掛けるだけで取り付けが完了します。
『EIZO EV2450』は、背面が段になっていますが、ちょうどその部分に固定用グリップが収まり、しっかりと固定してくれています。
また、粘着シートによりピタッとくっつくので、設置した後は多少モニターを揺らしたくらいで落ちる気配はありません。
電源は、USBからとります。
『EIZO EV2450』は、モニター横にUSBポートがあるのでそちらに繋ぎましたが、モニターにUSBポートが無い機種の場合、ケーブルを伸ばしてUSB電源アダプタ等に繋ぐ必要があります。
また、本製品の定格消費電力は「6W」と、微妙に大きいんですよね。
昔のUSB電源アダプタだと最大5Wくらいまでしか出力できなかったりするので、USB繋げても点かない場合、USB電源アダプタを見直してみると良さそうです。
我が家にはもう一つ『DELL S2421HN』という23.8インチモニターがあるので、そちらでも付けられるのか試してみました。
このモニター、背面が丸く膨らんでいるようなデザインになっているので、果たして付けられるのかと思いましたが…
しっかりと取り付ける事が出来ました。
固定用グリップに付いている粘着シートのおかげで、こういった曲面にも問題なく取り付けられ、安定性も悪くありません。
実際に点けてみる
実際に『SHUWEI LEDモニターライト』を点けてみます。
電源スイッチ、及び各種操作は本体左右にあるタッチセンサー式のボタンをタッチすることで操作が出来ます。
具体的な操作方法は以下の通り。
各種操作 | (左)正面ライトボタン | (右)背面RGBライトボタン |
---|---|---|
1回タッチ | (点灯前)電源ON (点灯中)色温度変更 | (点灯前)電源ON (点灯中)色変更 |
2回タッチ | 明るさ変更 | |
3秒長押し | 電源OFF | 電源OFF電源 |
なお、地味に嬉しいのは、電源をONにすると前回と同じ設定で点灯するという事。何回も設定変更する必要が無いので、使い勝手が良いです。
正面LEDライトの角度は柔軟に変更が可能
正面のLEDライトは、かなり柔軟に角度の調整が可能です。
『BenQ ScreenBar』でも20°くらいまでしかライトの角度は調整出来ないはずなので、この点はかなり優秀。
夜間にデスク周りを照らしてみた様子
本製品は約680ルクスの高輝度LEDを搭載しており、かなり光量があるのが特徴。
という事で、夜間に『SHUWEI LEDモニターライト』1灯だけでデスク周りを照らしてみました。
電球色
昼光色
昼白色
それぞれの色温度で、最も暗くした時、最も明るくした時の様子です。一番暗い状態でも手元を照らすには十分ですが、一番明るくすると部屋全体が明るくなるほど。
これ1灯だけでも十分に明るさを確保できそうだと感じました。
なお、本製品に自動調光機能は無いので、明るさは自分で調整する必要があります。この点は流石に価格相応といった所でしょうか。
背面RGBライトを点けた様子
本製品には背面にRGBライトを搭載しており、7色に光らせる事が可能。
RGBライト付けるだけで、雰囲気がガラッと変わります。
ゲーミング的な雰囲気が出て、PCや周辺機器を光らせている方は相性が良いかもしれません。
7色に光らせてみた
あまり使う機会は無いと思いますが、背面RGBの光り方は2色や7色などのパターンで光らせることも可能。
7色パターンで光らせた時の様子を動画に収めました。
キラッキラですね。
実用性が高そうなのは白
一見奇抜な背面RGBライトですが、実用性が高そうなのは「白」でしょうか。
背面RGBライト自体はそこまで光量が無いので、これだけで明るさを確保するのは難しいですが、補助的に使うには十分かなと言った感じに思います。
背面RGBライトの角度調整が出来ない
背面のRGBライトは自由な角度の調整が出来ません。
これは、正面のLEDライトの反対に背面RGBライトが付いているので、正面LEDライトの角度を変えると、自ずと背面RGBライトの角度が変わってしまうためです。
そのため、正面ライトをもう少し下向きにするか…と調整すると、逆に背面ライトの向きが上向きになるため、イマイチ狙った場所に背面ライトを向けることが出来ません。
一体型になっている弊害といった所でしょうか。それぞれが独立していれば、更に使い勝手が良くなると思いました。
タッチセンターの反応は少し鈍い
使っていて気になったのは、タッチセンサーの反応が少し鈍いように感じました。
電源マーク中心じゃないと上手く反応してくれないので、何回もタッチする羽目になります。
明るさ調整するときには2回タップ、電源を切る時は2秒間長押しと、意外にタップ操作する機会は多いので、反応の鈍さは少しストレスを感じます。
SHUWEI LEDモニターライトのレビューまとめ
『SHUWEI LEDモニターライト』は、3段階の色温度・明るさ調整、柔軟な角度調整、背面RGBライト搭載など、モニターライトとして必要十分な機能を備えながら、5,000円以下で購入できるというコスパの良さが魅力的な製品です。
自動調光機能が無い点や、リモコンが付いていない点など、価格相応という部分もありますが、角度調整の幅が広く、照らす方向の自由度がかなり高い点など、価格帯が上位のものと比較しても勝っている部分もあり、製品としてはかなり優秀だと感じました。
僕自身は色を付けることはあまりしませんが、背面にあるRGBライトを使うと、手軽に部屋の雰囲気をゲーミングっぽくすることも可能。
モニター周りの照明が欲しい方や、モニターライトというものを試してみたい方、デスク周りを彩りたい方には『SHUWEI LEDモニターライト』は、かなり良いのでは無いかと思いました。
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